マチネの終わりにのレビュー・感想・評価
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最後は幸せを捕まえに走ります
焦っては幸せは逃げる。
それでも最後は幸せを捕まえに走ります。
それだけ6年間の想いは純粋で、切ない。
辛い過去だったとしても、結ばれる未来により過去は変えられる。まさにそんな映画です。
『幸せの硬貨』
私は貴方の笑顔を買います
あなたに捧げる“幸福の硬貨”
世界的なギタリストの蒔野。
パリの通信社に勤めるジャーナリストの洋子。
デビュー20周年の公演後、友人を介して出会う。
蒔野はスランプに陥り、全てが嫌になってギターから遠退く。
洋子には婚約者がおり、パリでテロ事件にも遭遇する。
出会った瞬間に惹かれ、関係が縮まりながらも、各々の境遇、再会と別れを繰り返し…。
共に40代。まだ老いてもなく、かと言って若くもなく、人生に再び訪れた恋に不器用で、翻弄され…。
ドストレートな大人のラブストーリー…いや、メロドラマ。
東京、パリ、NYを舞台にし、ムードはいいが、ツッコミ所やご都合主義も多々。
それでも情感たっぷりの大人のメロドラマとして成り立っているのは、主演二人の魅力に尽きる。
本作の後『ラストレター』に出演したが、福山雅治が映画で主演で恋愛モノに出たのは意外にも本作が初めて。
哀愁漂わせつつ、男の色気も滲ませる。
最近やたらとアンチ派も多いようだが、劇中披露するうっとりするギターの音色も併せ、何だかんだ言って画になる佇まい。
福山も悪くなかったが、やはり私は男なので、石田ゆり子に見とれてしまう。
アップになると多少目じわも目立つが(劇中でも蒔野より洋子の方が年上設定)、全体の雰囲気は何の何の!
美しく、知性や自立心のある傍ら、テロの後遺症に悩まされ、脆さや弱々しさ、蒔野からの突然の告白に戸惑う。
その魅力。それも全て、40過ぎてもこういうラブストーリーに主演出来る石田ゆり子だからこそ。
他豪華なキャストが揃っているが、それほど見事なアンサンブルを奏でているとは言い難い。
この手の作品に必須な恋敵、てっきり伊勢谷友介演じる洋子の婚約者かと思っていたら、思わぬ人物であった…!
蒔野のマネージャー、早苗。
まだ若いながらも、ギターを弾く事以外不器用な蒔野を全面的にアシスト。
蒔野の突然の半引退は蒔野の苦悩を汲んで理解を示すも、蒔野の洋子への想いに対しては…。
密かに蒔野に想いを寄せていた早苗。
洋子が帰国し、蒔野と3度目の再会の日、それを妨害。二人の想いはすれ違い、会う事も無く別れに…。
そして早苗は蒔野と結婚し、子も授かる。
まんまと幸せを手に入れたビ○チ!…と思えないのは、彼女自身も激しく後悔していたから。
何よりも蒔野の事を第一に考え、蒔野の再起の為に…。
ある時、遂に二人に事情を。洋子と早苗の対話シーンはヒリヒリ…!
少々ファンタジー世界の主演二人より、ずっと現実味あって何だか不思議と共感も。
演じた桜井ユキが印象的。“名脇役”であった。
よくあるジャニタレやアイドル美少女を起用した胸キュンシチュエーションの少女漫画の実写化だったら、こうはなるまい。
大人の恋愛は想いだけで全てが夢のように上手くいかない。
再会すらままならない。
しかしだからと言って、想いが薄れ、忘れる事など無い。
会えないほど、想いは募り…。
パリでの2度目の再会の時の蒔野の突然でありつつ、激しく熱い告白。
あなたの存在がこの身を貫通…いや、あなたの存在がこの身に留まり続けている。
この言葉が物語っていると思える。
浮気もしくは不倫とも見て取れる。
でも運命の女神が微笑み、二人が結ばれていたとしたら、どうだろう。
二人の人生に於いて、美しい愛の物語のまま終われただろうか。
聞こえは悪いかもしれないが、早苗と結婚し、穏やかで幸せな家庭を築き、再起も出来、蒔野にとって結果的に良かったのではと思う。
洋子は婚約者と結婚するも不倫され、子も奪われ、私生活は不幸せだが、再びジャーナリストとして再出発。思うに洋子は、“妻”や“母親”というより“女性”として生き、愛される方が合っているように思える。
それぞれ生き迷いながらも見出だした、愛の形と幸せと人生…。
本来ならここで難点を指摘して締めにしようと思ったのだが、レビューのバランスが悪くなりそうなので、割愛。
ツッコミ所やご都合主義は、見てアリかナシか判断して下さい。
“再会”のラストシーンまでは描かず、個人的にその直前の演奏会で終わっても良かった気がする。
それほど素晴らしいシーンであった。
蒔野はデビュー時と同じホールで再起コンサートを。
拍手喝采。
最後の一曲は、突然の変更。
何故ならその視線の先には…
あなたに捧げる“幸福の硬貨”。
脚本が残念
音楽が綺麗でキャストも豪華なので形になっているけど、脚本が酷くて残念な映画。映画の最後の演奏会で薪野が洋子に気がつくタイミングを原作と変えてしまったところは絶対的に間違っている。薪野は洋子に気がついたから挨拶をして洋子にメッセージを伝えようとしたという重要な場面を変えてしまうのは原作に対してあまりに失礼だと思ったね。セントラルパークで薪野に英会話の初歩的なミスをさせる意図も不明。世界的な音楽家でサインを求められることにも慣れているはずの薪野があんな初歩的な間違った英語を話すとは考えられない。脚本や演出に気になる点が多い作品。
歩き出す先
ラストシーンでは、蒔野聡史(福山雅治)と、小峰洋子(石田ゆり子)が逆の方向へ歩き出して欲しかった。悲しいが大人の選択としてはそれで良いのでは。その少しの違いで、映画の質がかなり変わると思う。また、音楽家に音楽家を演じさせことは、観る側に現実とフィクションのイメージの重なり・乖離などを意識させてしまうため、難しいかなと感じる。
すれ違いの恋愛
ミュージシャンとジャーナリストの恋。
舞台もフランスとかニューヨークで派手。
オシャレな設定とオシャレなセリフ回し。
告白のセリフも、これでもかという位。
ただ、設定が派手なだけに、全てが嘘くさい。
中身は、これでもかという位のベタな
すれ違いの二人の恋の話。重要な場面は必ず
携帯がなる。
そして、全ての証拠を残しておいて
4年後に打ち明けるマネージャー。。。
あぁぁぁぁ
パリやニューヨークの街並みに
福山雅治さんと石田ゆり子さんが、美しく溶け込んだ大人の恋愛映画に涙しました。
すれ違いのもどかしさ。
あの時、こうしていたら…
誰もがそんな経験をしながら今を生きている。
何であの時、もう一度追いかけなかった?
何で諦めて、身近なところでおさまった?
槙野さんの「あぁぁぁぁ」に、一緒にあぁぁぁぁ
やっぱり、別の人に想いを残したまま、手を差し伸べてくれたからの一緒になってはいけないよ。
みんなが不幸になる。
真実を知らされるより、知らないままで、選ばなかった方の人生を生きる幸せもあったのでは?とも思ったけれど
「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでいる。だけど、実際は未来は常に過去を変えているんです。得られるともいえるし、変わってしまうともいえる。過去は、それくらい繊細で、感じやすいものじゃないですか。」
クラシックギターを何本も購入したという、さすがの福山:槙野さんが奏でる「幸福の金貨」の美しい調べに、選ばなかった方の道にも、過去を変える未来があると信じてみてもいいのかもしれない。
そんな余韻を感じながら、自分の人生の今を思う映画でした。
あぁぁぁ
パリやニューヨークの街並みに
福山雅治さんと石田ゆり子さんが美しく溶け込んでだ、大人の恋愛映画に涙しました。
すれ違いのもどかしさ。
あの時違う選択をしていたら…
誰もがそんな経験をしながら今を生きている。
何であの時、もう一歩追いかけなかった?
何で諦めて、身近なところでおさまった?
槙野さんの「あぁぁぁ」に一緒にあぁぁぁ
やっぱり、別の人に想いを残したまま、手を差し伸べてくれたからと一緒になってはいけないよ。
みんなが不幸になる。
早苗さんの最後の懺悔の告白
そこまでして手に入れたなら、知らないままに、選ばなかった方の人生を生きる槙野さんの幸せもあったのじゃないかい、と思ってしまったけれど…
「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えてるんです。変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。過去は、それくらい繊細で、感じやすいものじゃないですか?」
クラシックギターを何本も購入したという、さすがの福山:槙野さんが奏でる「幸福の金貨」の美しい調べに
未来が過去を変える
選ばなかった道にも過去を変える未来がある
と信じてもいいのかもしれない。
そんな余韻を感じながら、自分の人生の今を思う映画でした。
リアル。
わたしが原作の本を読んだ時に印象的だったシーンは、登場人物が相手に惹かれる愛の場面でした。
蒔野が洋子の所作1つ1つを目で追いながら愛してゆくシーン、洋子からリチャードへの姉のような愛情や、三谷の蒔野への熱っぽいひたむきさ、親が子を想う温かさ。
しかし、映画を観たあとから何度も思い出されるのは悲しみや後悔を抱えながらも、どんなに堪えても相手への気持ちが体の中から溢れ出てしまう…行き場のない愛を見せつけられるような切ないシーンばかりでした。
嘘をつき、強がり、さまよい、震え、叫び、怒りながら微笑み、崩れ落ちるように泣く。それが、とてもリアルだと感じました。
美しい風景や演出も欠かせないものでしたが、福山さんが骨の形がわかるほどに顔を歪ませ、石田ゆり子さんが目尻に深くしわを刻み顔をくしゃくしゃにして涙する場面が、わたしにとっては紛れもなく蒔野と洋子そのものであり人の生き様を細密に表現した、この映画の本質であると思いました。
胸糞
石田ゆり子さんはとても美しかった!
それだけ!!
福山のマネージャー、あいつがいなかったらこんなことにならなかったじゃん!てゆうオチ
自分で蒔いた種なのに、散々やることやってから、好きにしていいよ、ってさぁ、、、
はー?
どの口が言っとんじゃボケぇw
まじでイライラしました
二度と観ることはないです!
主役から脇役までキャスティングが本当に完璧
主役の2人がパリやニューヨークの景色に溶け込む、落ち着いた大人の雰囲気を纏っていてただただ美しい、というのはきっとご覧になった方は皆さん感じられると思います。
聡史さんと洋子さん、本当に酸いも甘いも噛み分けた大人で、仕事はプロフェッショナルで得意なことを使命を持って臨んでるのに、大きな壁にぶち当たる。
そんなときに、自分の根幹を成すような価値観がぴたりと合うような存在に出会ってしまったとしたら…もう惹かれるのは当然だなとごく自然に思えました。
仕事や家庭や周りに付随するすべてのものに目を向けられてしまうからこそ、もっともっとすれ違うし、本心のまま動けないもどかしさを激しく表すことはなく、ただその佇まいで伝わるのが大人だなと。
プラスで脇役が凄い。特に板谷由夏さんと桜井ユキさんはピッタリすぎる。
板谷さんは大人同士の友人として、近すぎずドライすぎず事の顛末を一歩引いて見てる存在。ちなみにほんとは石田ゆり子さんとはめちゃくちゃ仲良しなんですよね…そのギャップ含め面白いキャスティング。
桜井さんは最近破竹の勢いだし、私は個人的に少し前から注目している方なのですが、この方は本当に人間の負の面を見せるのが上手い方だと思う。
泣き方とか、表情の歪ませ方とか、言葉を選ぼうとして結局言い淀んで詰まるところとか、人がおそらく他人に見せたくないけど出さざるを得なかった面を凄くリアルに出せる方。いつも大変そうな役が多いイメージだけど、毎回絶対脇役でも目を引かれてしまう。これから大女優に化けてほしいです。
あとラストの方で、桜井さん演じる早苗さんがニューヨークに聡史さん送り出すところ。あそこでもう絶対この人一生の別れだと覚悟してるな、ニューヨークでホールを探しに行って、洋子さんに本当のことを告白した事も含め、ここで送り出す事、それが彼女の"罪"に対する贖罪だし、ケジメをつけるんだなって一瞬でわかったあのシーンは個人的に印象に残りました。
この作品のタイトルは、文字通り2人の最後の再会が"マチネの終わりに"でもあるし、人生という大きな舞台の折り返し地点を過ぎようとしている人間たちのある季節や年数の話としても読み取れます。
だからこそ、ラストシーンからエンドロールへの流れ方と余韻の残し方、鳥肌が立ちました。
最後の最後に2人が隣に並ぶことはなく、でもこの後噴水の周りをぐるりと歩み寄った先の邂逅の瞬間を想いながら、美しい音楽と共にエンドロールを味わうことができる…映画化したからこその醍醐味です。
近年のフジテレビ制作の映画みんな凄いですね。エンタメ路線だけど良作。昼顔、翔んで埼玉は本当に良くて、それに続いての今作なのでちょっとびっくりしてます。
【追記】
https://bookshorts.jp/hiranokeiichiro
原作の平野啓一郎さんのインタビュー。本作に関しても、小説全般に関しても、言及されてることが凄く面白い。
未来から過去を振り返る価値観、"分人"という視点、"名脇役"としての生き方…本作の重要なモチーフについて考えさせられます。
石田ゆり子さん素敵
石田ゆり子さんが好きで、出演が決まってから、原作本を読んだ。
原作がある作品はどれもそうなのだが、原作の深みまではなかなか2時間くらいでは表現できない。それは量的な問題でもあるので仕方ない。原作のある作品を映像で観るときは、こんな風に実写化されるのかと、その部分を楽しんでいる。
今回は、石田ゆり子さんを観るのが好きだった。
ストーリーはせつない。
パートナーの過去の裏切り、知ってしまったらもう一緒にいられないのではないだろうか?
私なら耐えられない。
自分の気持ちのためだけに、ずるいことをする人は、幸せにはなれないと信じている。
人の幸せを壊して、その上で幸せになることなんてできない。バチが当たるのだ。長い目で見たら不幸せ。
ちょっとそんな嫌な気持ちになってしまうストーリー。
本を読み終わった時も、映画を見終わってからも、きっとこの先の未来に、2人過ごせる日が来ていると信じたいと思った。廻り道したけど、最後に出逢えて良かったと。
観る人に、その先のゆだねる終わり方。
疲れてる日に、レイトショーだったので、少し寝ちゃったけど、まぁいいかなと。
福山の演技が…
原作の細かな描写を2時間にするのは無理があると思っていた通りな作品。
桜井ユキの演技が素晴らしく良かったし、フィルムで撮られた画も良かったが、福山の演技が嘘臭くて感情移入出来なかった。
完全なキャスティングミス。
幸せはじぶんのこころが...
ひさびさに見たラブストーリーに、星5つ。
未来から見て過去が変わるなら、
すれ違った雷の夜も
良い解釈ができるかな。
これから幸せになるなら。
少なくとも、可愛い子供が生まれていることは良かったよね。
洋子の包容力、サトルの忍耐力が凄い。
良い映画でした。
原作は芥川賞作家の平野啓一郎さん。原作は読まずに観ましたが、予想(期待)以上に良い映画でした。
福山雅治(大ファン)の演技はあまり期待してなかったのですが、予想を裏切りとても良い演技でした。
石田ゆり子さんについては、ん?という部分もありましたが、全体の美しい描写に馴染んでいたのではないかと思います。
あまりにも残酷で皮肉な方法で引き裂かれた2人ですが、終焉では憤りややりきれない思いを受け入れ、前に進んで生きていこうとする余韻を残します。
洋子の離婚した夫も、元マネージャーの妻も、蒔野も、洋子も、皆それぞれが理解し誰をも恨まず、受け入れ納得して終わる。誰もが、未来(どう受け止めどう動くか)によって、過去を変えたのだと思います。
とても心に温かく豊かな余韻が残ります。
蒔野と結婚した妻も、「自分の人生においての『主役蒔野』の最高の名脇役」で生きたいと言う想いも自らの手で名脇役の座を奪ったことに築く。原作ではもっと彼女の心理を掘り下げてたのかもしれませんが、映画ではあのくらいの方が、「未来によって過去は変えられる」と言う言葉の深さと2人の愛が生きてると思います。
2人の笑顔が、2人の未来の幸福を予感させるエンディングで、とても素敵な大人の物語になって行ったと思います。
最近滅多に感じられなかった、映画を観た後の幸せを感じられました。
無題
ラブロマンスものでした。
しかも若者向けではなく、40代の大人向けな感じ。
なんかこう、もどかしいんだけど、結局元の通りに戻りかけたけどでもどうしてもな展開に、気持がよく分かるストーリーでした。
蒔野と洋子の沈黙
大人の恋愛かぁ、と難しい映画だったらどうしよう、なんて思ってたのに。気持ちがぐっと堪えられず目頭があつくなるし、帰り道には本を買って帰りました。
美しい風景も、羨むような美男美女も、ぜんぶ素晴らしいのだけれど、そんな現実と離れた世界観、どう引き込まれたんだろう?と思い出すと、主役の二人の表情と間だったのかなと思う。初対面の社会人らしい表情から、次第に複雑な顔を見せるようになり、だんだんと沈黙の時間が設けられていく。すると、今二人は今何を思うのか、何を考えているのか、と想像させる。
ドラマでよくあるのは、その場の感情を分かりやすく表現する姿だけど、現実では、内側でパッと強い感情に襲われても相手や周囲を思ったり冷静になろうとしてクールダウンするような考えが現れたりして、感情に任せた反応を表現することは少ない。でもこの映画では、二人の沈黙や表情やシーンで考え込んだり恐怖に襲われたり悩んだりする静かなシーンが生々しく表現されていて、だからこそ観る側も二人に沿って思いを想像し、引き込まれていくのかな。そんな風に思いました。
観賞後に心が温かくなりました
原作読了済み。
原作が凄く好きだったのでどのよう「映像化されるか楽しみにしてました。
キャストのみなさんの演技がとても素敵で、思い描いていたキャラクター像と一緒でした。
お互い好きなのに運命のいたずらにより、一緒になることが出来なかった2人。それぞれの人生を歩み出すことになるが、最後には・・
ラストシーンの2人の笑顔だけでじんときました。
観て良かったです。
映画のテーマでもある」未来は過去を変えることができる」を信じてみようと思います。
過去も未来も変えた
お一人様で「マチネの終わりに」見に行ってきた!
小説では感じなかった、桜井ユキが演じる三谷早苗の告白シーンは、雷に打たれるような衝撃が走ったな・・・
ある意味で、主人公は未来を変えて、過去までも変えてしまった、天才ギタリスト蒔野聡史のマネージャーだったりして?
タイトルなし(ネタバレ)
原作未読で観ました。素人感想です。
マネージャーさんの行動の一貫性のなさをマキノのためとしていて美談っぽく見えてしまうのは、私だけなのか、それとも監督がそう狙っているのでしょうか。
後半はマネージャーさんの行動の気持ち悪さから主役の2人に全く集中できず、もやもやで終わりました。
この作品はそういった作品なのか、本当は最後に会おうと会わなかろうがハッピーエンドの作品なのか、どういった解釈が正しいのか分からなくなりました。
とりあえず、原作読んだ方がよさそうですね。
たぶん、もっと歳を重ねるとよく感じる映画だったのかもしれません。
全80件中、21~40件目を表示