「すばらしい脚本と役者」凪待ち ユウコさんの映画レビュー(感想・評価)
すばらしい脚本と役者
寄せては返して寄せては返して、なかなか岸に
たどり着けない主人公のイクオ。よく練られた脚本で、登場人物たちの行動の理由がピースをはめていくように明確に判っていく。判りすぎてベタといえるかも。
それはとにかく、ギャンブル依存症のイクオ(たち)の行動にあまりに説得力がありすぎて劇場では笑いが。
詳しくは説明されないが、亜弓の性格も真面目だけど学級委員的かつ自分のことは棚に上げるタイプで、周りの人を苛つかせるところもじわじわ伝わってきて、見事です。どの人もそれぞれにクズ。だから人間味ある。
ただ、全体的にテンポがとろい。ダラダラ進む感じで、一難去ってまた一難のメリハリが乏しい。もっと刈り込んでたら名作だったのになあ
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