マチネの終わりにのレビュー・感想・評価
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終わり方は、それぞれ…
音楽がよかった 聞きに行ってみたいなぁと思いました 終わり方は、それぞれにお任せします的な… わたしは、最後にお互いの気持ちをわかり合い、それぞれの人生に戻っていく そんな結末にしました
ピュアな愛
大人の愛だっていう人が多いけど、僕は全然違うと思った。 この映画はとてもピュアな愛を描いている。 生きていてもなぜか不全感がある。 それを強く感じるアーティストとジャーナリスト。 そんな二人がこれこそ、愛なんじゃないかという人に出会う。 年齢や環境の違いに迷いながらも惹かれ合う。 この引力のような愛。 それは瞬間的かもしれない。 でも、未来が過去を変えるように、 いまのこの思いを変えることは二人にとって死を意味する。 そんな純粋度の高い愛がここにはあった。 僕はこの映画の原作を読んでいる。 これはとても珍しいことである。 小説といえば村上春樹くらいだから、 ごく一般的な活字離れの人だ。 だから、あの小説をどんな風に表現するのか? 興味があったのだが、2時間にうまく収めたなと感心した。 役者も福山雅治は適役だと思っていたが、 石田ゆり子は国際ジャーナリストとしてはどうなんだろう と感じていたが、積極的というよりは、分析型の記者にはあっていた。 だんだん美しく見え始めたからね。 それにストーリーのキーポイントとなるマネジャー役の桜井ユキ。 難しい役どころをよく演じていたと思う。 ママになって、すごく綺麗になった。 でもあのことは彼女の心にず〜と残っていた。 結論的には想いのこもった良質な作品だった。 最後の場面 それからどんな展開になるのか、僕の予測 ふたりは思いを残しながら、 元の世界に戻るのではないかな。 ピュアは一瞬であり、まぼろしのようだから。 それを知っているから。
シジミのしーちゃんとタケオ君はどうなった?教えてシルブプレ
先日新幹線に乗ったときに前の座席に坂本龍一が座っていた。「大ファンです!よければサインください」などと、どう声をかけようか迷っていて、よくよく見たら全くの人違いだった・・・(完全にネタです。新幹線にも乗ってません)。 自分の人生がすれ違い恋愛ばっかりなものだから共感しまくりってこともあるのですが、終わってみると切なすぎるこの映画。どうせ『卒業』のパターンなんだろ!と高をくくっていたこともあって、まさかの展開となってしまいました。ただ、このパターンは50~60年代のメロドラマの定番だった気もするし(はっきり思い出せません)、その王道を日本的に現代的にアレンジしたかのようなドラマかと思います。 そうしたプロットの中、「未来が過去を変える」などという裏テーマも存在して、蒔野が一目惚れした洋子のシーンがテロが起きまくっていたパリという2014年。そして2年後には大きな「すれ違い」が起きるのですが、タイムパラドクス作品のように過去を変えるんじゃないかとも期待させる現代パートへと変遷します。また、『卒業』→サイモン&ガーファンクル→NYセントラルパークという奇妙な符号も発見し、最後の最後で観客を過去へ妄想させる演出となっていました(あくまでも個人的な感想です)。 クラシックギターという設定も、ギターを弾ける福山雅治が演じることで深みを出していたし、雨降り、水といったシーンでは名曲「アストゥリアス」が流れます。この曲は付け爪をしなくては弾きづらいクライマックスがあるので断念した経験もあり、懐かしさとともに重要なシーンで使われるために胸に響いてきました。ちなみに「アルハンブラの想い出」も断念しました。ちょっと弾けるぞ!とギターを弾いたことのない女の子の前でアピールするには「禁じられた遊び」を完璧に弾くのがよいでしょう・・・ さて、そんな福山さん。凄くいいと思ったのはビブラートの掛け方ですね。指使いもほぼ完全だったようですし、あとは心に響くビブラートです。大げさに弦をフレットの横方向に震わせるように弾けば、女の子のハートはメロメロになること間違いなし!セーハってなーに?などと言わずに好きな子のハートを制覇してください・・・何言ってるのかよくわかりません・・・
鑑賞前後で
鑑賞前に色々なレビューを観ていたのだが、その時はなるほどなるほどと思っていたことが、鑑賞後見直して、全然なるほどじゃなかったー!と思った。 全然分かっていなかったのだ。 石田ゆり子さんの表情がなんとも言えず、素敵だったなあ。 福山さんの水道のシーンも。 自分の思いの丈を吐き出すわけでも、乱れるわけでもなく、すんとした表情で、大人になると全部を言葉に出来なくなるのかな。 今は言葉できちんと伝えることが自分の中の正解になっているけれど、それが正解じゃなくなる時が来るのかな、と思った。 ラブストーリーだけど、パリでの出来事とか色々考えさせられるところがあった。
そしてお姫様と王子様は幸せに暮らしましたとさ
自分の演奏に自信が無くなった格好いいバイオリニストが、美しい女性と巡りあって結ばれそうになるもいぢわるなマネージャーの策略などによって、すれ違ってまた巡り会う話。 パリ、ニューヨークの美しい風景と美味しそうな料理と意味はよくわからないけど耳ざわりのよい台詞が堪能できますぜ。 登場人物の悲しみや喜び、ドロドロした感情はキレイな世界には不要なので漂白、脱臭済みなので安心して観る事が出来ます。
マチネの終わりにを観て
まるで絵画を観ているような映画 未来が過去を変える、とても考えさせられるテーマでした。 まるでフランス映画を観ているよう! これ程心揺らす映画 最近は観てなかった。 終わっても「幸福の硬貨」のギター音が心地よく耳に残っている 秀逸な映画です。
まさしくメロドラマの王道!! 久しぶりに福山さんを観ましたがやはり...
まさしくメロドラマの王道!! 久しぶりに福山さんを観ましたがやはりステキです!!
☆☆☆★★ 原作は、平成に突如生まれた『君の名は』(アニメ版の話で...
☆☆☆★★ 原作は、平成に突如生まれた『君の名は』(アニメ版の話では無い)と言っても良いくらいのすれ違う男女の話。 ストーリーの骨格はほぼ原作通りだが。多くの部分で変更されている。 が…。 それより何より。とにかくこの原作は一筋縄では行かないくらいに、話の内容自体は単なる三文恋愛物語でありながら。純文学と呼ぶに相応しい程。主人公の2人が思い、感じながら進んで行く行動等を、実に高尚に描かれている。 それだけに。読んでいて、これ程までに苦しみながら読んだ本は本当に久しぶりだった。 よっぽど、始めの方で投げだそうか…と思った程。 それだけに、読後の充実感もまたかなり高かったのだが。 とは言え。これがもしも、ノベライズ版として書かれたとしたら。おそらく100頁行くかどうかだろうなあ〜…等と💧 原作だと。2人のすれ違いに関して関わり合う早苗。彼女の存在は、原作のほぼ半分にあたる場面まではほぼ空気でしか無いのだが。映画では登場した瞬間から、その存在感を見せ付ける。 女としての嫉妬を、洋子に対して露わにし。原作だと、ニューヨークで2回行われるコンサートの最初の時。チケットを買った洋子に対して「帰って下さい」…と言い放つのだが、映画では真逆の発言。 設定の違いは他にもあり。原作でのパリでの夜会はマドリードに。イラクでのテロで死にかけた洋子は、常にPTSDを抱えて生きているのだが。映画で受けるテロはパリへと変え、イラクでコーディネートだったジャリーラは、亡命しパリに来るが、映画では洋子の同僚に。その為か。何かと洋子とジャリーラの世話をするフィリップは、登場したと同時に………。 そんなフィリップ同様に。原作には多くの人物が、2人と(主に仕事上で)関わり合うのだが。レコード会社の是永を筆頭に、原作だと直ぐに居なくなる人物も。おそらく観客側が混乱しない為か?最小限の登場に留めていたので。原作を読まなかった人には分かりやすい人間相関図になっていたと思った。 「未来は過去を変えられる」 それは、映画の後半部分で効果的に使われていた言葉。 これは原作だとどの辺りで使われていたんだっけ? とにかく読み込むのがしんどい原作だっただけに。ちょっと確かめるのも正直言って辛い💧 ひょっとして、洋子の父親が製作した芸術映画が発端だっただろうか? 主人公は天才と異名を持つギタリストであり。洋子は世界的に著名な映画監督を父に持つ。 それだけに、2人はメールやスカイプ等を通じての芸術論を繰り返しては議論する。そこで2人が話し合ったのが『ベニスに死す』症候群。 アーティストとジャーナリスト。 お互いに違う道を進んではいるが、(待っている)人に伝えるのは同じ事。 そんな2人だからこそ、共に感じる将来への不安と焦り。過去への悔恨を、圧倒的な筆力で描き切った原作。 原作では洋子は、最後に映画監督である父親と会い。芸術作品である『幸福の硬貨』を製作するまでの真相を知る。 本編ではそれを、(やはり登場人物を少なくする為か?)母親から教えられる。 芸術を産み出す為に費やされる労力や苦悩。 ジャンルは違えども、本人の口から出る言葉の重みによる説得力。 だからこそ、原作を読み切った後の読後感に「読み切った!」とゆう充実感を味わえた。 (しっかりと理解していたかは怪しいのだけれど💧) 映画版では、その辺りでは芸術的な描き方は一切せずに。福山雅治と石田ゆり子。「この2人のカップルの行方をじっくりと見て下さい」…とばかりに。 (10代向けのコミック版恋愛映画が多く製作される日本映画界の現状に対して) 大人同士の恋愛物語を描く事で。なかなか映画館に足が向かなくなった世代の鑑賞に、耐えられる作品を意識して製作しているのは間違いなく。 その辺りのコンセプトは成功しているとは思えた。 但し、その分かりやすさゆえに。映画として深みには欠けている気がするのは、若干だが致し方ないところだろうか。 それに関しては、シジミのペット話を全部描いたとしても難しかったかもね(´ω`) 2019年11月3日 TOHOシネマズ府中/スクリーン5
過去は未来によって変わる・・・そうだよなあ!
心に1番ズシンと来た台詞は、「過去は未来によって塗り替えられていく、未来によって変わっていく」だった。 これは心に来た。 この台詞だけでも「マチネの終わりに」を観た甲斐があった。 嬉しく楽しい過去の場所や事柄が、のちの未来で辛い場所や事柄に変わってしまうことは経験済みだが、 しかし、逆もまた言えて、もっと先の未来に、それが幸せな場所や事柄に転化しているかもしれない。 未来は過去をアップデートしてくれる。 そのために今日の積み重ねを生きていく(活きていく)のかもしれないなと、そんなことを考えた。 今映画の登場人物も年月をかけて過去をアップデートさせていき、そして、、、。 福山雅治、石田ゆり子のご両人は年齢より若々しいが、ふとした瞬間にやはり少し老けたかな?の印象。 映画自体は飽きずに十分楽しめた、観て良かった。 パリの映像も素敵。 テロの辛口時事シーンもあり、テロへの怒り、命の儚さ、残された関係者の苦しみを感じとれた。 マネージャーが奥さんにおさまってたシーンでは、内心絶句。 まあ、良心の呵責に耐えきれずあとあと自ら、、、過去に酷い画策をしても結局は悪者に成りきれなかった人。 好きすぎて道を誤ったが一本気な人だからああいう流れですかね。 胸がキューンまではならなかったが、久しぶりに王道の、想い合いながらスレ違う恋愛映画に星4つです。
大人のラブストーリーですね
石田ゆり子さんが好きなだけで公開を待っていました。 福山雅治との共演である意味、キャスティングだけの駄作かなぁと思っていましたが、いい意味で期待を裏切られました。 ストーリー的には本当に死ぬほど好きならあんなすれ違いかたはしないよなと思いながら見ていました。正直、ちょっとイラっとしてしまいました。 エディングの主役二人の笑顔が最高でした。 それまでのわだかまりがすっきりします。 過去は未来で変えられると言うメインテーマで結末は見る人の想像次第という結末は僕的には良かったと思います。 そこら辺が大人のラブストーリーだなぁと思った所以です。 とにかくエディングの二人の笑顔に救われます。
マチネの終わりに
1日でマチネの終わりに観て閉鎖病棟観たのですが 正直閉鎖病棟の印象が強く残ってますが仕組まれて やり切れ無い所もありましたけど最後はいい方向へ 向かわれたと思います 終わり良ければ全て良しと 言うことわざがある様に 。。。
大ハズレではない
私には経験ないけど、運命の人みたいにビビッとくる異性に出会うことってあるかもね。 そういう人に出会ってしまった人のドラマだね。 その出会いがタイミングが悪い場合もきっとあるよね。 そこそこよく考えられたドラマというか、もしかしたら逆にひねりすぎかな。 でもわかりやすかったし、飽きずに見ました。 でもアンジャッシュ・コントはちょっとね。 最後もちょっとずるい終わり方かな。 人間誰しも常に道徳的に生きているわけでもないし、打算や迷いや間違いもあるよね。 これってどんな人にオススメのドラマかな。
平凡な映画でした。音楽家とジャーナリストとう変わった設定ではあるが...
平凡な映画でした。音楽家とジャーナリストとう変わった設定ではあるが、お互い最初の出会いでフィーリングが合って好意を持った程度の恋愛で会った回数も数回。2人きりも1回だけでキスを一回した程度。いい歳のプラトニックラブって、需要あるんですかね。
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