「大人のドラマ性が増した」この世界の(さらにいくつもの)片隅に 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
大人のドラマ性が増した
劇場でも観たし、NHKで地上波放送された時も観たし、なんだかんだ観ている「この世界の片隅に」(以下前作)。
今作は水島哲の教室鉛筆騒動や、りん等の交流シーン追加により、すずと繋がったきっかけや、前作に登場する人物の意味がより具体的になり、大人のドラマ性が増していた。
絵好きのすずの魅力が更に発揮。
私的に前作が淡々過ぎただけに、こちらの作品の方が好きではあるが、この少し大人びたアニメは好かれ方が少し変わってしまうのではなかろうか。
前作を「一般版」、今作を「少し大人版」と考えてしまう【この世界の片隅に】
こちらが追加ありの完全版とかでは無く、2バージョンあると考えていいと思う。
コメントする
CBさんのコメント
2020年10月25日
> 2バージョンあると考えていいと思う
賛成です。自分も、違う映画として観ました。訴えるものというか、こちらに届くものの優先順位が、両方で違ってくるように感じて「映画って、面白いもんだなあ」と感じました。