「無限大な夢のあとの…」デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆 シンジマンさんの映画レビュー(感想・評価)
無限大な夢のあとの…
デジモンアドベンチャーの新作映画。
triは未見。
映画でお馴染み、冒頭のボレロから始まり、
映画一作目に登場したパロットモン、
そしてお馴染みの選ばれし子ども達と
デジモン達の登場。
勿論進化の演出とBGMは変わらずに。
オープニング曲はアレンジが加わってたけど名曲『Butter-Fly』
開始から早々に昔からのファンを懐かしませてくれる。
戦いが終わると成長した太一達が将来についての不安などが描かれる。
居酒屋での会話を見ると
いつまでも子どものままではないという事が分かる。
世界中で選ばれし子ども達が意識不明になる現象が発生。
突如新キャラのメノア・ベルッチ登場。
デジタルワールドの転送はウォーゲームを思い出させる。
今回のボスキャラ、エオスモン登場。
そしてヤマトのセリフ「出し惜しみはしてられない!」
からのオメガモン!
あと一歩のところでオメガモンに異常事態発生。
メノアに選ばれし子ども達とデジモンの関係性を知らされる。
大人になったらパートナーのデジモンが消える。
選ばし子ども達は『子ども』ではなくなるから…
デジヴァイスにタイムリミットが表示され戸惑う太一達。
進化をすればさらに時間切れが早まる。
結局黒幕はメノアであり自らエオスモンを作っていた。
自分も選ばれし子どもでありパートナーが消えてしまった同じ思いをさせないように
選ばし子ども達を永遠に子どもの記憶のまま閉じ込めていた。
が葛藤の末、太一達が出した答えは最後の戦いに挑みみんなを助け出す事だった。
パートナーとの別れが早まったとしても…
成長をテーマにしたストーリーはやはり感動してしまう。
自分が子どものころに見ていただけに感情移入は容易かった。
正直サスペンス要素というか、黒幕はすぐにわかってしまうけど
ストーリーに支障は無い。
むしろ早く本性出さないかな?と。
最後の戦いでも覚悟を決めきれなかった太一達に
デジモン達が言う「それでも助けなきゃ!」
無邪気でありストレートな感情で太一とヤマトを動かすのが良かった。
映画一作目からのファンにはお馴染みの笛のシーン。
一瞬その時のシーンも写るし鳥肌ものだった。
そして最後の進化。
止めの一撃はデジモンの攻撃ではなく太一達のデジヴァイスというのが良かった。
興奮と感動が入り交じって気持ちの整理がつかない。笑
やはり子どもが見るより無印からのファンである大人達が見て楽しめる作品だと思う。
成長した姿を見ていくのが嬉しい、
などアグモンのセリフ一つ一つが心に響く。
「太一、おっきくなったね」
…泣いた。
一年の放映だけでこれだけ長く愛されてるアニメ。
本当にすごい。
4月から始まる新作(リメイク?)のアニメも長く愛されるアニメになってほしい。