「多分僕たちは、言葉を信じすぎている。」海獣の子供 tsukamaruさんの映画レビュー(感想・評価)
多分僕たちは、言葉を信じすぎている。
「本当に大切な約束は、言葉では交わさない」
そのテーマを体現するために、
あらゆるものを脱ぎ捨てたような作品。
映画とは何か。言葉とは何か。
伝えようとしても、伝わらないことがある。
伝えようとしなくても、伝わることがある。
その探求と、それから直感。
暴力的とも言える超絶リアル作画を通して、
その緻密な表現を通して、目の前の映像は、
僕らの心に直接その「願い」を届けようとする。
この映画にとっての賛否両論は、
この映画が「言葉」を越えて、人にありのままのメッセージを伝えようとしたことを示す、重要な証言だ。
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