劇場公開日 2019年2月15日

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女王陛下のお気に入りのレビュー・感想・評価

全227件中、41~60件目を表示

5.0重要作

2020年12月19日
iPhoneアプリから投稿

キューブリックな広大な閉所で内側から蝿の如く腐敗するクローネンバーグな肉体。

汚物に大量の香水を振った如き腐臭漂う空間でそれ以上にそういう話が容赦無く進む。

露悪的でいてエレガントなザ・女優三人其々の代表作。

この手では20年に一本の重要作。

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きねまっきい

3.5内容より女王の演技が光った作品。

2020年8月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

なんかもっとドラマチックな展開なのかと思っていたのですが、
本当にタイトル通りの「お気に入り争い」を描いた内容でびっくり👀
どの世界も自分のYESマンを揃えて気持ち良く生きる。
それがTOPの王道かも?

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April

4.0私というお気に入り

2020年6月15日
iPhoneアプリから投稿

女王陛下のお気に入り。
それは自分を取り合って競う二人の女性のどちらでもなく、まぎれもなく女王陛下本人を指す。
「私を取り合うなんて最高ですもの。」
清々しく開き直り、生き物の本質的な正体を暴く強烈な一言。女王陛下は、女王陛下ゆえに、素直で気まぐれで、複雑で辛い生き物だ。

とりもなおさず二人の女性もまた、女王陛下の寵愛を激しく求めながら、真に囚われているのは自我であった。愛しているのは女王陛下に寵愛される自分だけ。私というお気に入りから逃れられず、だから女王への執着が止められない。なんとも苦しい。

みんな、分かっている。
この自己愛こそ生きる力であり、同時に果てしなく空虚なものであると。
天国と地獄を内在させ、常にこの矛盾に疲弊し、それでも愛することをこんなにもやめられない。愛されることを諦め切れない。
なぜならこれが、生きるということだから。

しかし作品は、この根源的な矛盾を炙りだして終わらせず、もう一歩先まで拭う。
(ここから先ネタバレを含む。)
万物の中心で無限に噴き出す自我が、有限の時間のなかで変容をみせる。くり返される醜い争いと苦悩の後、サラはたしかにアンその人を愛しはじめた。自己愛が、自己を越えたのだ。

自分宛てでしかなかった愛情が、その純度のまま他者に向けてそそがれるとき。自分よりも相手の幸せを願えたとき。私という小さな領域から解放されたとき。
人はようやく静けさと美しさを手に入れる。運命を受け入れ、抗わず、赦すことを知る。

そんな姿をより浮かび上がらせるように対称的な、アンとアビゲイルの集大成的な最後。取り残されて目的を見失ったうつろな目と、物ごとの代償を思い知りやり場のない苛立ちが燻る目。いまだ相手を利用することでしか自分の存在意義を感じられない、哀れなふたりの歪んだ共依存。なにより、互いにもうこの相手しかいないことへの絶望の深さに気が遠くなる。もう、何かを肯定して生きるには手遅れだ。

本作には、よくある愛憎劇の勝ち負けとは次元が異なる説得力があり、なんというか、勉強になった。
魚眼という、歪んだ超広角の視点を持つ私が何者かも曖昧だし、そこにある歪みもまた、決して見つめられる世界だけのものではないと言われているようで二重に苦々しかった。

色々書いたが、ほどほどの自我で生きたいと思った。

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ukigumo3000

3.5まあまあ

2020年5月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

まあまあの映画でした☆

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hide1095

4.0女同士の愛憎劇

2020年5月3日
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鑑賞方法:映画館

アン王女役のオリビィアコールマンの演技が素晴らしい。イギリス宮廷ものはキャストがしっかりしていれば大抵映画として体をなす。しかしどんなきつい痛風なんだ!

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トシくん

5.0役者が揃った

2020年4月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 「役者が揃った」とはこの映画のためにあるように感じた。劇場で公開中は、ちょうど「ボヘミアン・ラプソディ」の応援上映に毎週のように参加した時期だったから、見逃してしまったが、やっぱり劇場で見たかったな。

 アン女王の役のオリビア・コールマンの怪演っぷりが、まあすごい。『口でしてくれた』ってセリフを何のてらいもなく言ってのけるところが象徴していたと思う。生まれながら王族であり、わがままし放題が可能な人間でないと、あんな表情できないと思う。オリビア・コールマンもすごいが、エマ・ストーンも負けていなかったね。サラを鼻で笑うところが最高。今まで見てきた映画の中で最も人を小馬鹿にした笑いだと思う。

 アン女王の矜持というか気位をまざまざと見せつけるラストシーンの余韻はすごかった。ヨルゴス・ランティモス監督の過去の作品が見たくなったな。

追記
ハーレーはどっかで見たことがあるとおもったら、ウォーボーイズだったのね。

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bion

3.5主演は誰?

2020年3月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

2019年3月15日 #女王陛下のお気に入り 鑑賞
見終わった後、主演は誰なのかというのが気になってしまった。アカデミー賞は、#オリヴィア・コールマン が獲ったし、タイトルも女王陛下だし、そうなのかもしれないが、#エマ・ストーン が主演と思ってずっと見てました。#レイチェル・ワイズ 気付かない!

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とし

4.0壮絶

2020年2月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

難しい

誰を信じれば良いのか。

権力
愛情
お金
家族

考えさせられる物語でした。

エマストーンの透明感、美しい。

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R♪

4.0タイトルなし

2020年1月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

18世紀初頭のイギリス
荘厳な宮廷劇かと思いきや
「ロブスター」や
観賞後理解に苦しんだ「聖なる鹿殺し」の
鬼才ヨゴナス・ランティモスが監督
アン女王としたたか??な女二人
三者三様
繰り広げられる愛憎劇
宮廷は女同士の戦場でした
.
アカデミー賞で主演女優賞を受賞した
#オリビアコールマン の表情の変化
そして#エマストーン #レイチェルワイズ
素晴らしい演技です
このドロドロ感
怖いけど観るだけなら楽しい
ストーリー展開やコスチュームは
時代考証を意図的に無視しているそうです
史実を元に実在の人物を題材にしているので
3人のその後も気になり…💻️🔍️

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lily

2.0うーん。

2020年1月4日
iPhoneアプリから投稿

評価が高い中、あえて感想。
「見なくてよかったかも」。
(気に入った方、ごめんなさい)

女王陛下を含めた三人の関係や、BGMの無気味な不協和音。
どれも生理的に受け付けなかったです。
最後もなんだかなあ、って。

本当ごめんなさい。でも、最後までちゃんと見ました。

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ゆき@おうちの中の人

5.0眼福の極み。美しき昼ドラ

2019年12月27日
iPhoneアプリから投稿

「ファック!ファック!ファック!」な18世紀英国王室を魚眼レンズで覗く美しき昼ドラ。とにかく眼福の極みというほかなく、衣装・美術・照明すべてが誰の目にも明らかに凄い(エマ・ストーンのおっぱいも出る!)。特にレイチェル・ワイズの野外での装いには惚れ惚れした

エマ・ストーンはキャリアベストアクト。あのギョロ目をここまで活かした作品は他にない。オリヴィア・コールマンも複雑な人物造形のアン女王をどこかチャーミングに演じていてアカデミー賞も納得。それにしてもラスト、二人の「やっちゃったなあ…」という顔にオーバーラップする17匹のウサギが意地悪

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ヒートこけし

3.0地位と名誉と愛憎

2019年12月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

フィクションとは思えない私利私欲にまみれた人間の愛憎劇。

いつの世も一番恐ろしいのは一番近くにいる人なのかもしれない。

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上みちる

3.5オリビア・コールマン、まだ40代半ばくらいなのにこの貫禄…すごい。...

2019年11月28日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

オリビア・コールマン、まだ40代半ばくらいなのにこの貫禄…すごい。コロコロ変わる表情やら何やらが面白かった。

女2人が憎しみあいながら激しく闘っている中、男たちがくだらない遊び(いじめ)で憂さ晴らししているのがまた滑稽で。

エマ・ストーンの胸出しをレイチェル・ワイズは知らなかったって、ろうそく持って進んだら胸ポローンなってたら驚くなんてもんじゃないな…

この時代設定の作品、好きなんだよなー。人物のメイクや髪型・衣装、家具や小物…そういったものも楽しめた。

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さな

3.5演技力で惹きつけられました。

2019年11月21日
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出演している人たちの演技力が良くて、ストーリーの儚さを良く出ている作品でした。
幸せって何だろうと思いました。

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なし

5.0城の内装デザインやドレスもいい。

2019年10月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ロブスター競走や、鹿肉の料理など、端端にお遊びもみられてクスクスできる。

で、城の内装が面白い。
女王の部屋は、壁に複数の絨毯が不規則に並べられていて、ドア部分がどこなのかわからないようにされている。はたから見ると、密室のよう。
女王を護る為の擬態かと思ったけど、部屋の中でそうする必要はないよね?外からのドアをそうするなら意味はあるけど。
女王の孤独感や自分以外誰も信じられない心をより強固に表現しているのかしら…。

ドレスも、直線のラインやボーダー、幾何学模様のデザインを取り入れていて現代風のデザインになってる。
城や殿方の装いとはズレたデザインで、またもやヘンテコな感覚になる。

社交ダンスのアクロバティックさや、ロックダンスのような動きも一体いつの時代なんだ?!とまたもやクスクスしてしまう。

やっぱ、この監督好き!

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soleil

0.5最低な映画です

2019年9月17日
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とりあえず女王陛下は関係ありません。
最低な映画です。
観ないように。

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アサシンⅡ

4.0二本立て二本目。めくるめく変態女の世界。 かんしゃく持ちのレズ女王...

2019年9月7日
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鑑賞方法:映画館

二本立て二本目。めくるめく変態女の世界。

かんしゃく持ちのレズ女王。女王を影で操る策士の女。女王に取り入り策士に取って代わらんとする女。この恐怖の三角関係から目が離せない。ドロドロ過ぎ、下手なホラーなどぶっ飛んでしまう怖さ。
女優3人の怪演が実にお見事。エマ・ストーンの◯まで見られてもう大満足(笑)

しかし、昔の英国王朝は本当にこんな変態揃いだったんだろうか?かなりの部分が史実に沿っているようなので、ついそう思ってしまいます。

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はむひろみ

3.5エマ・ストーン、、いいね!

2019年9月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

エマ・ストーン、、いいね!

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てかる

4.0因果応報

2019年8月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

怖い

知的

凄く分かりやすい内容だった。

主人公3人、ノリノリで演じてる。

史実とは違って作り上げた作品。

劣悪な環境から逃れるためには手段も選ばない。

女王だからって幸せとは限らない。

本当の幸せってなんだ。

ウサギの頭をふんずけたら、自分の頭を押さえつけられた。

因果応報。

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まゆとよ