「何の呪いか」アルキメデスの大戦 あおさんの映画レビュー(感想・評価)
何の呪いか
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色々ツッコミどころは有るにしても、エンターテイメントとして楽しめた。戦争を題材にした映画でこんな切り口が!とドキドキした。
櫂のキャラクターが菅田将暉に合ってて違和感無く物語に入り込めた。
冒頭のシーンが恐ろしくリアルで涙。乗組員は哀し過ぎる。皆死にたくなかっただろうに。最後と繋がってまた涙。でも待て、櫂に泣く資格あるんかい?平山中将と同じ学者気質で共感するのは理解できるが。
その中将が発すると「依り代」という言葉も、まるで滅びの呪いが効いてるような気がしてくる。また彼のセリフ「国民が許さない」は、煽動されると疑いもせず乗っかってしまう空気読み過ぎ今も変わらない気質の日本人が許さなかったんだよな、とゾッとした。もう呪いは沢山だ。
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