海獣の子供のレビュー・感想・評価
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これを絶賛する人が偉いのか?
キャラの癖が強すギルと思った。
言葉選びがキザすぎて、個人的には少し鼻に付く。笑
結局、壮大なテーマに対するなんの解釈も示さずに物語が収束。このテーマになんらかの結論を出すことが難しいのはわかるが、映画に対する否定的な意見が出たとしても、何かわかりやすく提示して欲しかった。
大切なことは言葉では交わさないとか、この映画は考えるものじゃないとか、そんな風にして逃げてるようにしか感じられず。
絶賛してる人に、どの辺が素晴らしいのか純粋に教えてもらいたい。
Don’t think, feel
感性でみる作品
いい意味で理解しきれない映画(原作未読)
まず見ていてきつかったところを言います。
声優さんです。
有名俳優を起用し、演技派で固めたのは良かったと思います。
が、やはりここは声優が本業ではない俳優さん。
淡々と演技するのが絵ともあってないし、口の動きとも合わせられない。違和感でした。
個々の俳優さん自体は好きなんですけどね…
この声優に関してで星を一つマイナスにしました。
しかし一言、映像美!素晴らしい!!
「祭り」にふさわしいとてつもない情報量、美術感、音響美
そして生命の尊さ、死生観、宗教観
2時間圧倒され続け、鳥肌が立ちまくりでした。
しかし、内容は理解しきれないまま。というか、思考が追いつかない。
この辺は原作を読みしっかり理解していきたいと思います。
まぁ、制作側も完全に理解できてるかどうかは謎ですがね。
たしかに、「考えるな。感じろ。」
初見の方にとってはこの一言で尽きると思います。
美術感的要素にステータスを振った作品でした。
「なんか凄かったな…」ってなる映画
歌や絵は最高だが
大きなものは大きな画面で〜
原作未読ですがまるで細密画が動いている感じ。
クジラやサメが緻密な線で描かれているのため
動いた時の怖さ、本物のザトウ鯨の水中動画の様な
あの怖さが十分伝わって来る。
予告編で観た圧倒的なクジラ描写!
とてつもなく大きいものが描かれている映画は
映画館で観ないと全く意味がない私理論。
それだけでもおすすめです。
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
ライムスター宇多丸さんの評論やネットでのレビューを読んで
日本アニメのど真ん中(ジブリ、押田さん、新海さん)とは
違うところを知りたくて観て来ました。
クジラやサメだけでなく、主人公の日常生活の描写も
とても丁寧に書き込まれていて
彼女を取り巻く世界がしっかり伝わってくる。
難解だという意見もあるそうですが
宇多丸さんの評論や
ネットのレビューを読んでから観に行った私は、
地球の生命は宇宙からの隕石に含まれた物質によって
発生したのではないか?という学説がありますが
それを形にしたような、
海は全ての命の母
という様な話だと理解しました。
命の起源〜
命溢れるこの星が、もう奇跡〜〜
@もう一度観るなら?
「大きいものが描かれている映画は
映画館で観ないと全く意味がないよね」
わかりづらい、と誰か注意しようよ。
五十嵐大介ファン必見!!!
この作品の魅力は、生命と神秘の描写の素晴らしさです。
私は大学時代に五十嵐大介の「魔女」という作品を読んでから10年弱、その独特の筆致と、それがもたらす神秘や生命の息吹のすばらしい表現に夢中となっていました。
映画の中で描かれているクジラやウミガメ、ジュゴンなどには、実際に水族館で目にする以上に、存在感や生命力を感じました。漫画の筆致が限りなく再現されていることの効果でしょう。
また、神秘的なシーンも、色彩・音声が付いて、一層観客の根源的なところを揺さぶる(不安定にさせる)表現となっていました。
新海誠作品が世界や空気感の描写が素晴らしいと人気をさらっていますが、アニメーション・イラストレーションが表現できるものって、他にあると思います。
この作品からは、磯や土の匂いといった情報まで、映像から伝わってきました。こんな経験を、巷の映像作品からもっと得られれば良いのですが…
さて、この作品を観て、五十嵐作品のファンである私は、その作風の特長が最大限生かされていると感じ、大変満足しました。
ただ、この作品がTVで宣伝されていたほど、大衆受けする作品であったのかは、個人的に疑問ですが…
(五十嵐作品の知名度が上がったのは、ファンとして嬉しいです)
今後、五十嵐作品の映像化が進んでいくことを切に願います。
生きている不思議死んでゆく不思議
原作は知りませんタダ券もらったので観ました
終盤の意味不明映像ゾーンは2001年宇宙の旅の系譜だと思いました
要するに宇宙、地球、命、生と死、は不思議で神秘で意味不明で理解不能なものなので、それが分かりやすくなるよう、極端にいみわならない意味不明で不思議で神秘なものとして映像にしてるわけです
こういう映像に意味が分からない、難解だ、という感想を抱くのは大変ナンセンスです
原作はわかりませんけど この映画は言葉でとてもわかりやすく説明してくれており 難解という映画ではないと思いました
宇宙から隕石が落ちて、地球に生命が誕生した
プランクトンを魚が食べ、さらに大きな魚がそれを食べ、鳥がそれを食べ、哺乳類がそれを食べ、人間が食べ、人間が死に土に帰り、腐り、雨が降り、植物を育て、太陽が照り、光合成をし、海の水が蒸発し、雲を作り、また雨が降り、動物たちは命をつくり世代を継いで行く、地球の全ては巡り巡って同じもので構成されています
この地球にかつて存在していたもの、つまり宇宙にかつて存在していたものは全て、今の自分のどこかを構成している、つまり生きている限り、死んでしまった人もずっと一緒に生きていていつも繋がっていて何度でも会える
存在も不在も生も死もタナトスもエロスも他人と自分も全部結局は同じ、地球という大きな生命体の一つの細胞だ、ということだな〜と
最後、新しい命が産まれるシーンではなぜか対照的に「命を絶つ」音を感じる 生と死は表裏一体なのだということが印象的に描かれており、実際ハサミに力を込める描写は私は少し見てて痛かったです
正直そういう普遍的なテーマと主人公少女の成長話はうまく噛み合っておらず なぜ最後では足をひっかけてきた性格ブスを許そうという気になったのは分かりませんが 原作のある映画なのでまあいろいろはしょられたりしたんでしょう(と大目にみました)
ながながとしゃべりましたが原作しらんし途中眠くて寝たんでほんとうに断片的に観た感想です
一番の見せ場はやはりエンドロールではないですか?
米津玄師 特に好きじゃないけどマジ非凡だなと思いましたね
いくら映画に合わせてって頼まれても普通ここまでのヤバ曲つくれないでしょ 本編で泣くシーン一ミリもなかったけどサビで涙目になっちゃった
エンドロールの映像ももう少しがんばればよかったのに…
あと!芦田愛菜ちゃん 君は神に何物を与えられたのだ?!声優うまいよ!!
感性に訴えかける作品
原作を読みたくなった。
表現、展開、全体的に綺麗に纏まってると思いました。
言葉をそのまま聞くのではなく言葉の奥に込められた意味や想いを感じられる人でないと難解な作品だと思います。
テーマも壮大で奥が深い。
印象的なセリフも心に残るものも多い。
目で見えるもの、耳で聞こえる表面ではなく、その奥にあるものを感じられないとただのカオスで退屈な時間なのかもしれない。
"普通だったら"とか"こうだからこう"みたいなのを自分の中に強く持ってる人は途中から置いてけぼりになるかもしれない。
この映画の理解をわざわざ説明したくなる時点で何かが違うのかもしれない。
自分の想いをコトバにはできなくても
自分の感覚を大事にしたいと思えた。
出会えたことが嬉しい作品。
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