「PCに感情移入する作品」search サーチ P.Pさんの映画レビュー(感想・評価)
PCに感情移入する作品
日本には昔から「九十九神」という考え方がある。長い年月人に使われ続けたモノが意思を宿すというものだ。
現代社会で最も人間に思いを注がれている道具はどう考えてもPCやスマホで、それらが九十九神化するのも不思議じゃない。
つまり何が言いたいのかというと、この映画の主人公はパパでも娘でもなくて長年一つの家族の思い出を保管しながら過ごしてきたPCそのものなのではないかと考えたわけです。彼は全てを知っていてパパが真相にたどり着いて娘が無事に帰還することを祈っていたのではないかなあと。
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