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アイデア一発勝負!低予算映画のお手本。
全編PC画面なんで2時間弱とは言え退屈するかと思ったら、もう緊迫のストーリー展開でグイグイ来ます!アイデアだけでなく、それをうまく見せるテクニックやセンスも抜群で、こういう感覚は日本映画にはあんまりないんだよね。ヒッチコックが生きてたら、こんな映画作りそうだな〜って思いました。
新しいけど少し窮屈
ほんとにスマホやPCの画面だけで構成された映画だった。釣り文句かと思ってたら、ホントでした。
ご丁寧に、冒頭10年前くらいのシーンでは、WindowsXPあたりの古い画面で、現在のシーンでは、iphoneやwindow10,macの画面となる。
主演の方、見たことあると思ったらスタートレックのスールーさんじゃないですか。一人芝居が大半なので、なかなかの演技です。
画面の作りが新しいだけではなく、ストーリーが練られていて、まさかまさかの大展開。失踪した娘を必死で探す父親。娘のPCから今まで知らなかったたくさんの情報。それらを辿って、真実を追いかける話です。
いろんな伏線張られてるので、しっかり画面を見て、見逃してはいけません。と、言う類の映画の性質上なのか、いつも見ているような画面を見続けたからか、なんか肩がこったような気がしたのは私だけだろうか?
カメラワークがほぼ無いので、窮屈感は否めないですが、一見の価値はある作品です。
映画はまだ進化する
PC画面のみで構成されていると聞いた時は「それ見づらくない?大丈夫?」と思っていたが、すみませんでした!!
序盤からぐいぐい引き込まれていき、とても見ごたえがあった。
しかも、ラストちょっと泣けるし感動する。
なかなか怖い映画だった
何をもって知っていると判断しているのか?
人の話は聞いてないって、例え大事な人の事でも知らないし、聞いてない。
そして、他人の方が知っているようでやっぱり知らない。
あんなに情報が溢れているのに本当の情報はわからない‼️SNSがストレスしかもたらさないと思っている世界で、SNSを使わない選択をしていたら⁉️
もっと謎になっていたのかなぁと。
なかなか深くて怖い映画でした。
斬新
パソコン音痴の私には、何でもパソコン上で出来てしまうことを知って怖くなりました。作品としても全体の9割がパソコンの画面上で進行していくという新鮮味があり、且つストーリーもどんでん返し有りでなかなかだったと思います。
お父さんの家族愛に脱帽せざるをえない!!
失踪した娘を探すために娘のSNSを駆使してお父さんが娘のために頑張る話。
基本ずっとお父さんが動かしているパソコン上の映像が流れているため、画面がサクサクと切り替わって、最後まで飽きることなく見続けられます。
なんなら切り替わりが早すぎて追いつくのに大変(笑)
機械に強いパパすげーな。色々サクサクやっちゃってすごいわ(笑)
LINEすらやってないうちの親だったら私が失踪しても何にもヒント得られずに死んだことになってthe endだなと思いながら見てました(笑)
お父さんの娘を思う強い気持ちに涙し、感嘆しました。
自分の父親ともっと友達のこととか話そうと思える作品でした。会話が少なくなってしまったお父様方は娘さんと一緒に見てもいいかも!(笑)
いやでも死んだ後に色々見られたら嫌だし友達に勝手に連絡とられたらやだな(笑)死にそうになってたらそんなこと言ってられないか…。
SNS怖い
現代ならではの映画、海外ではFaceTimeとか普通なのね、自分見られながら、話すの嫌なんだけど😝SNSを駆使しての娘探し、恐ろしい世の中になったなぁ、冒頭ダルいけど、途中から割と面白くなった。
お茶の間スリラー
現代のマルチ人格社会の表面だけを一般受けするように仕上げた作品ですね。実際のネット現場はもっと巧妙なグロイ闇が蔓延してるので、これが現実かと思っちゃうと時代錯誤になる。。主役のマーゴットと同世代の日本娘ならもっともーーっとやらかしてますもんw渇きのよーに。
画面の中の緊張感
スクリーン一面に写し出されるのはパソコンの画面のみ。最後までパソコンの画面のみでストーリーが進んでいきます。
なのにすんごい緊張感((( ;゚Д゚)))
物語も二転三転目が離せなくてめっちゃ面白かったです👍
スマホですら使いこなせてない私にはひたすら「ほえーっ」とビックリの連続でした(笑)キーボードですらあんなに速く打てませんっっっ😅
ネットでしか本音がはけない世の中なれど、SNSはほどほどに。
映画の中の世界のようで、現実に起こりえる事件。だけど結局、さも心配顔をしながら所詮他人事なのだ。一緒に悲しがってあげてる偽善者ぶりは、どこも同じなのだなあと冷めた目で見てた。
そんなことよりも、この映画から常に感じていたのは、韓国系アメリカ人がアメリカ国内においてどのような位置にあるか、ということだ。頭がいい、仲良しがいない、しつこい等々、一般的人物像としてそうみられているんだろう。見方を変えれば、キャスティングを考えたときに、主人公家族には韓国系がハマる、とスカウティングされたのがよくわかる。日系人も同じように馴染めていないのかなあと要らぬ心配が沸いてきた。
思いもしなかった娘の本音が垣間見えてくる連続と、結末にやってくるどんでん返しの結末には、同じ親として辛いものがあるなあ。
嘘と悪意の電子の海で 【表題変更】
突如失踪した娘を探す父親が、娘のSNS情報から行方を探ろうと試みるが、
そこで自分の娘が抱える暗い側面や危険な犯罪との関わりを知ることになる……
という物語を、全編PC画面上で展開させた異色のサスペンススリラーが登場。
……「異色」と書いておきながらここでいきなり落とすようなことを書いてしまうが、
全編がPC画面で展開される映画自体は『ブラック・ハッカー』『アンフレンデッド』
等の作品があったし、もっとヒネたことを言うと「SNS上での裏の顔」
といった設定も今日日いろんな作品で扱われているテーマという気もする。
しかし、しかしだ、この映画、とんでもなく面白い!!
「PC画面で展開」という要素を単なるイロモノとして扱わず、
全編サスペンスフルでありながら心に迫るドラマも描き、誰とも容易に
繋がれるネット社会の功罪をも匂わせる、見事なスリラーに仕上がっていた。
……さて、今回ネタバレ無しのつもりだが、レビュアー・カミツレさんの配慮に自分も倣おうと思う。
全くの予備知識無しで観たい方は、これ以降は読み飛ばしていただければと思います。
よろしいでしょうか? いいですね? 続けますよ?
…
スクリーンに映るのは基本的に主人公デヴィッドが操作するPC画面だが、
テキスト/ビデオチャット会話や、ネット配信映像、監視カメラ映像、
ライブニュース映像といったもので物語を構成・進行。
インスタグラム・twitter・FACEBOOKなどのSNS、Google検索などを
次々に映して調査状況を知らせる。そこまでは別作品でも
用いられた手法だが、本作が頭ひとつ抜きん出ているのは、
例えばチャットで送ろうとした言葉を考え直して消したり、
クリックを躊躇したり、マウスを止めたり、そんな細かい動きが
焦りや怒りや悲しみを伝える表現に活かされている点だ。
冒頭、購入したてのPCで幼い娘と妻と家族写真を撮る流れから涙が出そうになった。
娘の成長を丁寧に丁寧にPCに保存していき、病床の妻との闘病生活を綴る
デヴィッド。彼がどれだけ家族を大切に想っているかがひしひしと伝わってくる。
(同時に、様々なものをデジタル記録できる現代の善良な面でもある)
そういった部分をしっかり描いたからこそ、デヴィッドがどれだけ娘の
マーゴを愛しているか、どれだけ彼女の捜索に必死かに共感できるし、
彼が絶望的な思いをしている場面ではこちらまで泣きたくなってしまう。
マーゴの捜索をライブ映像で流すシーンなど、いつの間にか自分まで
「頼むから死体で発見だなんてやめてくれ」と祈っていたくらいだ。
サスペンスとしても、伏線の張り方と回収も見事なら締めも見事。
娘の投稿写真や細かい発言からか細い糸口をたぐり寄せ、少しずつ真相に
近付いていく様にはスクリーンから目が離せないし、「今、何が起きた?」を
観客に明かさないまま宙ぶらりんにするシーンの巧みさも堪らない。
終盤の展開には「は?はああ?!」と一瞬サッパリ状況が分からなくなるほど混乱。
…
捜査を難航させるのは、ネット上に溢れる悪意だ。
誰とでも気軽に、リアルタイムで繋がれるようになり、自分の趣味や
思いを共有できることそれ自体は便利だし素晴らしいことだと思う。
だが身元を明かさずに情報(データ)のやり取りができる点は、悪意ある人間にとっても
こんなに便利なものもないわけで、情報の売買や詐欺まがいの広告・取引の他、
本作でも登場するアレやコレなどよくもまあ考えつくと呆れるほど
色々な色々に利用されてしまう。デヴィッドの必死の行為も、逆に言えば
PC上の個人情報はいくらでも掘り出す方法があるということの裏返し。
犯罪目的でなくても、ネット上の悪意は無尽蔵だ。
内に抱えた悲しみを誰かに理解してもらいたいという
気持ちも知らずに、卑猥な言葉や、身勝手な嘘を吐く人々。
家族への愛も絶望的な思いも知らずに、「親の責任」と叩く人々。
顔を見せずに済むというだけで、人はこんなにも身勝手な発言ができるものなのか。
相手をせせら笑う為や苛立ちを解消するためだけに汚い嘘や罵倒の言葉を吐き、
ろくに事情も知らないままの憶測で見ず知らずの人を執拗に叩けるものなのか。
...
それでもネットが廃れないのは、そこにやはり人と人の絆を強め、
自分の人生を豊かにしてくれるものがあるからだと信じたい。
ネットは結局クラゲとサメだらけの危険な海のようなものだが、
家族や気の合う仲間と共に長い航海をするにはとても良い海にも成り得る。
それに、なかなか言えない気持ちを少しだけ気軽に伝えられる場所でもある。
映画の父娘のように、どれだけ大切に想っていても相手のすべては理解できないし、
逆に、大切に想っているからこそ直接口にするのを躊躇ってしまうことだってある。
使い方を誤らなければ、ネットはそんな想いを伝えるきっかけになれるかも。
再び面と向かって笑い合えるきっかけになれるかも。
サスペンスフルでドラマチックでアイデア満載で現代性も十分、
ううむ、うん、ええ、傑作じゃないかしら。4.5判定で!
<2018.10.27鑑賞>
※表題変更:『迷宮』→『海』に変更
『迷宮』はちょっとクサ過ぎるし
レビューに合わせて『海』で。
ミステリーとしての公平性
行方不明になった16歳の娘を探すため、父親がパソコンを使って謎を追うミステリー。
映画自体がすべてパソコンの画面上で展開する(パソコンの画面しか映らない)ので、観客に主人公と同じ情報が与えられ「ノックスの十戒」のような禁じ手も起こりにくく、その意味でフェア。
巧妙に散りばめられた伏線がラストに向けてテンポ良く回収されていくのが気持ち良い。
主人公が「自分が知らない娘の日常」によって困惑し真犯人に騙されるように、
観客は「SNSによるサスペンスホラー」と思わされ、結末に驚かされる絶妙な構成でしたね。
面白い
予想以上に面白かった。
展開、次第に明らかになる闇、ミスリード、真犯人、結末、すべて面白かった。
しかしコレ、ずっとPC画面の中で展開する、とか特に映画の魅力と関係なくない?
そこばっかり押すのもいかがなものかと…
そしてこれもまた「父と娘」映画でしたね…
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