アルキメデスの大戦のレビュー・感想・評価
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戦争映画じゃなかった
大和に代表されるデカいモノを国外にも国内にもこけおどしとして使わざるを得なかった、ということはわかったし説得力もあった。でも、テレビもなかった時代、大和を見て感動し酔いしれる普通の国民ってどれだけいたんだろうか?いたとしたら、それは新聞や映画館で流される時事ニュースを見て、ではないだろうか。軍部の言いなりだったマスコミの責任を思う。この映画は戦争映画でなく、未だに負け方も争いの落としどころも学習していない、外交下手で言葉を大切にしない今の日本の政治家、マスコミ、私達を痛烈に批判している映画だ。
中盤は退屈、だが観る価値はあり
ペラペラ
老人を若者がぶちのめす愉快さ
数年の山崎貴監督の作品に比べる、ダントツに楽しめました。
櫂 直(菅田将暉)と田中正二郎(柄本佑)のバディムービーな側面と同時に、國村隼・橋爪功・田中泯らのおじ様方の会議ムービーでもありました。
原作はまとめて読んでおらず、雑誌での拾い読み程度なのだが、戦闘機開発や軍部内の人脈づくりなどのエピソードが丸々カットされ、大型戦艦「大和」建造の有無の争いだけに特化していました。
そこが映画としてのまとまりが出て、わかりやすく楽しめた勝因だったように思います (軍事的なとんでも感も増していたかもしれないけど)。
おかげで櫂は天才じゃなく、変人も超えて、変態になっちゃった(笑)
今まで観た中で一番カッコよく面白い菅田将暉
原作は全く読んでません
ドラゴン桜の作者らしいけど絵が好きじゃないので読む気になれません
日本版韓国版ドラマ両方とも面白かったけど
そもそも漫画はあまり読まないので
連載中で16巻もでている人気漫画ですがそれをよくまとめました
原作はこの続きがあるんでしょうけど続編映画も期待してます
冒頭でいきなり戦艦大和沈没
しかもちょっとグロい
でも子どもでも見れます
昭和史に詳しくないので史実と違っていたとしてもわからないから全く気になりません
歴史の授業は大正デモクラシーあたりで終わりですから
歴史が苦手な人でも楽しめます
一応戦争映画ですが冒頭以外戦闘シーンはありません
この映画を見たからといって高齢者と一緒に反戦デモするアホはいないでしょう
ありふれた反戦映画とは違うので泣けるところはありません
菅田将暉は最後に泣いてしましたが
軍人になった菅田将暉と部下になった柄本祐のやりとりが面白い
柄本兄弟は弟より兄が地味で兄の方はあまり高く評価していなかったが軍人役はよく似合っていた
國村準舘ひろしと橋爪功田中泯が対立する海軍上層部の会議が面白い
賑やかな3人とは対照的に田中泯の静かで重厚な芝居が光るし眼鏡も光る
菅田将暉と対立する青年将校が登場しますが役者の名前はわかりません申し訳ないけど
イケメンだけどなんかキモいです
あまり好きじゃないけど悪役なら有りかな
名前は以前から知っていたけど浜辺美波の演技を初めて見ました
美人だけど個性的じゃないのであまり印象に残りません
演技は苦痛になるほど下手ではないが特にうまくない
でも事務所は東宝芸能
沢口靖子や斉藤由貴の後輩
いい事務所に入った
主人公の武器は計算
だけど自分は理数系がハクション大魔王なみに苦手なのでちょっと頭が痛くなる
戦争を背景に据えた半沢直樹
昭和が舞台で軍艦造船がテーマ。数学で戦争止めるってどうゆうこと?と思ってましたが、なるほど。数学がこんな力を発揮するのかと驚きました。
展開・人間関係・社内政治・弁論合戦は、半沢直樹感満載。菅田将暉の演技が素晴らしく、長台詞も聞き取りやすいのでストレス無く観ることが出来ます。
出来れば戦争をしないべき派と、大きな軍艦造って戦争に備えよう派。正義・悪という構図に見えますし、戦争しない派が正しそうに思えますが、ラスト30分でハッとします。そんな次元ではない考え方があり、主人公とはまた違う物の見方をしている人物の想いと悲しい史実が鑑賞後の余韻を誘いました。
…と、ラストは戦争映画っぽい感覚にはなりますが、メインのストーリーは会議までの限られた時間で天才ぶりを遺憾無く発揮し理詰めで敵を圧倒する痛快劇なので、あまり気負わず楽しむことが出来たので良かったです。
深いぞ泯さん
山崎貢監督なので、とりあえずCGが凄いというイメージ。これまで、建築中の東京タワーやら、零戦、石油タンカーなど、現実にあったものをCGで再現してきたのだけど、今回は対象が、かの戦艦大和。第二次大戦の物語や兵器が好きなので、それだけで、たまらないものがある。巨大さ、リアルさなど、映像だけを見ているだけで楽しめる。同監督の宇宙戦艦の方も映像は良かったけど、こちらの方が"実在した深み"みたいなものを感じて、存在の重さがある。私の勝手な観る側の想いだと思うけど。
それら建造物をモチーフに、関わった人間の生き方が主体となって物語が紡がれる。あくまで人間ドラマの映画なのだ。大和を作るべきか否かを巡って、海軍内部の対立と、登場人物それぞれの正義に小突き回されながら、数学を使って正義を貫こうとする天才、櫂直(かいただし)。実直で天才肌の軍人といえば、山崎豊子の名作「不毛地帯」の主人公壱岐正(いきただし)にダブるのだけど、モチーフにしたのかな?
さて、豪華な役者陣も盛り上げる。主人公の櫂となる菅田将暉は、実直な若き天才にぴったり。彼を見出した山本五十六役は舘ひろし。豪胆な味を出していて、イメージにあっていた。最初は櫂に反発しながらも、次第に心酔してゆく付き人田中には柄本佑は、真面目コミカルな役で奮闘。櫂を慕う令嬢に、いまをときめく浜辺美波。演技の見せ場は少なかったものの、和美人は画面に映えますね。でも、なんといっても存在感を発揮していたのが、頑固な造船技師の田中泯。静かながら、迫力があり、清々しい。"静謐な演技"というのが良い形容だろうか。彼の存在で全体が締まったように思えた。
物語は何を目的に船を作るのか、そこにある正義とは何かをテーマに話が進む。最初は海軍内部の権力争いに見えるが、やがて日本を守るためにそれぞれが何を考えているのかが見えてきて、最後に深い洞察が展開される。ああ、日本人の悲しさよ。切ないなあ。
色々てんこ盛りで、ツッコミどころもあるけど、充分楽しめた作品でした。
本当の正義とは?
あっという間でした!
なかなか面白かった
普通
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