「予想している物とは多分違う」海獣の子供 石森章太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
予想している物とは多分違う
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ひと夏のボーイミーツガール冒険物かなにかかな?程度の知識で鑑賞。
家族愛と人間愛と命のサイクルさらに宇宙の誕生まで色々なものをごった煮にしている作品だった
前半部分はキャラの心情と映像を上手くリンクさせていたりと映画としてキチンとしている。
主人公と母親が水族館前で家族ばかりなのにそれぞれ1人ボッチで似た者同士なのを分からせる演出などをサラッと見せてくれるのは嬉しい。
キャラクターの素直になれない心の動きは誰もが一度は感じるもので飲み込みやすい。
が他の人も言っているが後半は少しキツイ。
映像は凄いけどイキナリ2001年宇宙の旅的な奴を見せられても...
やりたい事もやっている事も何となく分かるが、それまでとの温度差があり過ぎていて自分が誰目線で映画を見ていればいいのか分からなくなし!
誰を応援すれば良いのか分からないから熱くなれないよ。ただ目を開けて見てればいいの?
あとこの映画に限らないけど、意味深な言葉ばかりを喋るキャラクターに頼るのはやめてくれ!そのキャラいた所で作品に深みでないから!
前半の作りは凄い好みに合ったのだけどね...
映像と音は間違いなく素晴らしいので、アニメ好きで時間のある人は見に行ってもよいのでは?
でも予想通りの冒険物をこの映像美で見せてくれたら大ヒットしてたんじゃないの?と思わずにはいられない
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