マチネの終わりにのレビュー・感想・評価
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涙ぼろぼろ
生きていくなかで、 こういうどうしようもないすれ違いって 往々にしてあるんだよね。 前半、出会いからの甘い恋愛部分は 観に来て損したかなと思うようなものだったけれど、 途中からグーっと引き込まれ、最後まで涙ボロボロ流し続けてしまいました。 桜井ユキさんはたぶん初めて見たと思うのですが、 リアルさが半端ない。 この役以外を演じる姿が想像できない。 福山雅治の慟哭も見応えがありました。 石田ゆり子は盤石。 どうしようもないメロドラマのようでいて、 実すごくよくあるようなこと。 すれ違いという意味で。 未来が過去を変えるという主題も充分伝わってきた。 久しぶりにボロボロ泣けて、いい映画でした。
余韻が残る映画でした
大人になると好きだという自分の気持ちだけで突っ走らなくなる。自分のことより相手のことを考えすぎてしまう。愛すること、愛されることが怖くて臆病になってしまった自分を知るきっかけになった気がします。 心に残るセリフ、音楽などがあり、何度も映画館に行ってしまいました。 私は、早苗には嫌悪感しかない。でも彼女は自分の望む幸せを掴んだ。そのことが、とても悔しかったけど、それも彼女が自分が幸せになるための選択をしただけなんだと思ったら、嫌いにはなれない自分がいました。 蒔野が告白後も穏やかに暮らせているのは、妻を愛している事実があるからなのでしょうね。 とても辛い別れを受け入れた洋子のような女性に幸せになって欲しいです。切ないストーリーでした。
こんな恋もあるのかな
40代でそれなりに恋愛経験もあろう二人の男女が、三度会っただけでこんなにも惹かれ合うというところが私にはとても素敵だと思いました。結婚直前の恋人がいるにもかかわらず気持ちが他の男性に移ってしまうのは周囲からの非難を買うとは思いますが、たった一度きりの人生、自分の感情の赴くままに動いてもいいんじゃないかと感じてしまいました。(人を傷つけてしまう時もありますが…) 映画を見た後で原作を読んでいるのですが、映画では描ききれていなかった蒔野と洋子の知的な会話が素晴らしいです。教養のある人の言葉選びは美しいですね。 私は社会にもまだ出ていないぺーぺーの学生ですが、将来は石田ゆり子さんのような女性になりたいです。
スカッとしない韓国ドラマのような感じ。
東京、パリ、ニューヨークを舞台に音楽家蒔野聡史(福山雅治)とジャーナリスト小峰洋子(石田ゆり子)の愛の物語。 40代の大人の恋愛にしては、少々焦れったく、無理やりこじつけたような展開で、ストーリーにどんどん引き込まれていく・・・といことはない。 福山雅治の髭はいただけない。石田ゆり子の若づくりもいただけない。 マネージャーの嫉妬からくる意地悪な演技もいただけない。 ハッピーエンドなのかどうなのか?終わりも何だかな~とスカッとしない。
普段は見ないラブストーリーだけど…
私の勝手なイメージなのですが、ラブストーリー映画は最後はくっついてチャンチャン。みたいな考えでしたがマチネの終わりには違いました 見る人によっては、ハッピーエンド、なんだか切ないなと感じられる作品で現実味とロマンスが組み合った感じでラブストーリーが苦手だなぁと思う人には見やすい映画だなと感じました
平野啓一郎の原作にしては、軽い内容でしたが、美男・美女・美しい街並...
平野啓一郎の原作にしては、軽い内容でしたが、美男・美女・美しい街並み、美しい音楽が揃った、夢のようなラブストーリーでした。50歳にして、福山さんはお腹が出ていないし、石田さんは白髪が1本もないのは、さすがです。映画に非日常を求める私としては、合格点です。
「切ない」にひたれる。
音楽が美しい。パリやニューヨークの風景も美しい。主演2人も美しい。 ストーリー的には「えーそうなるのーー」って感じもあるし、会うたびにこんな文学的な美しい会話をする人たちいるかなー?笑 とか、なかなかツッコミたくなるところもありますが。。そこに身を任せて、ひたってしまうと心地よい。 あと桜井ユキちゃんが良い。ずるい役も、エロい役も、幸薄い役も、なんでも上手で雰囲気ある女優さんだなー
ハラハラドキドキ
原作はずいぶん前に買っていたのですが、ついに未読のまま映画を観ることになりました(笑)。まさかの非難轟々の駄作でゆり子様が傷つくのが心配でハラハラ、そこをクリアしたあとは映画の中でとんでもない悲劇が待っているのではないかと心配でドキドキ‥‥‥。そんな感じで観てましたが、いつの間にか引きこまれてました。 辛いけどこんな大人の恋には憧れますね、決して嬉し涙ではないのですが絶望感のない涙、未来は過去を変えられるってことですかね。 切迫感と安心感を切り替えながら絶え間なく流れるギターの音色が刹那的でした。
ある意味で今時の恋愛なのかな
よかったー!主演のふたりはもちろんのこと、脇を固める人たちもよかった。 スマホがここまで普及してるからこそのすれ違いがうまく描かれてるし、恋愛に時間は関係ないんだなぁと。 一応はハッピーエンドでよかったけど、子どもたちのことを思うと.. ヨーロッパにいきたくなる。ギターを聴きたくなる。 石田ゆり子がさらに好きになった!!
心地よい
世界は広く、人であふれているのに、出会ってしまった二人。思いをぶつけ合うことも、無理に通すこともしない、大人の恋愛。切れない糸。心に静かに灯った小さな火は消えない。ギターの音が心地よく流れ、大人のラブストーリーに浸りました。
頭が少女のままオバさんになった人向けの映画
あらすじはライトノベルとかケータイ小説レベル、昼ドラ未満といったところ。福山雅治と石田ゆり子の糸を引くキスシーンが観てぇという人ならどうぞって感想。 特に前半の歯が浮きそうなレベルのキザな、そして妙に説明調なセリフの大連発でもうゲンナリ。どんな顔してこんなセリフを脚本家(か、原作者)は書いたんだか。 パリ!ニューヨーク!どう?オシャレでしょ?なんだ、バカ向けか。 なお、福山雅治、石田ゆり子ともに私は好きな役者のうちに入る。でもこの映画はあかん。
悲しんでいるあなたを愛する
映画が終わって真っ先にした事、それはりんどうの花言葉を調べる事でした。 「悲しんでいるあなたを愛する」 いくつかある中で、目に止まったのがこれでした。 これ、解釈が難しくないですか。 悪魔的に受け取ってしまうと、あなたが悲しんでいるのを喜んでいるみたいですけど違いますよね。 私は、悲しんでいるあなたに寄り添うような強さを感じると共に、何か切なさを感じるんですよね。 悲しんでいるあなたよりも、深い悲しみの中にいる様な。 私がそう感じちゃったってだけの話ですけど。 蒔野を送り出した時の早苗の表情が思い浮かぶんです、なんとなく。 ちなみに、南天の花言葉は、 「私の愛は増すばかり」 これは、『居眠り磐音』の時に調べたので知っていたんですけど。
早苗の行動に2度ビックリ❗️
原作未読。福山雅治と石田ゆり子のどちらのファンでもないが、評価が高かったので鑑賞した。これが大人の恋と言われればそうかなとも思うが、いい大人がそんなキザな口説き文句を言うかなとか、いろいろツッコミたくなる場面が多かったのは評判の割には残念だった。 ストーリー的には、マネージャーの早苗が主人公2人の恋仲を卑劣な手段で裂くこと、4年後?にその2人に真相を暴露したこと。早苗は蒔野のために一生を捧げたいと思っているらしいが、僕には身勝手な悪女でまるでバランス感覚がない不思議ちゃんとしか思えなかった。 早苗はまんまと洋子から蒔野を奪って結婚して子供まで作って幸せに暮らしているはずなのに、何で今更それを捨てる必要があったのか?告白場面で洋子はコップの水をブッかけるのが普通だろう。 あと、蒔野と洋子の愛情は運命的な出会いで非常に強いはずなのに、早苗の悪戯に近いような一時的なメールの行違いで、あんな簡単にお互いを諦められるのか?あり得ない! その上、ラストの2人の再会シーンもとって付けた感があって・・・もう一つ付け加えると石田ゆり子はどうしてもおばさん顔に見えるし、本作品で1番の要になる早苗役は難しい演技が要求されると思うが、イマイチ力不足だったと思う。 というわけで辛口コメントばかりになったが、パリ、ニューヨーク、マドリードなど画面が綺麗なのは印象的だった。が、観賞後のモヤモヤが解消されず、結局、口直しにもう一本別の映画を見てスッキリさせてから家路についた。
福山雅治と石田ゆり子が最高だった
特別福山さんや石田さんのファンではありませんがたまたまとある宣伝番組を見て鑑賞してみようと思い立ち見に行きました 予想以上によかったです ストーリーはまあ正直ベタなすれ違い恋愛ものですが海外ロケの風景が美しく福山さん奏でるテーマ曲やBGMで終始流れるギターの調べが素晴らしく、福山さんと石田ゆり子さんの表情が最高でした 特にラストシーンは邦画史に残る名シーンでしょう それからやはり福山さんがギターを自ら弾いたってところがよかったです マネージャー役の人や古谷一行さんもよかったです あのマネージャー、印象に残りますね 「未来は常に過去を変えてる」 胸にささりますね
桜井ユキの怪演が際立つ
演出も脚本も不自然すぎてダメな少女漫画かと思いましたが、桜井ユキさんの演技に引き込まれて、気づいたら泣いてました。 確かに桜井さんのおかげで観られる映画になってますが、なんでこんなに高評価なのかは理解しかねます。 ストーリーはベタでもいいけど、あまりにも学芸会な印象が拭いきれません。
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