劇場公開日 2020年10月2日

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「さらに惹きつけられた」ある画家の数奇な運命 Chiharuさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0さらに惹きつけられた

2020年10月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

リヒターを知ったのは、2005年の川村記念美術館での回顧展だった。
その時強烈に印象に残ったフォトペインティング、どうしようもなく惹かれる理由はこの映画の中にあった。

伝記ではない作品だけに壮絶な半生はインパクトが強くリヒターがモデルだが、脚色されていて全てが真実ではない。
とはいえ、フォトペインティング誕生の瞬間はとてつもなく私的で、真実を表現する過程は美しい。流れてくるコールドソングがクラウスノミだった事も拍車をかけ、脳裏に焼き付く素晴らしいシーンだった。
ヨーゼフボイスがモデルの教授は放つ、真っ直ぐでスパッとした言葉がかっこいい。
先日観たドキュメンタリーでもヨーゼフボイスの話題を耳にしたので、見逃してしまったヨーゼフボイスのドキュメンタリーにも興味が湧いてきた。

パプリカ