「滅びの美?」アルキメデスの大戦 kouhei1813さんの映画レビュー(感想・評価)
滅びの美?
原作の漫画は絵が下手すぎて読む気も起こらないが、映画としての出来は良かったと思う。日本の文学には、よく負けるために闘うという物語があるが、それを滅びの美として日本人は尊ぶ。しかし現実はただ負けた者の言い訳に過ぎない、先の大戦も大本営のエリート官僚たちのいい加減さの極地であったわけでそれにマスコミまでものっかたわけだ、それは現在の財務省をはじめとする官僚に引き継がれ、マスコミは相変わらず真実を伝えない。本作は美しく閉じ過ぎたかもしれない、これでは同じ道を繰り返しそうだ、現実はもっとドロドロしたものだったことを伝えて欲しかった。
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