「この世界の片隅に」この世界の(さらにいくつもの)片隅に ハンバーグさんの映画レビュー(感想・評価)
この世界の片隅に
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戦争が行われていた時代を過ごした女性の生涯を描いた作品です。
この作品のいいと思う所は、キャラクターの緩さにあるかなと思いました。
戦争というととても重たく苦しいものというイメージが強いからです。
この主人公のどこか抜けたような緩さが観ていて心が和む感じがしました。
広島の方言もまた良いなと思いました。
強い言葉でもそこに温かみがあるような。
主人公がおっとなる人の昔の思い人に遭遇して、心の葛藤がある部分もこの時代だからとかではなく、向き合うべき所に向き合う強さがあるのかなぁ。
そこからお互いがもっと関係を深めていくきっかけとなった。
後半にかけて、物語が段々とシリアスな雰囲気に変わっていきました。
どんな時代でも世界の片隅では、日々が続いてそれが誰にでもある。
この世界の片隅に色んな人温かみがあったり、悲しみがあったり、全てが分かるわけでないけど、
そんな時代の中で生きる人の力強さを感じる作品でした。
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