すべての終わりのレビュー・感想・評価
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字幕とタイトルが鬼門の良作
終末モノのロードムービーです。
子供ができちゃったもんで、元海兵隊員の怖いパパの元へ彼氏が一人で結婚の許可をもらいに行きます。
このシーンがなかなかうまく描けていて厳格なパパンと娘の彼氏とのぎこちない関係がよくわかります。
で、険悪な空気で別れたものの彼女のいるシアトルで何かが起こり、突然消息が分からなくなったとパパンの元へ向かうと、飛行機も飛ばないから今から車で向かうぞ!お前も来るんか!?と心の準備をする間もなく、苦手なパパンと二人っきりでシカゴからシアトルまでの(約3200km)旅が始まります。
物語の始まりから道中までの出来事や登場人物の心情が丁寧に描かれており、さすがネットフリックス映画、満点には遠いけど及第点は取れる作品だと思います。
問題は字幕の酷さです。
字幕だけ見ていると、突然支離滅裂なことを言い出します。
これは翻訳者が作品観ずに翻訳したんだろーなー、とハッキリわかるレベルです。
いや、そういう意味もあるだろうけど、今の場面じゃそんなこと言わないよね?っていうことを言い出します。
おかげで何度も英語字幕をみたり吹き替えを聞きなおしたりを繰り返し、しまいにはメンドいので吹き替えで観ました。
まあ、字幕や吹き替えの変更が簡単に行えるのがネットフリックスのいいとこなんですけど、こんなとこで役に立つとはw
huluやprimevideoじゃこうはいきません。
で、タイトルの「すべての終わり」です。原題は「How It Ends」です。日本語タイトルだと、なんでこんな終わり方なの???と観る人誰もが思うでしょう。しかし原題を知っていれば物語のラストが、なるほど~、と思えるんじゃないかと思います。
日本語タイトルだと、どうしても壮大な終末パニックSFを想起してしまい、エンディングで肩透かしを食らうことになりますが、原題が分かっていれば、この作品が登場人物たちの心情に重きを置いた映画であると分かるハズです。
とまあ、最後まで観て原題を知って、何を描きたい映画だったのか分かる作品でした。
タイトルと字幕のせいで残念ながら作品の質が下げられてしまっていますが、個人的にはなかなかの良作だったと思います。
全米ライフル協会推奨作か?
何の変哲もないディザスター映画。世の中が無秩序になれば必ず現れる暴徒とマシンガン。ハルマゲドンのように何年かに一本の原爆を使わなければ、救えない地球アドベンチャー映画とは、異なり、この手の映画は、作られすぎて見飽きた感がありあり、もううんざりでストーリーも投げやりで終わる。これを金を払ってみるのは、役者のファンしかいないかも。
アカデミー賞俳優のフォレスト・ウィテカーはいつもの通りの片目半開きの演技をしています。
終末ロードムービーとしてはなかなか良い
予告編で十分!!
海外ドラマにありがちな題材で、黄色い砂埃っぽい映像が特徴ですが、内容自体は薄いです。フォレスト・ウィテカーの存在感に頼っている部分が大きいと思います。前半はウィテカー(脳内CV.立木文彦)がどう切り抜けていくかを観ているのは良かったです。一行に女性が加わりますが、ブスで面倒臭いので意味不明でした。90分にしてスピード感があるともっと良かったと思います。予告編がダイジェストのようになっていて、最後のシーンまで流してしまっている上、本当にこれ以上の事は本編を観ても何が起きたのかは分かりません。映画の他の部分が良いから、何が起きたかは大して気にならないよというレベルですらないので、内容が気になる人は予告編で雰囲気だけ味わえば十分だと思います。他国の攻撃より政府による自国民の殺害の方が有りうるので、ジェイドヘルムやFEMAといった、もっと具体的な題材だと良かったですが、素人が書いたようなお話でした。劇場映画を観ると白人の才能に嫉妬する事がありますが、それはごく一部の人達だけだとネトフリは教えてくれます。
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