「3.8 アボリジニの癒やし」ナイチンゲール asa89さんの映画レビュー(感想・評価)
3.8 アボリジニの癒やし
前半は胸糞展開が進み、後半もあまりスカッとしないレベルの復讐劇が進む。誰も彼もが報われない。植民地時代の映画。史実通りかという側面よりも、映画の演出、歴史の断片的な側面で見ると良い気もする。
全体を通してアボリジニの癒やし、そして自然の癒やしを感じた。精霊や守り神や儀式といった、昨今巷ではやっている新興宗教とは違うレベルの伝統的な信仰感にはとても癒やしと生活や文化との密着感を感じとても癒やされた。
ビリーやチャーリーおじさんがめちゃくちゃ愛らしかった。また英国側がとても悪く表現されているので、これ演じる役者も大変だなと思った。
アイルランドとアボリジニ、英国。白人と黒人。流刑人と兵隊、一般庶民、民族。あらゆる対立が複雑に絡み合っており、これは受賞しやすそうな映画だなと感じた。
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