パージ:エクスペリメントのレビュー・感想・評価
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これが粛清か…
私は結構〜「パージ」ファンですけど、これはビミョ〜かなぁ………。
所謂、前日譚なんですけど…このタイミングでこんな感じに描かなくても良かったのかぁ?っとか。
人種の争いみたいな構図になっていて、“俺らを潰そうとする奴らと戦うぞ〜!”的な国民と、明らかに殺す目的で組まれた 元軍隊出身チーム。
KKK団も投入され、黒人を殺しまくる構図は観ていて余り良い気持ちがしなかったかな。
人口が増え過ぎたからとか、それっぽいこと言ってるけど、結局は黒人の貧困層イラネが出発点のパージ。
まぁ、元々はそこから始まったんだよ的なことなのかもだけど、だったらそれ以前の「パージ」とは余り繋がらない気もするしな。
世界の人口は、色々なことが起きて増えたり減ったりしているので、アメリカがイチイチ手を下さなくても大丈夫です。
マリサ・トメイの無駄遣い
1〜3作目を見てる人にとって、パージの目的が「貧乏人の抹殺」なのは分かりきってる話なので、本作に「新しい何か」を求めてるのでは。
そういう意味で、マリサ・トメイ演じる考案者と、彼女の構想を実現した政治家の存在は「新しい要素」と言える存在になり得た。
つまり、考案者と政治家の対立があれば、新しい展開になっただろうが、本作では軽く触れられただけで、結局いつものマンネリ。
もうちょいマリサ・トメイの役割を増やしたらもっと面白くなっただろうに。
(例えば、気が変わって政治家を裏切って参加者に情報提供する、とかドローンを操縦して政治家を撃つ、とか自ら参加者を助けようとする、とかね)
あるいは、アクションをナシにして、パージの開始までをポリティカル・サスペンス風に描く、とかね。
「パージ」の設定は荒唐無稽なんだけど、米国は国民皆保険制度が無いワケで、それってある意味「パージ」と同じなんだよね。
つまり、直接的に貧乏人を殺害する「パージ」と、
カネがなくて病院に行けない貧乏人を作り出す米国社会。
アプローチは違えど、結果は一緒。
パージの死者数と、保険が無いことで死亡する人数はおそらく、後者の方がずっと多くなりそう。
大いに期待外れ
まぁ、ただのアクション映画に成り下がったなっていう。
前作(大統領令)まで、3部作としての完成度はけっこう高かったと思うんですよ。
1が個人の家庭内で起こること、2が地域社会で起こること、そして3が国家レベルでっていう。
それと比べると本作の練度ってのはやっぱり貧弱で、
当たった企画だからシリーズ作ろうっていう単純な商売っ気を強く感じちゃった。
本作が描くのはパージ前夜というか、
そもそもパージ法なんてのが施行される直前の社会実験なんだけど
「殺人含むずべての犯罪が合法」なんて、
そんな前代未聞の実験に巻き込まれた人たちの感情というか
どんな行動に出ちゃうのかみたいな部分の考察が甘かったんじゃないのかな、と。
だから結果、ただのよくあるアクション映画というか、
終盤なんかは迫りくる殺人部隊と、それを迎え撃つ町のギャングっていう
なんかどっかで見たことあるようなシーンの連続になっちゃったように思う。
まぁ今後に可能性があるとすれば、パージ法の裏に隠された政治的陰謀って部分なんでしょう。
そして本作でそこらへんに含みを持たせてるってことは、さらに続編つくるつもりなんでしょう。
とりあえず、どっかで見たようなパニック・アクションにならないように祈っときます。
アナーキーには劣る
なんだこれは!かっこよすぎるではないか!彼氏!
シリーズ物だけあって面白い❗
「強くあれ。」マクロとミクロで露になる、人間の本性とは。
【賛否両論チェック】
賛:「パージ法」成立に向けた実験を通して描かれる研究側や参加者の姿に、人間の本質を見るようで恐怖をも感じさせる。生き残るために戦い続ける主人公達の活躍からも、目が離せない。
否:まるでホラー映画のように、急に驚かせるシーンが結構あるので、苦手な人には向かない。ストーリーのツッコみどころも多く、グロシーンもあり。
人気シリーズ「パージ」の原点を描いた本作。狂気の法律・パージ法がいかにして作られていったのか、その裏側にあった研究者の思惑や、それを利用しようと暗躍する政治家の姿、そして何よりパージによって露になる人間の本性に、決してフィクションでは片づけられない一種の恐ろしさを禁じえません。
また、日常を不条理な無法地帯にされながらも、貧困ゆえに巻き込まれてしまい、なんとか生き残ろうと奔走するナイア達や、自分達の居場所を守るために孤軍奮闘するディミトリ達、若気の至りからの現実を突きつけられて目を覚ますイザヤ等、ミクロな視点での人々の戦いが描かれていくのも印象的です。
ただ、そもそものストーリーがかなり荒唐無稽なのと、ホラー映画のように急に驚かせるシーンが多いのとで、好みは大きく分かれそうな作品でもあります。
それにしても、劇中に登場する隣人のドロレスを見ていると、いつの時代もどこの国でも、おばちゃんパワーはスゴいんだなって感心してしまいますね(笑)。
シリーズ4作目
12時間殺人が合法化する、と聞くだけで怖いです。もし、実際にパージ法が日本にもあったら、僕だったらとりあえず逃げます。見つからないように隠れます。この映画は、戦争でした。お金の為に人を殺す映画でした。サイレンが鳴ったら逃げるか、殺し合うか、緊張感抜群のホラー映画でした。てか、これってホラー映画なの?!それともアクション?サスペンス?どういうジャンルだろう?TSUTAYAにはサスペンスコーナーの所にあったけど。3作目まではDVDでレンタルしましたが、今作初めて映画館で観ました。今作もレンタルになるのかな~?!って思っていましたが。映画館で観られてよかったです。迫力がありました。今作も、銃弾の嵐でした。少し、笑えるセリフもありました。パンフレット、あってよかったです。もう一つ観たかった「ハウス・ジャック・ビルド」の方は父に止められて結局観られなかったが。それは少し残念でしたが。またそれは、父に内緒でDVDレンタルします。そういう事で、以上。<2019・6・22鑑賞>
おいおいどうしたパージ
パージシリーズ4作目は初めてパージが行われる実験と言う内容。
だいたいシリーズ原点回帰物は後付け感がある駄作が多いがこの作品も例に漏れず。
パージシリーズと言えばキワモノ系の仮面をつけたイカれた人間の不気味な一面が見どころだが今回は仮面はとってつけたような感じで恐ろしさも特にはなく、キワモノ形キャラのぬいぐるみババア2人は特に目立つ出番もなくフェードアウト。
気狂いヤク中もオープニングから思わせぶりな展開でこれは一波乱あるぞなんて期待してみても途中あっさり退場、終盤謎の復活もとくに見どころなし。
ギャングのボスのチート感のやばさたるや筋骨隆々、ナイフ捌きや銃の扱いもプロ顔負けで軍人や裏稼業のチームをバタバタなぎ倒す
元CIAですか?
しかしドローンもあれはなしでしょ、1人で特攻させるシーン撮りたいのはわかるが冷めます
1.2.3はそれなりにテーマがあって感情移入できる人物がいたが、今回は人物の行動もブレブレ、どうにかまとめて大団円
みたいな空気だしてたけど色々とガッカリ
音楽は良かった、時折流れるヒップホップがマッチしていました
後半はアクション映画
毎年パージ映画祭りを開催希望
安全なはずの富裕一家が味わった予想外の恐怖、貧民層だからこその街中に狙われる恐怖、イカれた法に向かって立ち上がる国民の逆襲と3作続き、4作目ではじまりを描くときた。
もう年に一本製作して毎年同じ日に新作を公開してほしい。
ネタ切れとか言わないで、細かいところから話を広げて製作してくれ!
同じパージナイトでも降りかかるアクシデントは人それぞれ。
大好きアナーキーのコピーみたいなやつでいいからやろうよ!パージ祭りやろうよ!やろうよ!!お願いします!!!
実験と銘打っているからかなんだかハイテク。
猛獣の如く眼を光らせ獲物を漁る捕食者に問答無用で慄いてしまう。
「攻撃的参加者」の区別がすぐついてしまうのは恐怖の薄れに繋がるけど。
知っている人もすぐ隣にいる人も信用できない、いつ誰に襲われてもおかしくないその慢性的な恐怖が一番の魅力なのに。
人によって色が違うのがちょっと凝ってて好き。何バリエーション増やしてんのよ。
マスクはこの時の参加者から自然に広まったのね。
不気味な造形、顔が見えないだけで増す殺戮者感。良い。
今回のお気に入りは地下の変態のキモキモマスク。溶けたひょっとこみたいだった。
学者の目論見としては何をもって「実験成功」だったんだろう。
NFFAの目的はよく伝わってくるけど。
ああ、ここからすべてが始まったんだなと感無量である。
バイクの轟音は本当に怖い。銃弾シャワーも怖い。ぬいぐるみババアも怖い。スケルター怖い。
しかし初めてのパージなので一般人の暴れ方が薄い。
結局テコ入れの対政府陣になってしまうのか…と少しがっかり。
素人のめちゃくちゃなやり方の合法極悪犯罪がもっともっと観たかった。
怒りのパワーをもっと頂戴。
狂人スケルターの使い方もイマイチだった。
序盤の犯しっぷりは良かったけど。
ラスボスとしてギトギトにやってくれるんだろうなーとゾワゾワして待ってたのに…。
あの注射針は絶対クスリ入りよね?だったら即殺しちゃだめでしょ!ちょっとラリるの待ってくれ!
えげつないドレッドヘアのお姉ちゃんナイアと、生活のために良くない道に進むことしか選べない不器用な弟イザヤ。
超絶強すぎギャングのDとぺちゃくちゃお調子者お姉さんのドロレス。
各キャラクターのほどよい個性が心地良い。
正義のギャングとして大活躍だけど誰よりも殺してるの好き。
守りの大義名分って最強だよね。合法で良かったね。
カメラに血が付く演出でテンション上がった。
黒人メインの登場人物、音楽がノリノリのヒップホップで楽しかった。
パーティーのシーンめちゃくちゃ好き。
パージに慣れてないとはいえ馬鹿すぎでしょ。初心者かわいいねえ。
ちょっとした文句は垂れつつやっぱりパージ大好き。安定して面白い。
貧民層なもので、自分に当てはめるとまた一気に面白さが増してくる。そしてこのめちゃくちゃな法に怒りが湧いたり。映画で良かった。
今の家に住んでたらあっさり滅殺されちゃうよ…絶対に嫌だ。最強の守り人が必要。
こうやって始まったのか
燃やせば手っ取り早いのに…は禁句ですか?
パージ法が施行される前日譚で新政党で与党のNFFAの主導により、NYスタテン島で実験的に行われた初めてのパージの話。…らしいけど、一作目よりハイテクでリブートの様な感じ。
パージが発令された際に島に残ると5000ドル、更にパージを実行すると活躍に応じて報酬が出るという設定。
パージが始まっても暫くは大人しい感じで、そんな訳ないだろう?コンタクト持ってるのは少数?という流れ。
やらない理由はないだろうというところからの的外れなマスクの分析とかはなかなか秀逸と感じる中、NFFAの陰謀がみえてくる展開で激しさが加速。
作品の位置付けにしても流れにしても原点回帰感はあったけどパージ感が薄かったのはちょっと残念ではあったものの、善悪の区分がわかりやすく派手なドンパチとヒャッハーもあるしストーリー的にも面白かった。
2019-50
ハラハライライラしたいんだよ、私は!
1作目のような、素人が逆恨みやら何の理由もなく襲われる不条理さが好き(性格悪い)な私は、
2作目以降、フランク・グリロというチートキャラが現れ、いやかっこいいだけどさ…という思いでした。
今回、全米で始める前に先にニューヨークの低所得者層が暮らす島で実験的にパージを実施という、シリーズ的には始まりの物語なはずなのに、最強チートキャラが現れた。ちょいア○トニー入ってる彼です。
重装備vs重装備じゃないんだよなー、私が見たいパージは。
確かにビビるところはあります。
ですが、アクション映画を観に来てるんじゃないんです。
なんでこいつに狙われんのよーという不条理さや、
あんた誰よーというパニックを見たいのに…。
確かに狂った奴はいますが、パンチが足りない。
毎度いるうざい(うるさい)キャラもいますが、これまたそこまでイライラしない。もっとイライラさせてよという変な欲求が←
バトロワ的な殺し合いアクションが見たい方にはいいかもしれませんが、純粋パージファンにはあまりおすすめしません。
『海獣の子供』を観て、頭がいっぱいになってしまった私は、これくらい単純な映画を観るとほっとします(笑)
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