「矢口監督のコメディセンスに陰りが出始めている事が心配」ダンスウィズミー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
矢口監督のコメディセンスに陰りが出始めている事が心配
矢口監督作品には二十年近く楽しませて頂いている。
が、前作の「サバイバルファミリー」辺りから監督の稀有なコメディセンスに輝きが無くなって来ている感がある。
この作品で、幾つか気になる点があるが、一つだけ。
使用されている楽曲が昭和、平成初期のものが多くアレンジも多少強引な感があり、主人公の女性の踊るシーンが昭和歌謡ダンスに見えてしまうのである。(卑近な例で言えば、NHKの昭和音楽番組で披露される踊りだと思って頂きたい)
才能は簡単には枯渇しないと私は思う。
この作品が、若手監督が製作したものであればコメントは大きく変わるが、矢口監督作品だからこそ、少し偉そうにレビューさせて頂きました。
監督とはほぼ同年代なので、エールだと思って下さい。
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