劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンのレビュー・感想・評価
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ヒロインが可愛いだけじゃなかった( ;∀;)
ベタベタなラブストリーは見ないのでこういう作品でよかった。
アニメ的なSEがほとんどなく、BGMも必要な場面でしか流れず、
それも明らかに感情を揺さぶるような緩急の激しいものでもなく静かに流れる。
ネットのどこかの情報の受け売りだが京アニはキャラが活き活きするよう、
また、テンプレ的な人格にならないよう描いてるらしい。
女々しいといえばそうなのかもしれないが、キャラに感情があり
きちんと物語していた。いつもSFだったり最近だとかわいいキャラの出るもの
しかみてなかったりしていたがこれは本当によかった。
人が死ぬ物語は嫌い云々を言っていた陽キャハルヒから一変するが、
あの件があったので仕方ないとは思う、取り込み方表現の仕方が上手い。
それを差し引いても映画としても面白いし、劇場で映画を見て
画面や音響に惑わされずにきちんと感動したのはあまり記憶がない。
評価高すぎ
何度も泣きました
一生泣いてました。
すいませんでした…
「あいしてる」を知る、壮大な愛の物語
今作は2018年TV・Netflixで放送・配信され、全世界に多くのファンを得た傑作のアニメーションの劇場版です。
今作がファンを得た理由はそれぞれあると思いますが、私なりの理由としては、
・アニメの概念を超えた圧倒的な映像美
・感情が無い主人公が様々な出会いと別れで感情を得る
・手紙で伝えられる心の奥底の感情
他いろいろありますが、主にこれらです。
待望の劇場版にして完結となる今作は、
主人公のヴァイオレットが別れてしまった上官であり、
恩人でもあるギルベルトに最後に言われた、
「愛してる」
この意味とそれを伝える為に壮大な冒険が描かれています。
脚本の構成も見事で、今作には、
家族への愛・友人への愛・兄弟愛・思い人への愛と様々な愛が描かれていますが、
それをヴァイオレットという、
それまで感情が無く他者への思いを知らなかった少女が、
代筆で多くの手紙を書いて多くの人と出会った事で、
様々な感情を分かり始めたという純粋な感情と視点だからこそ、
とても美しい言葉と物語の展開が出来ていると思われます。
また作品のキーとなる「手紙」ですが、
デジタル化が進み、メールやLINEなど気軽に連絡が取れるようになった現代ですが、
手紙という人が考えて言葉を紡いで書く物だからこそ、
本当に伝えたい温かく優しい気持ちがあると、
どんな時代でもそれは変わらずあり続けると教えてくれます。
おそらく近いうちに海外で映画館で公開や配信などで、
全世界の人々が今作を観るかと思います。
今こんなご時世で苦しいですが、この温かく優しい気持ち、
そして「あいしてる」が届く事を祈っております。
アニメ史上最高傑作!京アニありがとう。
このレビュー評価を見た時、
★4.5という数字に、かなり驚いた。
どんなに素敵な映画でも、そんな高評価を得た映画は中々無いから。。
★4.5を取った作品を観てみたい!
そんな思いから始まり、ネトフリでのアニメ鑑賞、
そして、やっと映画まで漕ぎ着けました。
アニメの時から変わらない。
映画を観てもやはり変わることはない。
本当に、なんて素敵なアニメーションなのでしょうか。
正直、今まで観たアニメーション映画で、
一番好きかもしれない。
映画としては、アニメの延長ではあるが、
一貫して言えるのは、"言葉"の素晴らしさ。
そして、"人の思い"の素晴らしさ。
今の時代は、良くも悪くも色んな技術が進歩し、
"言葉"や"思い"の重みも、手軽になってしまった。
簡単に伝えられるツールが増えすぎてしまったからこそ、
改めて"思い"を伝えようとしなくなってしまった。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、
そんな今の時代に大切ことを訴えかけているんだと思う。
自分の大切な"思い"を、
自分の中に留めておくのではなく、
相手にちゃんと伝えるべきだと。。
それぞれの登場人物が、相手を思いやり過ぎるが故に
心が苦しくなる。
とてつもなくもどかしい。
そして、本当に心が温かくなる。
世界はこんなにも愛で溢れているんだと教えてくれた、そんな素敵な映画です。
京アニさん、こんな素敵な映画を本当にありがとう。
感動的な最終回
マスクがグジュグジュです…
開始数分のシーンから、最後までずっと泣きっぱなしでした。劇場内でも他の方々が感涙で鼻水をすする音を何度も耳にしましたし、胸を張って泣ける!とおすすめできる作品だと思います。
自分はテレビアニメ版をすべて視聴した後に鑑賞しましたが、第一話しか視聴していないという友人も絶えず涙を流し、大満足だと語っていました。もちろんストーリーはテレビアニメ版の完結編という位置付けなため、その視聴後に見ることをおすすめします。
映像、音響、綴られる言葉、どれをとっても美しいでした。
特に物語の結び方は、幸せでどこか寂しいような、素晴らしい余韻を残してくれる完璧なものでした。
劇場でこの映画を見ることができて本当によかったと思います。
涙
あと何度か観て、改めてレビューします。
手紙の代筆を営む少女が、戦場で生き別れた上官を探し求める物語。
「ヴァイオレット・エヴァガーデンシリーズ」の最終章です。
まず、映像の美しさに圧倒されます。「美術背景」、「キャラの表情」、そして「動き」。京アニでは余り目立たないCGも、ラストの波の映像等は、嘆息しか出てこないクオリティです。
効果音も良いですね。義手の「カタカタ」と言う音が、余りにリアルで驚きました。
そして声の演技も素晴らしかった。
無表情、無機質なヴァイオレットが、この映画では徐々に感情の起伏が激しくなっていきます。その感情を、石川由依さんがしっかりと表現していました。クライマックスは勿論ですが、中盤で感情が高ぶり「少佐」の言葉が上手く言えないシーン等は、胸に熱いものが込み上げる名シーンでした。
ストーリーは賛否が分かれそうなところです。
少佐とのストーリーに、重病の少年との物語、そして何十年後かの未来のお話。三つのストーリーが、映画を紡ぎます。
ラスト迄観ると、「移り行く時代の虚しさ」「それでも変わらぬ人と人との繋がりの温かさ」そして「ヴァイオレットの後日談」が無理なく描かれていて、心地よい余韻を残してくれた絶妙のストーリーに感じます。
でも、鑑賞途中では、少し冗長と感じられるシーンが多く感じられたのも事実です。TV版のエピソードが幾つか差し込まれていたのも、少し煩わしく感じました。
決して悪くはありませんでしたが、最後の映画なら、少佐を探し求めるストーリー一本で行っても良かったように思えます。
正直、評点は迷いました。TV版や外伝の完成度から来る期待値を考えると、5は付けにくいと感じました。
でも、自身が5を付けている他の作品と比較すると、5が相応しいように思います。
ただ、『本当に素晴らしい映画と感じた「外伝」』も、1回目の鑑賞ではそれ程高い評価はしていませんでした。
この映画も2回、3回と鑑賞したら、評価は変わるのかもしれませんね。
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