「平山中将のロジックは許しがたいが納得せざるを得ない」アルキメデスの大戦 映爺さんの映画レビュー(感想・評価)
平山中将のロジックは許しがたいが納得せざるを得ない
クリックして本文を読む
冒頭、大和に撃墜された米戦闘機からパラシュートで脱出したパイロットを米水上機が救出。
それを目の当たりにした大和乗組員が愕然とする。
「お国の為に死んでこい」という同調圧力と教育を受けた当時の日本兵が、アメリカの命を尊ぶ人間としてあたりまえの行為に「真の国力」の違いを痛感する場面。
映画の骨子を冒頭で表現しているので、それを踏まえて最後まで作り手のメッセージを感じながら観る事ができました。
日本人のDNAに刻まれた“目上の者に物申せない“
“面と向かって言わず陰口をたたく“
“右にならえのステレオタイプ“
といった国民性に対するアンチテーゼの様な櫂少尉の言動は痛快!
周りの環境で想像力と合理的な思考を失わない事を
教えてくれました。
コメントする