「裸、裸、裸。」ある画家の数奇な運命 オクやんさんの映画レビュー(感想・評価)
裸、裸、裸。
今の若者にも人気の現代美術の巨匠、ゲルハルト・リヒターをモデルに、激動のドイツ歴史の闇と、芸術の光にピントを合わせたヒューマンドラマである。
しかし上映時間が190分は長い!やたら裸で抱き合ってるシーンが幾度となく映し出されるが、こんな物、1回で充分である。
あと、どうも主人公の人となりが明確ではないのが難点。しかも肝心な義父とのその後の関係はどうなったのか。明らかにしないまま終わってしまってる。実際、監督がリヒターに映画化を申し込んだところ、映画化に際して何が事実か事実でないかは、互いに絶対に明かさないことを条件に作られたゆえの中途半端さが否めない。
にしても、どうもヒロインはパッと冴えない。むしろ叔母の方が綺麗で華があった。逆にすればよかったのに・・・
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