「ミスった!」劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
ミスった!
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まいった…映画版だけ見ても、その行間が埋まらない。
どおやら、TVシリーズのその後のような事なのだろうか?絡み合う人間関係がなんとなくにしか分からない。なんとなくでは、この物語が分からない!
ひたすらにヴァイオレットが健気で可愛いのだが…そのギャップ萌を喜べない。
シリーズから観てた人は悔いはないのだろう。劇場の至るところからすすり泣きが聞こえてくる。
感動を共有できない事に後悔…。
ただ、それでも140分は長すぎる。
やたらに情景カットは多いし、なんだか前振りの絵もいたるところが長い。
冒頭で煽ってくる音楽もしつこい。
あくまで映画単体での感想だ。シリーズを観ていて行間や意図が分かるなら、これらは真っ当な演出なのかもしれない。
まぁ、兎にも角にもヴァイオレットだ。
あぁ、もっと、心ゆくまでヴァイオレットを愛でてあげたかった。声優さんも素晴らしく、情感が溢れるというか、ヴァイオレットとのシンクロ率が高かった。
この人のお芝居好きだなぁ。
ヴァイオレットが主人公なので、ヴァイオレットの作画に力が入るのは当然なのだが、驚いたのは水の表現だ。
雨といい、海といい…臨場感に溢れてる。
高性能なソフトでも出現したのだろうか?
とても馴染んでた。
あと、SEが別次元!劇場のスピーカーのせいではないと思う。奥行きがあるというか、湿り気があるというか…響き方とか、凄いこだわりがあったように思う。そっち方面の専門家でもチームに組み込んだんだろうか?素晴らしかった。
あの惨事を経ての、この作品。
応援の意味も込めて劇場に出向いたのだが…予習を怠った我が身を悔やむ。
きっと良い作品だったに違いない。
勿体ないことしたッ
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