プリズン・ランペイジ
劇場公開日:2018年10月12日
解説
テレビシリーズ「BONES」のドワイト・H・リトル監督が、かつて全米を震撼させた実在の犯罪者一家の脱獄と逃走劇を描いたクライムサスペンス。1978年の夏。アリゾナ州刑務所に収監中のゲーリーとランディは、ゲーリーの息子たちの協力により脱獄に成功する。ベテラン捜査官クーパーが追跡する中、一行は血みどろの逃避行を繰り広げていく。出演は「ターミネーター2」のロバート・パトリック、「ハングオーバー!」のヘザー・グラハム、「いちご白書」のブルース・デイビソン。「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2018」(18年10月12日~/東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて開催)上映作品。
2017年製作/93分/R15+/アメリカ
原題:Last Rampage: The Escape of Gary Tison
配給:ブラウニー
スタッフ・キャスト
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2020年11月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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実話だから恐ろしい。どうしようもない親父だと、息子が不幸になる典型例。特に死んでしまう長男が可哀想。何故、妻は親父をキリストのように良く言うのか、わからないし、クレイジーなんだろう。脱獄を息子たちに手伝わせ、奪った車の持ち主を赤ん坊がいようが撃ち殺し、それも息子に見せ、ラスト息子たちを駆け抜けたのを置いて自分だけ逃げ込む話。
2020年7月31日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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ゲイリーと3人の息子の絆。冒頭に出エジプト記からの出典で「血は呼び合う」などと親子は絆を確かめるものの、妻であるドロシーに突撃取材を続けた若手新聞記者マリサのおかげで「父親は利用されているだけだ」と虚像を信じ込まされていた3人の息子の姿が浮かび上がる。
どんなことがあっても父親を信じ続ける次男のレイ、逃避行中に善良な市民である家族を皆殺しにしたことで信じられなくなりつつある長男のドニー、そして17歳で犯罪歴もない無邪気な末っ子リッキー。母親ドロシーによる洗脳のようなもの。「悪い奴らに利用されただけなの」などと言いつつも、実は終身刑2回分の罪で収監されていたゲイリー・タイソン。この悪に染まった男を見抜いていたのはゲイリーの弟であるジョー(ウィリアム・ショックレイ)と保安官クーパー(ブルース・デイビソン)だけだったみたい。
完全に実話で、全米を震撼させた脱獄事件。人を殺さないなどと騙されて記事にしてしまったマリサも恥じて、警察に全面協力することになった。
狂った男の末路はやはり狂ったもの。途中で新婚カップルも惨殺し、6人の被害者を出してしまうが、ジョーの協力によりやがて警察に包囲され、長男ドニーも死亡してしまう。ドニーとしては潔白なリッキーだけは助けたかったのだが、結局はリッキーもレイも終身刑。一人逃亡に成功したかのようなゲイリーだったが、砂漠を徒歩で逃亡中に脱水症状により死んでしまうという儚さ。アメリカの闇と現場で活躍する保安官の対比がとても印象的。
(ほぼ備忘録)
2020年5月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
悪人の悪あがき
被害者が無駄死に過ぎて、、、
人間って怖い!
2020年4月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
三人の息子に良い父親像を植え付けていた母親は、ある意味で旦那に洗脳されていたかのような歪んだ家族愛。
まだ若く将来がある筈の三兄弟が起こしてしまった行動に理解は出来ないが、実話だからこそ馬鹿には出来ない怖さもあり、特に次男の父親に対する眼差しがイカれている。
ロバート・パトリックが絶対的な権力を持つ父親としての威厳が揺らぎながらも突き通す存在感を、見事な悪役像として演じ切っている。
興味深い実話ではあるが、三兄弟の心情を深く掘り下げる描写が少ない分、頭の悪い息子たちに思えてしまうのが残念。