「戦艦大和の切ない存在意義に涙」アルキメデスの大戦 はるかさんの映画レビュー(感想・評価)
戦艦大和の切ない存在意義に涙
最初の戦争シーン。大和が無惨にも破壊され大勢の犠牲が出る様子が描かれていますが、あまりの恐さに口開いてた…めっちゃ絶望した。
そしてこの感情こそが平山中将が見越していた未来そのもの。大和の存在意義。
私はまんまと平山中将の未来予想の軌道に乗ってしまっていた。
観終わったあとの余韻が凄い。<正義ってなんだろう…?>をずっと考えてた(笑)
最悪の状況を避けることが正義と疑わない主人公。
最悪の状況は避けられないと受け入れてダメージ軽減を図る平山中将。
この終盤の平山中将の考えにシビれる!そして大和の存在意義が切なすぎて泣ける…
平山案を論破するまでは櫂直が主人公でしたが、最後の10分は平山中将が主人公と言っても過言ではない。
そもそも最初から田中泯さんのオーラが他のキャストと段違い。彼以外にこの役を演じられる人いない。アカデミー賞助演男優賞を勝手に確信した。
菅田将暉ファンだけど、今回ばかりは田中泯に完全に喰われたと感じた。
余談だけど、これはめっちゃいい映画だったのにドラクエどうした?と監督に問いたい(笑)
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