「やはりこれが「完全版」か」この世界の(さらにいくつもの)片隅に naga1548さんの映画レビュー(感想・評価)
やはりこれが「完全版」か
2月9日、京都の出町座で鑑賞。40席ほどの小さな劇場だが満席だった。
古い話で恐縮だが高校生の頃、劇場版「ガンダム」を見た時の記憶が蘇った。大好きな作品でTV版を何度も見直していたためどのカットのあとにどんなシーンが来るのかほぼ覚えていたので、新作カットになるたびに感動すると同時に違和感も覚えた。
この作品でも元からのファンが多かったのか、鑑賞中、新作シーンになるたびに場内になんとなく緊張感が走ったように感じたのが可笑しかった。
予想していたことだが、やはり「完全版」と呼ぶべきものであった。本来あるべきピースがピタリと収まり納得できる出来であった。
「完全版」と呼ぶと以前公開されたオリジナルが「不完全版」となってしまうため新たなタイトルがつけられたが、今後このバージョンが「この世界の片隅に」の公式版になるだろうと予想する。
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