ダンスウィズミーのレビュー・感想・評価
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女優さん、頑張ってますね。
ロードムービー+ミュージカルという感じ。ただ、前半でミュージカル的な演出は力尽きている感じもありもったいない。
ROCK'N ROOL
ミュージカルは得意分野ではない。でも、この作品はありだ。
踊る事も歌う事も拒絶してきた主人公が、催眠術によって、踊らずには歌わずにはいられなくなる。この設定が活きてる!
ラストシーンでの、彼女が普段の生活に戻った時は、大きな箱とも思えるエレベーターの中だ。通勤の時間帯、音も無ければ色も無い。皆が俯き空気は停滞しているように見える。
そことの対比が強烈だった。
音楽が流れたら無条件に体が動く。
目を輝かせ感情を歌いあげる。
ショーが終わった後の舞台は散々だ。
色んなものを巻き込んで、色んなものをぶっ壊す。軽いテロのようだ。
迷惑極まりない催眠術の呪い。
でも、その時の開放感までは嘘ではなかった。
彼女にとって自分らしくある事は、音楽に身を委ねる事だったようだ。
その選択に架空の世界を感じるものの、三吉さんが踊って歌う姿は華やかで美しく、何より心の底から楽しんでもいるようであったので、妙な説得力を感じてた。
ミュージカルは苦手だが、三吉彩花さんはずっと見ていられると思えた。
宝田氏に代表されるように、物語には結構胡散臭い人間が頻繁に出てくる。
華やかなミュージカルシーンとのバランスなのかもしれないが、わざわざソレをチョイスする意図が俺には分からなかった。
監督は照れ屋で案外、常識人なのかと邪推するくらいだ。
若干の中弛みを感じるものの、ミュージカルシーンはどれもこれも楽しくて、満足。
スマホが普及してからこっち、1日の大半を画面を眺めて過ごす昨今…。
それも楽しいんだろうけど、それしか知らないのは勿体なくないか?と。
顔を上げて、胸を張って、五体を思う存分振り回し、溜まった毒を吐き出すかのように声を出してみたらどうだ?と。
その声が届く仲間はきっといるよ、と。
長い人生のたった1週間、無自覚な檻から力任せに引きずり出されて濁流と激流に押し流されるのも案外面白いよ、って。
ま、それが出来ないからこの手の映画が楽しいと思えるのだけれど。
ミュージカルなんだけど、ただのミュージカルではなく…ロックなナンバーはあまり出てこないのだけど、監督と脚本がロックンロールでシェゲナベイベーな作品だった。
再三言うが、
三吉彩花さんがとても美しい。
このレビューは、その色目からだろと思われても、否定が出来ない程にしなやかで美しい。
歌と踊りでハッピーに!
歌と踊りを通じて終始笑顔になれるような映画でした。選曲は少し古めなので、20代より若い世代の方には分からない曲が多いかもしれません。しかし、個人的には満足できるような選曲でした。三吉彩花さんの歌もダンスもかなり鍛錬したんだなって思わせるほど上手でした!
ただ、ストーリー重視の方にとっては物足りないかもしれません。主人公とやしろ優さん以外の役はかなり薄いのでもう少し出番など増やせるストーリーだと面白いのかなって思います。あと、ストーリーの繋げ方が割と無理やりな部分が出てくるのでそれは監督特有の作品の作り方かなと思います。
歌と踊りと笑いをメインに鑑賞するとかなり楽しく見れます!
三吉彩花が美人でうまい
まさか、催眠術からとは。でも三吉彩花はスタイルもいいし、ダンスもうまい。エンドロールでこんな人出てた?なんてのもあり。エンターテイメントとしていいねー。また観たい作品ですねー
三吉彩花さんありきの映画でした
映画自体は、思ったより良かったです。
函館駅でムロツヨシさんの歌に合わせて歌ってしまう三吉彩花の演技が素敵でした。幸せそう>戸惑い>幸せそう>戸惑い。ここがとても良かったです。ファンになってしまいました。
しかし、脚本がもう少し良かったら、凄い名作になったんだろうなぁと思ってしまいました。
私が残念だったのは、主人公が踊っていて、周りの人も楽しそうに踊ってたのに、実は迷惑かけてて、周りも幸せな気持ちにできていない感じがしたことです。
例えば、テーブルクロス引きもできてて、レストランの人達も楽しんでいたら素敵だったのになあと思いました。
歌と踊りでみんなを幸せにする感じだと評価も違ったかなと、、。
なんか、そこがとても残念に思えました。そこをうまくできなかったのかなあと思うと脚本が残念でした。
女優さんが良く感じたし、印象的だった。(笑)
プレゼン資料作成のとことか少し苦笑。(笑)
お金を使い果たす、シナリオというか。
その道程を描いていたような。
もっとコメディ感が強いと期待していたのに、
思っていたよりも笑えなくて。残念でした。(笑)
個人的にはもっと笑わしてほしかったし。
ダンスシーンとかもっと派手に、いっぱい人を巻き込んで、技術を費やして、めちゃくちゃしてほしかったような。
まあ、そこそこ滅茶苦茶でしたが。(笑)
個人的には後味は良かったです。(笑)
最後のテロップで、
イオンエンターテイメントとか企画しているのかとかおもったり。(笑)
踊ったり。演奏したり。運動したり。
次はなにか期待してはいます。(笑)
運転したり、創ってみたり、なんか適当に。(笑)
女優さんがよくて。
ありきてきな。感じで。
俳優ありきなシナリオだとか。(笑)
新潟、秋田、北海道とか。
その割には地域感があまりなくて。方言のみで。
まあ、仕方がないし、現代だし。
まあ、まあ、まあでした。
多分、学校で見させられる人もいることでしょう。(笑)
いないかな。(笑)
お金がないって。。。!!!!(笑)
個人的にはあびる優が面白かったし、イイキャラを出していたように感じました。
マジシャンおじさんも良かったし。
普通に楽しく時間を過ごせた感じでした。
当たり障りがなく。
とりあえず、家族やちょっとした親戚などとも一緒にみれるようなどうなのか。
年末、家族団らんの時間潰しにテレビをつけて置ける、数少ない、野球のような映画と感じてしまいました。(笑)
あまりダンスをしたい気にもならず。
なんかあおり運転をちょっと感じて、時事をとりいれているのかどうなのかと。(笑)
まあ、悪くはなかったし、期待していなかったので、良かったです。(笑)
ちょっと手抜き感
ヒロインは、ミュージカルが大嫌い。なのに、催眠術でミュージカル体質に。
つまりこれはミュージカルの形をとったコメディなので、歌やダンスがそこそこでも楽しめるはず。
実際、最初の方は楽しいです。
でもやはり物足りない。
というのも、ヒロインは実は歌とダンスが得意なのに、子供の頃の失敗のトラウマで、ミュージカルを拒絶していた。
それが催眠術で解放されたのなら、 もっと歌をしっかりやって欲しい。
全体的に、歌にはあまり力を入れてないですよね。
ロードムービーに移行した途端につまらなくなったのは、そのせいかもしれません。
車の旅に3人目が加わって、路上ライヴをしながら旅費を稼ぎますが、歌うのが「年下の男の子」のみって、それは無いでしょう!コーラス単純だし。
3人目の女がストーカーだった件とか、全然楽しくないです。
函館のショーも盛り上がりに欠け、最後は何とかまとまってホッ。
三吉彩花さんは、表情やコミカルな動きが魅力的で、ダンスも良かったですが、歌はいまひとつ。
声量が無いから、歌わずにはいられない感じはなくて、普通に歌ってる感じ。
タメすぎの歌い方もキャラに合ってなくてダサイのですが、指導が悪い?
突き詰めてあげれば、もっと出来たのではないでしょうか。
ミュージカルを始める映画かと思ってたら、
物事に醒めたOLが、ちょっと気恥ずかしさのあるミュージカルを始める映画かと思ってたら、まさかのロードムービー。
会社やレストランのミュージカルシーンなど、現実世界で実際に踊り出したらこんな大惨事になりますよ、って揶揄的な笑いなんだなぁ。
三吉彩花はグッモーエビアンでファンになり、期待に違わぬスタイルと可愛さ、大人の色気も出てきたかと。
正直ダンスや歌に目を見張るものはありませんでしたが、充分楽しめました!
視線
この映画に限らず、ミュージカルシーンって、役者さんの視線が上を向いてる様に感じますよね。
そして、この映画の主演の三吉彩花さん、普通の時も美人なんですけど、視線が上を向いて笑顔になると活き活きととても輝くんですよね。
もうこの映画は彼女の為にあると言っても過言じゃないくらい。
三吉さんに魅了されっぱなしでした。
欲を言えば、もっと三吉さんのミュージカルシーンを見たかったかな。
それから、印象的だったのが、終盤のエレベーターのシーン。
乗っている人達の視線が下を向いていたり、前を向いていても気持ちが下を向いた雰囲気だったり。
この人達の視線の演技が上手かったから、エレベーターに残った三吉さんの、前を見ているけどしっかり上を見ている表情が、際立って感じたのだと思います。
普段の生活の中で、突然歌ったり踊り出したりは出来ないけれど、心の視線を上げる事は出来る。
それが出来たら、少し違った世界が見えるのかもと、思わせてくれた映画でした。
正直に告白します!
三吉さんのパンツが目に飛び込んできた瞬間から虜になりました!(笑)
ストーリー的には、全体的にバカバカしくて好きなんですが、深く考えだすと腑に落ちない事が多く…(宝田明の能力、ウエディングドレス女のトランク滞在と脱出タイミング、蝶よ花よと育った主人公の文化祭でのゲロetc.)
あれもこれも映画の中のエンターテイメント!で済ませても良いんでしょうけど、だから惜しいなと…
好きですけどね♪(笑)
楽しんだモノ勝ちかなぁ
純粋に面白かったです。そんなに期待もしてなかったし(失礼ながら)気楽に観ればいいんじゃないかなって思います!ロードムービーはいつもながら「まだもっと遠くに行くの⁈」「この車どうすんの⁈」等々ヤキモキしながら観ることになりがちですが、そこがまたいいところ。古くは『幸せの黄色いハンカチ』最近といっても10年くらい前かな『ヘブンズ・ドア』なんかもハラハラ、ドキドキして観た記憶があります。常に主人公といい相棒がいることが基本でしょうが、三吉彩花さんもやしろ優さんもさほど映画の経験が多いこともないですが、よく頑張ってました。往年の宝田明さんを知る年代の方々には懐かしくもあり老若男女楽しめたんじゃないでしょうか。
静香がミュージカルを認めたくない時に言っていた「ミュージカルっておかしくない!?さっきまで普通にしゃべっていた人が急に歌い出したりして!」っていう気持ちは私自身もそうでしたが、そういうモノなんだって割り切って観れば楽しくなるコト、LALALANDあたりからわかり始めた新参者・初心者の私ですが、なかなか楽しいですよ!
追伸: お盆休み最終日ということではありますが朝イチの上映回で観客11人は少な過ぎじゃない?
バリエーションも観てみたい
音楽の持つ魔力、初めてウォークマンをつけて観る見慣れた街や人が映画の1シーンに化けた驚きが蘇った。日常の中の非日常、フラッシュ・モブには遭遇してみたいと常々思っていた。ヒロインのミュージカル嫌いはトラウマだったのか、それでもミュージカルは嘘っぽいと思っている人も少なからずいるだろう・・、嫌い嫌いも好きの内という迷言もあるが監督はそこら辺を面白くひねってみたかったのだろう。宝田さん探しはカーニバルの遊具で魔法にかかり、元に戻ろうと遊具を探すシチュエーションのトム・ハンクスの「ビッグ」に似ているのだが後催眠は魔法ではなく医学的根拠もあると医者に念押しさせるところは日常性に拘る矢口監督らしい。らしいと言えば旅先で知り合ったストリートミュージシャン洋子(Chay)がギターを持って元彼に殴り掛かるがウェディング・ケーキを壊しただけでギターは無事なのも楽器に対するリスペクト、デリカシーに思えた。落とした焼きそばを犬が食べるシーンがあったがエンドロールに動物虐待はしていませんとのクレジットがありました。らしくない点ではヒロインが千絵(やしろ優)に向かって暴言を吐くシーン、自分勝手な千絵に苛立っているだろう観客の溜飲を下げるための代弁なのでしょうが全人格否定は頂けませんね、いちおう人なのですから。概ね楽しめたのですがエンドロールに流れた本編とはムードの異なる素敵なJAZZ(Stone with Wind)を聞いていたら欲が出てきました。普通、ミュージカルの楽曲はオリジナル、謂わばオートクチュールですが本作ではプレタポルテが出てきますので、詞先、メロ先ではありませんが別の楽曲だったらどういう展開かまたはその逆も観てみたくなりました。ケーススタディに悩むというか楽しむ矢口監督のメイキングものでも良いですし続編でも、洋子のスピンオフでもよいのでもう少し観てみたい・・。
それにしても今日の映画は始まる前のCMや告知やらで25分と長かった、本編と違い音の密度も高いのでうるさくて参った、苦しい台所事情は分からなくもないが考えてほしいものです。
消化不良
概ね満足ではあるんだけど…
不本意に催眠術をかけられて、借金背負わされて、今までものすごく努力してきた主人公が可哀想になってしまってハッピーは感じられなかった。
あと、宣伝の割にミュージカルシーンが全然足りない!
梅棒の舞台公演のような、聞いたことのある音楽に合わせて前編踊りまくりを期待していたのだが…
まとめあげたのは凄い
・《ラ・ラ・ランド》みたいのなら撮れるんじゃないかな
・ミュージカル嫌いな女が音楽聞こえたら踊らずにいられないようにしたら……イケる!
・なんで踊らずにいられなくなるんだろう……やっぱ催眠か
・なんで主人公だけ催眠にかかるんだろ……ミュージカルにトラウマと願望があってそれでだ!
・最後はトラウマも解消するようにしとこう
・途中でラップも絡めたいな。主人公がラッパーに絡まれることにするか
・ストリートミュージシャンと絡んで金稼ぐのもいいな
・そのミュージシャンがいかれてて、実はストーカーですとか
・結婚式乗り込んで《ウェディングベル》だ、これ最高!
・一箇所でやるの難しそうだからロードムービー風でいこう
・途中で騙されちゃったりするんだろうな
・主人公がただ日常に戻るだけじゃ詰まんないな……音楽の道へ進むことにしよう
・女性社員が憧れるエリートに認められるんだけど、それでも行くんだって話で
・そのエリート社員はちょっと悪い奴で「会社に戻らなくて良かったね」って思えるようにしとこ
というような、企画した人の声が聞こえてくるような映画なんだよね。
それで企画の段階では思いつく度に「これイケる! 面白い!」となったと思うし、企画会議も通ったんじゃないかな。
でも脚本にしてみたら「あれ? もう少し面白いと思ったのに」ってなって、キャスト決まって撮影したあたりでは「あれ? あれ?」と思ったと思うけど、もう止められないよね。編集は辛かったんじゃないかな。
予告編観た時点でね「なんか完成度低いけど、本編ではキチッとなってるんだよね」と思ってたんだけど、そんなことなかったの。
「《ウォーターボーイズ》《スウィングガールズ》の矢口史靖」って宣伝で言われるけど、《ウォーターボーイズ》も《スウィングガールズ》も、当時ですら、「ちょっとダサいとのギリギリだな」って感じだったのね。そのテイストで今やられたら、キツイよと思ったんだけど、そのテイストだった。
「矢口監督に次回作はあるのかなあ?」と心配になったけど、それでも、この話をまとめきって、一本の映画にしたのは凄いと思ったよ。
ミュージカルではないかな
普通ミュージカルは、登場人物の心情を歌やダンスで表現するのだけど、この映画ではそうならないので曲に対して乗り切れない。設定的にしかたないんだけど、ミュージカル的な楽しさはあんまりない。後半はできの悪いロードムービーみたいになってるし。せっかくリアルミュージカル体質なヒロインなんだから、こんな曲でも踊っちゃうの?みたいな展開がもっとあってもよかったな。あと、函館のハセガワストアーでカップ焼きそばはねえだろ!やきとり弁当を食え!!
アンチ設定で笑わせるものの、単調なオチは否めない。
邦画ミュージカルにあえて挑戦した心意気を買いたい。主演の三吉彩花が頑張っている。
映画マニアなら三吉彩花の出演作は、大泉洋主演の「グッモーエビアン!」(2012)など、ひとつぐらいは見ていると思うが、メジャー作品でも脇役がほとんど。雑誌「Seventeen」モデル出身の女優も挙げればキリがなく、今回の主役は異例の大抜擢である。
相当に努力を積んだであろう、彼女のダンスパフォーマンスは何ら遜色ない。それだけでも観る価値がある。
昭和ポップスを中心とした既存の曲を使っているという意味では、”ジュークボックスミュージカル”に分類。
幼いころの苦い経験からミュージカル嫌いとなった主人公が、遊園地の催眠術師ショーで、"曲が流れると歌って踊らずにいられない"という暗示にかかってしまう。
その暗示を解いてもらうために、地方巡業中の催眠術師を探して追いかける。行く先々で出会う人々といちいち踊る(笑)。若干、"ロードムービー"っぽくもある。
ポップなコメディタッチは矢口史靖監督らしい作品で、"ミュージカル嫌い"を主演にした"ミュージカル映画"というアンチ設定が笑いを生む。
序盤は手放しで笑えるのだが、だんだん苦しくなってくるのは、その設定以外にオチの要素がないから。
これまでの矢口史靖監督作品の共通点は、How To"(~のやり方)であったり、”All about”(~についてのすべて)が基本パターンになっている。
「スウィングガールズ」(2004)、「ハッピーフライト」(2008)、「ロボジー」(2012)、「サバイバルファミリー」(2017)...などなど。
いずれも普通の人が知らない経験や業界の"ヘェ~"が知的欲求を満たしてくれた。単なるギャップの笑いだけではないのだ。
ところが本作はミュージカルとしての成立に気がとられて、そこが足りないのが残念。
あやしい催眠術師役に、初代ゴジラ俳優の宝田明(85歳)をキャスティング。矢口監督は、以前もミッキー・カーチス(出演時73歳)を「ロボジー」で使っていたが、大ベテランを起用するセンスが面白い。
(2019/8/16/ユナイテッドシネマ豊洲/ビスタ)
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