「ネタバレ?、かもしれない」泣くな赤鬼 つとみさんの映画レビュー(感想・評価)
ネタバレ?、かもしれない
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いい作品なのは間違いないけど、どこかもの足りず、突き抜けた良さみたいなものが薄いなと思っているところに、似たような感覚のレビューが多くて笑ってしまった。
素人なのでどこをどうしたらとか具体的には分からないけど、徐々に変化していく堤真一さん演じる主人公赤鬼の心情描写が足りなかったような気がした。
極端な話、これしか筋道はないわけだから変化に対して疑問は湧かないものの、冷静に考えると割りと急だよね。
どちらかというと物語冒頭の赤鬼がエンディングのために過剰に無気力にされてたような気さえする。
一応、夢やぶれて落胆した自分の気持ちを生徒たちに味合わせないためかなと思うし、それが回りを見ずに自分の中だけで正解を求めてきた赤鬼が今現在おかしている指導者としてのミスに繋がっているのだからおかしくはないんだけどね。
赤鬼は、家族、昔の生徒、今の生徒、結局誰一人見えてなかったわけで、へんに好い人でいい教師だった故の、自分は正しいはず、しかし失敗したという想いからの脱却が、ゴルゴとの再会により起こる。
うーん、テーマ自体が軽かったのかな。わからん。
文句だけのレビューになってしまったけれど、じんわり感動するし、面白かった。
若者でも老人でもない、大人の物語の邦画は小粒でもそれなりに貴重なので、これはこれでアリ。
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