劇場公開日 2019年6月28日

凪待ちのレビュー・感想・評価

全286件中、61~80件目を表示

2.5人生の荒波を2時間の映画内で観せたいのは分かるが、、、

2020年3月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

娘付きの恋人・亜弓と石巻に移り住む事になった郁男の破滅と再生の物語。

開始30分までは少し古臭い邦画って感じで期待は薄でした。
しかし、一つのある事件から真面には観れる様に。

周りの不条理、決めつけ。運までも主人公に味方しないとは。
大袈裟さは映画とすれば一歩許す脚本部分であるのだが、(再生含め)やり過ぎはリアリティーが薄くなる。
ここが私のこの映画の高評価にしない部分。

また人生の荒波を面白く観せたいのが分かるが、一部演出に?と疑問も。
以下個人的疑問部分でありシラけた。

・全て自分のせいと悲観していたのに、郁男が個人の真実を話すと急に自分を行いを忘れて郁夫に当る三波。
・情ある人から金を借りて全て借金清算後、余った金で借りた金まで競輪「一点勝負」にて取り戻そうとする郁夫。普通はやらないな。。。
・競輪審議結果「失格(一瞬じらす)・・・とはなりません。」そんな口調で結果通りの着順でした(結果覆しません。)とアナウンスするかね?(これが1番シラけた。)

ダメ人間を見せようと頑張り過ぎたかな。
家族じゃないのに家族ぐるみの様な周りのサポートも表に光り損。
最後の反省ヤクザも要らんし。(金返すな)
残念。

コメントする 3件)
共感した! 12件)
巫女雷男

4.0白石監督らしい演出

2020年2月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ある意味これがジャニーズの呪縛から離れて、自分の足で歩き出した一歩目なのかもしれない。
そんなことを思いながら鑑賞しました。
元々、影のある訳あり男は香取君の得意な役柄だと思うけれど、
昨今の演者に多いジェームズ・ディーンタイプ(内向的演技)とは一線を記して、
自分がどう観られるかというテーマに於いて、
キャラクターが観客にどう映るかに重視している香取君は、
やっぱり才能豊かな役者さんになったなあと感心しました。

ただ、声がね。
クズにしては明るく高すぎるのよ…w

そして脇を固める演者さんたちも、
ああ、白石監督らしい演出だなあと。

元々、白石和彌監督はとってもバランスの良い映像を作り上げる人だと思ってて、
この絵にこのキャスティングと、いろいろ拡げていたんでしょうね。
白石作品が安定して見えるのは、 それだと私は思ってて、
かつ、観客の目線を特に気にしている人にも思っていましたので、
今回も、安定の白石作品でした。

これから、名前のない地図に、たくさんの名前が増えていくにつれ、
手放したものの大きさを痛感するのでしょうが、 どうか負けずに歩んでいってほしいと思っています。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
茉恭(まゆき)

4.5名画座二本立てで鑑賞

2020年2月4日
Androidアプリから投稿

郁男、なんて駄目な人なの!
どうしたら良いのかって観点から見てた。

小野寺の献身さに、ここまで心を尽くして向き合わないと、相手に響かないのか...と思った。そう思わせる二人の演技は、やはり凄い。

香取慎吾は体が良いし、労働でバリバリ稼げそうなのに...と思わせるところも、この役にぴったり。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
れい

3.5日本映画屈指のゲロシーン

2020年1月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「いいエロシーンといいゲロシーンがある映画はいい映画」という持論があるんだけど、黒田大輔が大量に吐きながら謝るシーンは日本映画屈指のゲロシーンなのでは!最高すぎてこっちまで吐きそうになった。香取慎吾にもあそこまで吐いてほしかったなあ。

香取慎吾は身体がでかくて、何考えてるか分からず急に暴力を振るう役がよく似合ってた。でくのぼう感というか。「愛しのアイリーン」の安田顕と似たキャラ設定だけど、でかいから暴力がよく映える。

映画のテーマ自体には正直最後までそれほど興味を持てなかったけど、黒田大輔、リリーフランキー、宮崎吐夢、音尾琢真とか、小劇場とかサブカル界隈出身の役者たちの演技合戦としては見ごたえ充分。「怒り」で素晴らしかった佐久本宝君が出てたのも嬉しかった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
hhelibe

5.0白石監督の映画だけあって、深みがあって、色濃くて最高です。 破滅的...

2019年12月13日
スマートフォンから投稿

白石監督の映画だけあって、深みがあって、色濃くて最高です。

破滅的な生き方をする主人公に絡み合う人間模様が、沁みます。

各々の心の中を読みながら鑑賞すると、とても面白い映画だと思います。

満足度は高いです。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ナガグツ

4.0香取慎吾が解散後こんなことになっていたのか。。

2019年11月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

序盤の、就寝中に酔っ払って帰ってくる郁男に呆れ、そこに父が突如として海へ出ると言い出す場面。あと、美波との連絡が取れない中、郁男が未だギャンブルをしていることがわかってしまう場面。この辺りの亜弓の何かが切れてしまう寸前の描写がものすごいリアルで、この先に何が起こるのか不安を掻き立てる。

郁男は愛されている。が、そこに甘える自身の不甲斐なさが許せない。変わりたいと思っている。その不甲斐なさの描写が、どうしようもないのだが、何故か観ているこっちも彼を突き放すことが出来ない。彼が金を手に入れ、次の場面が「あの場所」だった時思わず「なんで。。」と声を出してしまった。これは香取慎吾のキャラ越しに郁男を観ていることが大きく、このキャスティングは大成功だと思う。何とか立ち直って欲しい。。そう思わせる。亜弓もそうだったのだろう。

登場人物の全てが、自分の意図しない不遇と葛藤する中で唯一と言って良いだろう、しっかりとした、そして不気味な程の良心を見せる小野寺。何故彼があれほど郁男に親身(気)に接したか。スクリーンに映っている彼の良心的行動が、大きければ大きい程、解釈のベクトルが逆方向に突き進む。

引っかかるところがあるとすれば、金銭的な部分で何度も救われる点。これは実際にはあり得ない。

ネタバレしてないよね笑

コメントする (0件)
共感した! 2件)
shinkato

3.5ギャンブラー

2019年10月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

普通、こんなクズ男がいたら見放されると思うが、なぜか嫌いになれない魅力がある主人公。
ギャンブルに行く場面で何度も止めたくなる。
あの世界の中で、今は心を入れ替え、ちゃんと生きていて欲しいとまで思ってしまう。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
kbc

1.5香取さんの熱演

2019年9月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

脚本、演出ともに酷い出来だ。

親しいギャンブル好きが競輪場で顔を合わせて、昨日は楽しみで眠れなかった、なんて言うか?
人がいいギャンブル依存症の男、という人物設定を明示するためだけの、死んだセリフ。
同じように、娘が家を飛び出す動機をわかりやすく提示するためだけに、まるで仕組まれたかのような現実感のない安っぽい親子ゲンカのシーン。
キリがないから、以下省略。

プロの仕事か?これが。
下手だけど、ひたすら熱演した香取さんに☆

コメントする (0件)
共感した! 0件)
chaz

4.5元国民的アイドルの演技

2019年8月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

香取慎吾さんのギャンブル依存症のクズ人間ぶりの演技に驚きです!SMAP解散前であれば、それなりにプロモーションかけて、大きく話題作になった作品であったと想像すると切ないですが、今後もこういった役に挑戦して役者としての幅を広げて日本を、代表するような俳優になってほしいです。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
tomクルー

4.0良かったけど、いまひとつ

2019年8月31日
iPhoneアプリから投稿

郁男は変われたのかな?
クライマックス後の船のシーンでは、彼が本当に変わったのかいまいちよく分からなかった。似たようなことをそれまでにもしてた気がして。

でもこうやって文句言ってますけど、凄え楽しみました。観て良かったです。
お爺さんの言葉、沁みました。追いかけっこからのオチ、最低最高でした笑
そしてエンドロール、ここでこの作品の裏テーマが分かるので、最後まで席を立たずに観てほしいです。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
NUS

3.5香取慎吾の表情がそこまでダメ人間にみえない

2019年8月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

とても良い映画だとは思うのだが、ギャンブルにハマる人間の自分への甘さみたいのが香取慎吾からはあまり感じられなかった。眼光鋭いと言うか。リリーフランキーと役を入れ替えたらちょうど良かったかも。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
anagura

4.0観れば観るほど味わい深い

2019年8月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

初めて観た時は郁男が堕ちていく姿が衝撃的で何ともやるせない気持ちになりましたが、回数を重ねるうちに優しい気持ちで郁男を見ている自分に気づきました。何度観ても泣けます。理不尽な目に遭ったり、生きていくのが大変な世の中だけど、支え合っていければ、僅かでも希望を見出すことが出来るかもしれないと思わせてくれる映画でした。クズ男を演じ切った香取慎吾さんの演技が素晴らしい。吉澤健さん、宮崎吐夢さんなど脇を固める役者さん達も味があって素晴らしかった。また、恋人の娘役を生き生きと演じた恒松祐里さんの今後の演技に注目したいと思いました。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
myutk

4.5渋い

2019年8月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

渋味と旨味しかない大人の映画。観て良かった。
こういうのがたまに観れるから、映画館巡りは止められません。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
日高雄介

5.0香取慎吾の演技に引き込まれた

2019年8月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

今まで、正直言って何を演じてもアイドル香取慎吾が隠れず、オーバーな演技だな〜と思っていましたが、もう本当に見直しました。素晴らしい演技です。なぜもっと地上波のテレビで宣伝や、特集が組まれないのだろう?と不思議なくらいです。忖度されなければ、映画賞ものです。これからもっと、香取慎吾さんの人間味の増した味わいある演技をドラマや映画で観たいです。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
リエ

3.5香取慎吾の新境地。 クズを、見事に演じてました。 なんで、みんなこ...

2019年8月12日
iPhoneアプリから投稿

香取慎吾の新境地。
クズを、見事に演じてました。

なんで、みんなこんなに彼を救ってくれるのか、
何度も裏切ってしまう、クズなのに。

ミステリーとうたっていたがミステリーさはない。
彼女が殺された犯人を捜すということもない。
なぜ犯人が彼女を殺したのかもあまりわからない。

ギャンブル依存はどうしようもない
という怖さを感じた。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
Nakama

3.5すばらしい脚本と役者

2019年8月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

寄せては返して寄せては返して、なかなか岸に
たどり着けない主人公のイクオ。よく練られた脚本で、登場人物たちの行動の理由がピースをはめていくように明確に判っていく。判りすぎてベタといえるかも。
それはとにかく、ギャンブル依存症のイクオ(たち)の行動にあまりに説得力がありすぎて劇場では笑いが。
詳しくは説明されないが、亜弓の性格も真面目だけど学級委員的かつ自分のことは棚に上げるタイプで、周りの人を苛つかせるところもじわじわ伝わってきて、見事です。どの人もそれぞれにクズ。だから人間味ある。

ただ、全体的にテンポがとろい。ダラダラ進む感じで、一難去ってまた一難のメリハリが乏しい。もっと刈り込んでたら名作だったのになあ

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ユウコ

5.0想像以上に!

Dさん
2019年8月5日
iPhoneアプリから投稿

白石和彌監督作品で
香取慎吾ちゃん主演の
重い雰囲気の内容が気になっていて
今日やっと観れました。

歌を歌ったりニコニコの慎吾ちゃんはいない![俳優]香取慎吾がいました。
124分間、笑顔のシーンも明るい雰囲気なしで暗く重い。
けどこの暗くて重い感じがすごく好きなんだよな。
慎吾ちゃん演じる木野本郁男はギャンブル依存症でギャンブルにのめり込んでしまうこと以外は不器用だけど自分の思いを伝えたり恋人の亜弓や彼女の
娘の美波を大切にできる男。
そんな郁男がどんどん堕ちていって自暴自棄になってしまう姿が痛々しくて胸が痛かった。少しいい方向にいける!と思ったらまた悪い方向にいってしまって…観ていて助けたい、そんな頑張らないでいいよと言いたくなりました。
郁男の不器用な姿に涙。ほぼ満席だったんですがすすり泣きが聞こえてきました。

恋人の亜弓の西田尚美さんは安定の
演技。西田尚美さん好きです。
亜弓が殺されてしまって郁男が
犯人に疑われてしまうことから
狂っていく。
亜弓の娘の恒松祐里さん。
痛々しく闇を抱えながらも
生きていく姿が良い。

リリフランキーさんや音尾豚真さんの
俳優さん達も良かった。
白石組の常連の中でも好きな二人。

ポスターに載ってないけど
映画「怒り」で強烈なインパクトを
残した佐久本宝くんが出てて
今回もインパクト大でした。

亜弓を殺した犯人に疑われた
郁男。亜弓を殺した本当の犯人。
なぜ殺したのか?
郁男の壮絶な叫びが伝わってエンドロール後なかなか立てませんでした。

強烈な作品。慎吾ちゃんが白石組の
常連になってくれたら嬉しい。

凪待ち、明るく「楽しかったね!」とは言えないけどこんなに胸が痛くなる作品に出会えてよかった。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
D

3.5再生できるのか?

2019年8月1日
スマートフォンから投稿

悲しい

怖い

人間の弱さを、これでもかという程見せられ恐怖さえ抱いた
主人公が幼い子どものように泣きじゃくる姿が印象的

コメントする (0件)
共感した! 3件)
みっくるん

4.5震災のあと

2019年7月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

主人公の郁男は自分はろくでなしだと云う。
たしかにそうなのだが、ろくでなしでも愛されるのは
心根が優しいからなのだろう。
彼は、ダメ人間だが悪党ではない。

震災のあと、今でも苦労し悲しんでいる人たちが
たくさんいるんだよね。

石巻もとっても良かった。
リリーフランキーも良かったな。
はまり役。
すごい面白い映画だった。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
ともち

3.0反省はするんたせけれど、どうにもこうにも・・・

2019年7月31日
iPhoneアプリから投稿

難しい

気温の高さで人は死んだりする。
汗まみれの作業を終えて、この映画を選んだけれど・・・
落ち込むには歳を取りすぎているし・・・できれば大笑いしたかったのだ。でも、敢えて観てしまった。
人の弱みにつけ込むような仕事だけは避けてきた。
弁護士、医者、警察官、などなど。
しかしその中にギャンブラーは入っていなかった。
この映画はギャンブラーの映画なのだ。

世界の気候変動のようにめまぐるしく変わる天気は人を狂わせ死に追いやったりもする。今、自分の置かれている立場の最悪の原因がたとえこの変な天気だとしても、自分を攻め抜くしかない時はあるもの。
誰でもが、どんなに平静を装い、ごく普通の一般人のように装いながら暮らしていても“郁夫”とそっくりなのだ。
「私は何も知らない無知な人間です。」と自分の意見を言う前に必ず言う人たちばかりになってしまっているいま・・・
抱え込んだ悩みは、その原因の所為にして、誰かを責めることで解決はしない。

本気になって「助けて!」
と、だれかに向かって叫んだ時からやり直しが始まる。

スクリーンの向こうから、そんな声が聞こえた。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
はる
PR U-NEXTで本編を観る