永遠の門 ゴッホの見た未来のレビュー・感想・評価
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ゴッホの伝記映画
ゴッホの人生がどんなものであったかを伝えるのが
伝記映画のするべき事ならば
大体上手くやってる感じはする
ただゴッホの内在した狂気とかには
やはり触れられないよね
狂人だと思われ、どうであったかも正確な記述は残ってなさそう
まぁ、それはさておきウィレム・デフォーはいいキャラクターを作ってる気がする
演技として悪くないと思う
ただ、やはり伝説の中の人だから上手く描くのが難しい
そんな気がした
結局頑張って作ってもこうだったとする別の意見も存在する訳で立証できない
ゴッホの最後の死に方もこれと決めてしまっていいのか?
そんな想いが出てくる
こうして物語にする事で議論が活発になるのであれば
この映画に意義があったんだろうと思う
イエスとゴッホ
個人評価:3.5
地上の追放者。
イエスとゴッホ。両名に当てはまるフレーズ。
ウィレム・デフォーの染み込む演技が素晴らしい。
スコセッシ作品でイエスを演じ、そして今ゴッホを演じる。これ以上のキャスティングはない。
ゴッホの燃えるような筆使いが、どの様な思いで描かれたのかがよくわかる。
芸術の本当の価値とは、そんな問い掛けを投げられたようだ。
その瞳に映る永遠の未来を描き続ける
歴史上最も有名もしくは偉大な画家は?…と問われたら、おそらく多くの人がゴッホと答えるだろう。
しかしゴッホが、生前は評価されず、死後評価されたのはよく知られている。
不運であり悲劇の天才画家。
そんなゴッホの晩年を、『潜水服は蝶の夢を見る』のジュリアン・シュナーベルが描く。
シュナーベル自身画家でもある為、芸術家としての視点、風格ある芸術作品ではあるが、意外や正攻法の演出。
芸術家の苦悩を描いた作品と言うと凡人には分からぬ作品が多いが、思ってた以上に見れた。
本作でヴェネチア国際映画祭男優賞受賞、オスカーノミネートはサプライズと言われたウィレム・デフォー。
が、ここ最近の絶好調ぶりも納得の、ゴッホの苦悩を体現した円熟の名演は文句ナシに素晴らしい。
マッツ・ミケルセン演じる牧師との対談シーンは本作のハイライトとも言えよう。
もう一つ目を奪われるは、映像の美しさ。
特に南フランスの自然、太陽光…。
今なら所謂“映える”だが、画家ならこの風景を画に描きたいと思わずにいられないだろう。
きっと映像の全てが、ゴッホが見た世界なのだろう。
(時々手持ちカメラで画面が激しく揺れるが…)
この南フランスの地で、一心不乱に画を描き続ける。
例え理解されなくとも、子供に邪魔されモデルを頼んだ女性に変態扱いされようとも。
何故そこまでして没頭し続けるのか…?
信仰心も深く、画は神から与えられた才能と答えるが、真の答えは一つ。
自分は画を描く事しか出来ない。それ以外は何も出来ない。
だからこだわるように…いや、追い求めるかのように、執着するかのように、画を描き続ける。
そしてそれが皮肉にも自分を苦しめる。
繊細なタッチや筆遣いこそ評価された時代に於いて、ゴッホは真逆。
何度も塗りたぐり、一筆で描き、ゴツゴツとした油絵。
今でこそゴッホの代名詞とでも言うべき手法だが、当時は同志ゴーギャンにも否定された。
自分の画は何を描き、何を追い求めているのか…?
芸術家の苦悩というのは一旦泥沼にハマると、抜け出せなくなる。
自ら耳を切る奇行、周囲から変人の目で見られ、次第に精神を病み、幾度も入院…。
そう決め付けるのは容易い。
孤高の芸術家という肩書きはカッコいい。
しかしその実は…、
それほど繊細なのだ。
開幕のナレーションこそ、ゴッホの本心なのかもしれない。
孤独。だからより一層、謎に包まれた死が悲しく思える。
この世界に、映った瞳に、ゴッホは何を見たのか…?
悲しみ、苦しみだけではあるまい。
でなければ、あんなにも素晴らしい画は描けない。
ゴッホが見たもの。それは…
今だけではなく、見据えた未来。
不運の画家、悲劇の画家…。
が、誰よりも永遠の未来を描き続けた、天才画家。
ゴッホだ
ゴッホという人物像を語るための要素を(支援していた弟の存在、耳を切り落とすきっかけとなったゴーギャンとの日々、当時のゴッホの絵に対する世評など)最小限に、ゴッホがどうやって生きていたかを描いている。
当時のことは製作者の皆さんは知らぬはずで、すべては資料からの事実と推察で構成されてるはずなのに、劇中のゴッホが、まるでゴッホそのものを観ているよう。ゴッホ愛にあふれるチームが作った、ゴッホの映画。
ウィレム・デフォーが、フィンセントにしか見えない。
カメラワークは、「見づらい」という印象を持たれるかもしれないが、画面下部だけ意図的にぼかしたり、人間の視点で・視点からゴッホを画でとらえているので、タイムスリップした感覚に陥る。
ゴッホ好き人間がタイムスリップして、透明人間になって、ゴッホの間近でゴッホをずっと観察しているような。ゴッホ好きにはたまらない。最後のゴーギャンの詩も美しい。
「天使は悲しむ者の近くにいる。そして病は時に人を癒やす。病気の状態が絵を生むんだ」「健康を取り戻すのが嫌になる」「人は僕を狂人と呼ぶが、狂気は最高の芸術だ」
この言葉に笑い、共感し、涙し、救われる芸術家は多いはず。
未来の人々のために神は僕を画家にした
映画「永遠の門 ゴッホの見た未来」(ジュリアン・シュナーベル監督)から。
ストーリーとしては、ドキュメント風で目新しい発見はなかったが、
ゴッホの心の内とか、ゴーギャンとの会話の中で、
彼の絵に対する考え方などがわかるフレーズが多かった気がする。
以下、順不同になるかもしれないが、残しておきたい。
「僕は1人で静かに世間の全てを忘れて、そこにあるものをひたすら描く。
ゆっくりと心に生まれるものを、それだけだ」「存在には理由がある」
「見るものがないと戸惑う。僕には見る対象が必要なんだ」
「見るたびに新しいものが見つかる、自然の本質は美だから」
「絵は素早く描くものだ、それが天才が描く線だ」「僕の中に何かがいる」
「誰も見えないものが見えて恐ろしい。そんな時は自分に言い聞かせる。
僕にに見えるもの見えない人に見せてやろう。彼らに希望と慰めを与えよう」
「未来の人々のために神は僕を画家にした」
「人生は種まきの時で収穫の時ではないという」
「描くことは美点であり欠点だ」「描くのは考えるのをやめるため」
「自分が見たものを分かち合いたい」
「芸術家とは世界の見方を教える者と思っていた」
「天使は悲しむ者の近くにいる。そして病は時に人を癒す。
病気の状態が絵を生むんだ」「人は僕を狂人というが、狂気は最高の芸術だ」
個人的なは、望んでもいないのに、勝手に土足であがりこんできて、
誹謗中傷を浴びせ、1人で興奮して彼に怒りをぶつけて逃げていった、
学校の先生と子供たちに対して、憤りを覚えてしまった。
警報発表、仕事早退、劇場へ。ゴッホ特集、二本立て一本目。 名前しか...
警報発表、仕事早退、劇場へ。ゴッホ特集、二本立て一本目。
名前しか知らないゴッホ、勉強になった。
寂しがり屋?狂人?衝撃、耳切り事件。そしてこれまた衝撃の最期。
衝撃部分は食い入るように見たが、以外がやや退屈。確かに映像は美しいが、芸術センスのない私には辛かった。何度か首がカクンとなりました。
ウィレム・デフォーは完璧でした。
色彩が印象的なアート映画
マッツ・ミケルセン目当てで見たので、美麗なカソック姿が大画面で見れて満足です。
ストーリーはとにかく辛い。誰もが知っている天才の、ドブに落ちた犬の様な人生。絵を描くより他に才能はないのに描いても描いても何にもうまくいかない。別に人生投げている訳でも無いのに。
個人的には揺れる画面より、後半の下半分が濡れたような画面の方が不安感が大きかった。絵のモデルになった登場人物もすごく似ているので、あっあの人!絵で見た!!と楽しめるのが見どころですかね。
南フランスの草原を枯れ草を足で掻き分けながら進むシーンは、草の匂いもしてきそうな臨場感です。その圧倒的に美しい自然もゴッホの心を癒してくれなかったのが悲しい。
あまりにもゴッホらしいので、かえって嘘くさく感じてしまった
主役がゴッホそのもののような見栄えでした、本人を知らないけど。
映像と展開がゴッホの絵みたいでした、あんまりカメラを揺らしたりぼかしたりするので若干気持ち悪くなった。
酔っ払って耳を切る人はゴッホだけかもしれませんが、酔っ払って指を切る人はニュースでよく見ます、ジョーニーデップもその一人です。
昔、ゴッホの模写をしたらコンクールで賞をもらった思い出があります、味をしめてピカソの模写をしたら先生に怒られたけど。
帳簿にデッサンしてたなら、他のものでもしてたのでしょうね、でも、デッサンはそんなに上手だとは思わなかった、専門家には響くのでしょうか。
ピストルの件は想像でしょうね、でも、ゴッホがピストルを入手するとは考えられないので、物取りか何かに殺されたのだとは思いますが。
総じて、既視感が強くて、数分で飽きてしまい、最後まで観るのが苦痛ではありました、でも、主役は本当に似てるな、観た夜に夢に出てきたほどです。
昔のゴッホ映画の最後
ゴッホ 最期の手紙、の最後は確か撃たれたのか自殺なのか分からず、でも拳銃は見当たらなかったから他殺か...?自殺か他殺か不明である...みたいなので終わってたような🤔
今回のラストはエンディングの説明で他殺だったとはっきりしたから新しく発見されたのかな
ゴッホとゴーギャンの友情✨
ゴーギャンの映画も観たくなった
テトとゴッホの絆、、
テオはお金がないにも関わらず兄に仕送りを続けた、、
テオは兄さんは偉大な画家だよ、と。
テオのゴッホへの愛情はほんとに深いなあ
前に笑コラで世界の有名人のお墓をめぐる人の半生を取材してたのをみて、テオとゴッホのお墓は隣同士でツタの葉が一面にあるのをみて、ツタの葉の意味はなんだったかな、一生一緒にいる、だったかな
それみたとき私も泣けた💦💦
その人の名前なんだったかな、、半月なんたらやったっけ、、カジポンマルコ残月だった
ゴッホが死んでテオを後を追うように亡くなったとか、、、
ゴッホの一生をもっと知りたくなった
この画家を呼ぶのに天才という言葉は果たしてふさわしいものなのか。そんな想いが頭に浮かびました。心の内側が伝わってくる作品です。
この作品の前に、ゴッホをテーマにした他の作品(※)を観たのですが、
ゴッホの人物像が余り描かれていないような気がしました。
この作品ではどうかな、と気になって鑑賞です。
( ※「ゴッホとヘレーネの森」 )
この作品の中では
人間的な面が充分に描かれていたと思います。
悩みこだわり
自信にあふれたかと思えば
自信を失い、取り戻し
心を病んで
最後は…
この作品で
ゴッホの全てが理解できたとは言えませんが
彼の 「作品を産み出す力の源」 が
何となく分かった (ような)
そんな気がします。
自分の描く世界 それが
世の中の求めるものとは違う そうと知りつつ
描きたいものを描く
ただひたすらに描く
…
それしかできない作家だったのかもしれません。
☆ 余談です
弟の存在
時に兄のようにさえ見えました。
ゴッホの精神的支えだったのでしょうか。
彼がいてくれたことが救いです
ゴッホを演じた俳優さん
自画像から抜け出してきたかのようでした。 すごい似てる…
ゴッホを扱った映画
このところ多く作られているようですが その中で
「ゴッホ 最期の手紙」
この作品もすごく観たくなりました。 ( 油彩画がアニメーションする作品 )
どうしようか思案中です。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
美しかった。
知ってはいたけどゴッホの人生つらい。生きてるうちは全然売れなかった。
救いは弟のテオが居てくれたこと。いや絵を書くことそのものが,この,いわゆる
普通の世界からはじかれたこの人を支えてくれてた。
オスカー・アイザックやマッツ・ミケルセンが出てるって知らなかったから,
ビックリしつつもお得感あり。主役・ゴッホのウィレム・デフォーも久し振りに見たな。
プラトーンを思い出しました。
ゴッホ目線で進む映画。映像は美しい。フランスの美しき野山を堪能できます。
何にフォーカスしているのか
物理的にカメラがを無駄に揺らしている意図も、結局ゴッホの何を見せたかったのかもよくわからない。
この監督の勝手な解釈の結果なのか。
これがフィクションだと想定したら、デフォーの純真な眼差しは、人生のすべてを絵に捧げた男として完璧だった。
耳はどうなった?
今までゴッホ関係の映画では『炎の人ゴッホ』(1956)、『ゴッホ最期の手紙』(2017)くらいしか観てませんが、ともかく生前には評価されずに死後になって絵が評価されるようになった画家としか認識してません。そして耳を自分で切ったという狂気、「ひまわり」がバブル期に約60億円で売却された事実。
なんだか最後には耳が元通りになってたような気がして、再生するんか~?などと感じてしまった。ちょっと時系列もわからなかったのが残念。その中でもマッツ・ミケルセン演ずる聖職者とのやりとりで概要がわかり、ゴッホの心の中を垣間見た感じがした。
最期には撃たれたにもかかわらず、少年たちが罪に問われるとして黙ったまま死を迎えることになる優しさに驚いた。定説では自殺。しかし、銃の暴発によって誤射されたとする説も有力になっているという。
身体から湧き上がるゴッホの心情、共感
何かを描く際のゴッホの心情や信念に共感覚え、思いを共感し会える友人関係や、傍観者の冷たい視線浴びせられた切ない心境に痛感、胸に突き刺さった
ピアノの躍動感溢れるBGM背景に、身体全身で湧き上がる感情を想いのまま表現していて、アカデミー賞にノミネートされたウィレム・デフォーの演技に圧倒された
言いたいことが?
ゴッホが生前は評価されず、不遇の人生だったストーリー、一般的な。
今更、映画でみせられても、、、。
しかし、ここ50年、印象派が偏重され過ぎ。公園で、いまだに、モネ風の油絵、描いている人とか。
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