「凪を待つのも大変だ。」凪待ち 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
凪を待つのも大変だ。
最初、物語の重さに対して香取慎吾の可愛らしい声が
合ってないような気がしたけど、
厳つい人が全員ドスが効いてる声かと言うとそうでもない
よな。と思うと逆にリアルに思えて来た。
もはや元アイドルなんて感じさせないギャンブル依存症の
男がそこにいた。
ギャンブル依存症ではあると思うんだけど、
罪の意識から自分を痛め付けてるようにも感じた。
何度か大金を手にして抜け出せるタイミングはあったと思う
けど、敢えて楽な道を行かないために多額の金を掛けてる
ようにも思えました。
誰が殺した?何で殺した?と言うのは本筋のテーマから
外れてると言うか分かりきってるような気がしたけど、
結局男たらしと言うか、男をダメにする女だったのかな?
と思う。
美容室を開くための金の出所とか想像だけど、
好意を利用してたんだなぁと思いました。
失敗を繰り返す男に救いの手を差し伸べる。
見捨てないと言うのは、今日の芸能人に対しての
我々世論に対する監督の意志なのかなと思うのだけど、
美しい行為のように思ったけど実際難しいよな…
アイドルのままだったら見れなかった作品なのかな?
と思うとワクワクしました。
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