「アート作品として」ある画家の数奇な運命 あさみんさんの映画レビュー(感想・評価)
アート作品として
シンプルに、あるドイツ人の画家が成功するまでの物語であれば、ひたすらに美しく偶然のような奇跡に溢れた作品。ただ、ドイツの真面目さ故か、ナチス時代から冷戦期までかなり重めの時代背景がのしかかってくる。全ての負の遺産であるドイツの歴史が説明的に描かれていてドイツを知るきっかけになると感じた。東ドイツの訛りまでも。私見になるが、アートに没頭するきっかけになったゲアハルトリヒターの半生が反映された作品ということだけで心が踊った。
コメントする