劇場公開日 2019年5月31日

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僕はイエス様が嫌いのレビュー・感想・評価

全55件中、21~40件目を表示

3.5これが卒制だとは思えない良作

2020年11月23日
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一般の映画監督でさえ、このクオリティを出すことはなかなか難しいが、これを学生時代に撮ったと思うと将来有望な映画監督である。

複雑なカメラワークを入れずとも、引きの絵や長回しを使うことで、カット数は少なめだが、明解なカット割りに好感が持てる。セットや音楽もチープさを感じさせないのは、監督のセンスと腕の証だと感じる。

CG部分も低予算ながら奮闘し、子供の心情をうまく理解している。

これは聖書でいう「ヨブ」の物語だ。
宗教は人間の都合で左右される。現世利益があれば神を信じるし、なければ神を信じない。そういう意味では子供の正直な気持ちがよく伝わってくる映画である。ただ世界20億人の精神的支柱でもある救世主の扱いには、もう一段の工夫と配慮が必要かもしれない。

皮肉にも青山学院を卒業した監督に、イエスがお嫌いかどうかを聞いてみたくなる作品だった。

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TOKIES

3.5①2020.07.03:3.5 ②2025.06.12:

2020年7月4日
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①2020.07.03:3.5
②2025.06.12:

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lily

3.0小ちゃいイエス様⛪️

2020年7月4日
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アンディぴっと

4.0宿命、天命、運命 この映画のイエス様は本物のイエスかどうかイエスかノウで答えよ

2020年6月30日
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私は信者ではありませんが、この映画で子供に見える小さなイエスは、どうみても、イエスを小馬鹿にしているようにしか見えません、挙動はあみだばばあみたいですから。
でも、最後に、早世した友人に捧ぐ、わけですから真面目なんでしょう。
私事ですが、ある人が壮絶な人生のため、自殺を考えていると夢の中にイエスが出てきて、自殺はいけない、今日生きて、明日生きることは、奇跡だから、といわれ、自殺を断念した、ということがあります。
宗教は功利主義でないとすれば、信心深くとも、事故などで死ぬことは防げないわけです。
主人公がイエスや祈りが役に立たないとつぶやくのは、仕方ないことですが、天に召されたと考えれば、死んだ本人はともかく、周囲は救われ安らかにんるわけです、それがこの映画のテーマだと思うのです。
ちなみに、冒頭のだじゃれは村上春樹の本に書いてありました。

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アサシンⅡ

2.0タイトルなし

2020年6月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

監督さんの実体験をベースにしたお話なんでしょうか?
意味不明の行動も私には多く感じられました。なんせ子供が理詰めなわけはないので当たり前ですが・・・

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ちゆう

4.0【無垢な少年の心の痛みを、見事に切り取って見せた作品。】

2020年6月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

知的

幸せ

ー東京から雪国のキリスト教系の小学校に引っ越して来た小学五年生のユラは、目の前に現れた”小さなイエス様”にある願い事をする。-

 ■印象的なシーン
 ・不安な気持ちを抱えていたユラ。
  美しき”グロリア”が流れる中、ユラの前に現れた、光輝く小くて、チャーミングなイエス様の姿。

 ・ユラにサッカーが得意で、勉強もできるタクヤという友人が出来、二人で楽しそうにサッカーをしたり、流星群を見つけようと夜、学校に行ったり・・。タクヤのお母さんはいつも、笑っている・・。

 ・今は亡きお祖父さんが穴を開けていた障子。新しく張り替えて穴の無くなった障子にユラが穴を開けるシーン。
<勝手に、ユラが”自分はどうなるんだろう・・”と、見えない未来を見ようとするシーンとして解釈する。>

 ・タクヤの告別式で弔辞を読む、ユラ。
  目の前に現れた”光輝いていない”小さなイエス様をお祈りするために握った両こぶしで叩き潰すシーン。

ーエンドロールで流れた奥山監督のメッセージで、劇中の幾つかの疑問が氷解したような気がした作品。ー

<ラスト、美しき”グロリア”が流れる中、ユラとタクヤは雪の積もった学校の校庭で楽しそうにサッカーをしている。
その姿を空から映し出す暖かいトーンの映像。心に残る”寓話”である。>

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NOBU

5.0それなりに叶えてくれる神様

2020年6月12日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

主人公は親の都合で東京から雪国に引っ越し、ミッション系の小学校に転校する。
学校で聖書などを学ぶが、そのうち目の前に小さな神様が現れ、それなりに願い事をかなえてくれる。
そして友達が出来て、親も安心、本人もとても楽しい。
22歳の監督が自主制作したらしいが、これは期待が膨らむ。

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いやよセブン

3.5ひとり人生ゲーム

2020年6月12日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 雪深い地方の町。小5のユラが転校したのはミッションスクールだったけど、普通の学校だよと教えられ、なんとなくお祈りをするうちに小さなイエス様が彼の前に現れるようになった。大人になってから細かく思い出すのが困難だろうから、22歳の奥山監督がカズマの記憶とともに捧げた作品なのだろう。不思議とノスタルジーも感じられるのは、この作品が誰しもが持っている原風景を映しだしただけなのかもしれません。

 面白いことにキリスト教を前面に表したのではなく、お祖父ちゃんは仏壇にいるし、神社にお参りもするというところ。日本人ならこれが普通だよね、と感じてしまいます。もちろん子どもたちの遊びもごく普通。サッカーをしたり、流星群を見に行ったり、別荘に誘ってもらったり。そんな中でも人生ゲームで遊んでるところが好きだなぁ。ただ、ゴールは誰でもできるんですけどね・・・

 激しく流れ星が落ちるシーンには答えがあるけど、答えのないのが亡くなったお祖父ちゃんの障子に穴をあけてしまう癖。これは色んなことが想像できるけど、それ以上に理解に苦しむのが、ユラが体育の時間(サッカー)の途中で勝手に帰ってしまったこと。何だったんだろう・・・ひとり人生ゲーム。これが事故に繋がるのかな?全体を通してみると、監督が22歳にして断片的な記憶しか残らなかったことの表現かもしれませんが、これから先、鮮明に思い出す日が来るのかもしれませんね。

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kossy

5.0ささげられる弔辞と祈り

2020年4月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

早世した友人にささげられた映画だったのですね・・

エンドタイトルにその小さな“告白”を見て、この映画が作られた動機を知った思いがしました。

22歳の監督。
22歳って、まだ生々しく子どもの頃の記憶が息づいていている最後の季節だと思います。

その時期を過ぎてしまうと、大人の人生は荒波にもまれるばかり。生きるに忙しくて毎日の刺激も強すぎるから、子どもの頃を振り返る暇もない。

そんなわけで、老境にさしかかる日まで、私たちはかつて自分が子どもであったことを想起するチャンスを失ってしまうのです。
ふと思い出してはいても、その思いはとり紛れて意識の底に隠されてしまうのです。

・忘れないうちに、
・忘れたくない友だちのことを、
奥山監督は大人の生活に突入する前に、彼自身の絵日記のようにそれを映画に残したのでしょう。

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僕は、五十になった時に終活を始めました。
終活を始めたその1年のうちにやり残していた課題をぜんぶ片付けました。
それは子どもの頃に犯した過ちのひとつひとつを、(覚えている限りではありますが)、本人に直接会って気持ちを伝え、説明し、先ず詫びてから相手の気持ちを聞かせてもらうことでした。
心に刺さったままの棘を、そのままに自分の人生を終えてはいけないと思ったからです。
日本中を回りました。
加害者の自分がこんなに後ろめたい過去を抱えて子どもの時以来数十年の時を生きているのだから、僕によって痛みを受けた人もきっとそうであるはずだと思って。

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ユラは断りなく帰宅してしまい、残されたカズマはひとり死にます。

とぼとぼ歩いていたユラは早足になり、走り出す。
あそこは、なんの説明もいらないユラの心のシーン。

奥山監督が映画に託した心は、早世した友人カズマに届いたでしょうか?
すでに亡くなっている友人に届けたかった思いは、もう後の祭りでその子に届かずとも、でもユラの弔辞として、そして祈りとして、この素朴なフイルムに実を結んだのだと思いました。

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【ボーっとしてわからないこと】
なぜユラは祖母の家に引っ越したのか。
以前の東京での暮らしでユラには何が起こったのか。
なぜ両親も当たり前のようにそこに同居しているのか。
祖母の家の天井の節穴が怖かったように、あの障子の穴も記憶の中の小さなかけらなのか・・
― いろいろたくさんの、よくわからない事情があるようで、混沌とした少年期の記憶の再生が実にうまく表現されている映画でしたね。

自分を幼少期に連れ戻してくれる、不思議な余韻を与えられました。

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きりん

3.022歳にしてはよく出来てる!という感じだが、内容はそれほどでもとい...

2020年1月18日
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22歳にしてはよく出来てる!という感じだが、内容はそれほどでもという印象。ピュアな感じは伝わってきた。

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おれ

3.0ユラ君は、いると思う? いないと思う?

2019年10月2日
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外からやってきたユラには、雪深い田舎のミッションスクールは異世界。変だ思ってみたが、祖父母も父母もいたって普通にしている。あれ?自分が変なのか?と迷ったユラ君が自分なりに折り合いをつけたのが「小さなイエス」なのだろう。
皆が手を合わせるこの不思議なお祈りの世界も悪くはないんだろうと受け入れた矢先の不幸。ユラ君の精神が壊れたりしないか心配になるよ。だから、障子に穴をあけて外の世界を確認したくなるんじゃないかな。
世の中の理不尽を正してくれるために神様がいるんじゃなくて、理不尽は絶えないってことを教えてくれるに神様がいるのだ。

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栗太郎

3.5タイトルなし(ネタバレ)

2019年9月9日
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松井の天井直撃ホームラン

4.5イエス様は友だち

2019年9月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

賽銭箱やお仏壇は、物事がうまくいかなかったらそこでおしまい、結局何もしてくれない。でもイエス様は、ゆら君が信じて求めるときいつもそこに現れてくれる。楽しいとき。悲しいとき。そしてあなたが嫌いだという感情さえ、ぶつけさせてくれる。私達はそんな、友を渇望する存在なのだな。。障子の向こうは天国への希望なんだろう。

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クリスマスローズ

4.0まずタイトルがいいなぁ

2019年8月1日
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P

4.0心には残る映画かな

2019年8月1日
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雪深い地方のミッションスクールでの小学生の話ですが、笑えるシーンや不可解なシーンもありましたが、なぜか心に残る映画になりました。

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PTL

4.0リスキーでセンシティブなテーマ

2019年7月22日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

怖い

観る人によってはリスキーでセンシティブなテーマだと思う。し、私もハラハラと、フワフワと、少年の心の機微に同調した。あの瞬間、私の心も潰れてしまうようにショッキングだった。斎藤工が「惚れ惚れする程チャーミングな作品」とコメントしていてまさしくその通りだった。

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みな

4.0いつも笑顔

2019年7月21日
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鑑賞方法:映画館

ある意味、残酷でタブーなテーマを強烈なメッセージではなく、子どもの視点で切り込んでいく。「お祈り意味ありませんでしたね」誰もが薄々は感じていることだが、それを描くことはなかなか難しい…それを収める構図もカメラワークも秀逸。

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shige12

4.5見えた!

2019年7月13日
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鑑賞方法:映画館

98本目。
あっ、見えちゃいけないモノが見えた。
と思ったら、そうそう、そうだった。
予算とか、突っ込み所、色々あるけど面白かった。
子役とかね、染まってないのがいい。
まあでも神様って人間にとっちゃ都合のいいモノだからね。

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ひで

2.5ストーリーが読めてしまったゆえ

2019年7月7日
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前評判が良すぎたから、
ちょっと拍子抜けでした。
きれいなお話だとは思いますが、
ストーリーが読めてしまい。

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mooory
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