「前作と今作はどちらがが良いのか」この世界の(さらにいくつもの)片隅に yuriさんの映画レビュー(感想・評価)
前作と今作はどちらがが良いのか
私にとって、この作品は、浜辺で見つけたサクラ貝のように、ずうっと取っておいて、時々取り出しては見たくなる、宝物のような映画です。
勿論、この感動は人に伝えたいです。
この世界(それは日本だけに限らない)のどこにでも居る普通の人々の平凡な幸せ、戦争はそれを奪ってしまうのだということ、しかしそんな状況でも生活は続いていくのだ、ということに愕然とします。
食料や物資が日毎に入手しにくくなっていく中でも、献立やらその他雑事に頭を悩ませ、些細な事に一喜一憂する、そんな当たり前のことに気づかされます。
今作を観た人が低めの評価をするとしたら、それは前作と比べて、ですよね。私はどちらも良い、と考えます。前作では、無名の誰かにも一人一人の人生があったのだ、と解らせてくれ、反戦のメッセージがストレートに伝わりました。
今作では、視点がいくつか増えた分、すずの心情もより深く掘り下げているので、焦点がぼやけてしまうことはないです。
話がそれますが、近頃よく巨大地震のシミュレーションとやらで死者1万人などと学者が言いますが、人命を数字だけで考える、あれには苛立ちを覚えます。仕方ないけど。
本作についてはこれ以上語らなくても、これはまさに「観れば解る」映画なのですが、あと少しだけ。
この映画は多くの人に観てもらいたいし、社会科の教材にすればいいと思います。
しかしもし、道徳の教材にするというなら、それには賛成しかねます。
政治家の中でも特に右寄りの人達は、古臭い家制度を重要視しています。女性活躍とは、家の中で女性が大いに働いて、家計を切り盛りし、病人や高齢者の世話をする事を指すのか、と思ってしまいます。
下々の者は互いに助け合って身の丈に合った生活をし、どんな苦難にも笑って耐えなさい、などという間違った思想教育に、この美しい映画が利用されませんように。(これは仮定の話で、もしそうなったら悲しい、という意味です)
そう考えると、今作でのすずは、ただおっとりして、気立てがいいだけではなく、感情を露わにする激しいところもあったりして、より好感が持てます。
アメリカ🇺🇸の今の文句を言ってた大使、一癖も二癖もある油断できないど評判の人で自分の言葉は常に正しいと思う人らしいです。
本作、ほんと、上手いことおっしゃる。
桜貝🌸みたいな作品です。
こんにちは♪共感とコメントありがとうございます😊
お忙しく過ごされておられて、やっと一息つけましたか。朝晩が少し違いますね。
どなたかのレビューかでイスラエル建国にあたってアメリカ🇺🇸がだいぶ何というか尽力、加勢、援助、とかをしているらしいです。
だから日本よりも大事なのでしょうか。平和記念式典に、落とした当事国大使が欠席⁉️とは。代理人を立てているそうです。
こんにちは♪
教材とするなら社会科ですね。
戦中の細々した生活の様子、出征するということ、各地空襲、空襲警報、防空壕、機銃掃射、原爆、
昔ながら近代史として学び戦争について正しい考えを持つ人間を育てる為に。すずさんはいい人ですが、道徳教材の主人公❓⁇と思います。喜怒哀楽激しいし。
kossyさん、コメントありがとうございます。山田隆夫さんは、なんと同じ中学出身です。でも、なんでだろ~「みんななかよし」しか記憶に無いです。山田さんは統率力があって、生徒会長や合唱の指揮をやったというウワサです(定かではない)
今からでも政治家を目指してもらいましょうか(笑)
道徳が教科化されてもイジメなんてなくならないし、政治家の考えてることは自分の理想の国家にしたいだけ。
俺が小学校の頃の道徳の授業は「明るいなかま」のTV鑑賞ばかりでしたw
当時の明るいなかまは、今では座布団運びをしている山田隆夫が主演でしたが、主題歌を聴くだけで懐かしくて涙が出てきます・・・😢