「やっと見れました。」劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン Normanさんの映画レビュー(感想・評価)
やっと見れました。
続編が決まったとすごく楽しみにしていた
ヴァイオレットエヴァーガーデン。
ついに公開が決まり公開してすぐ観ることができました。
映像も綺麗で、あの頃のヴァイオレットを久しぶりに見れて嬉しかったです。
50年分の手紙を書いていたあの頃の、孫が生まれて、その子がヴァイオレットを探すシーンからスタートします。
既にアニメと話が繋がっていて、アニメから見ていた
こちらとしては、嬉しいとゾクゾクとワクワクでした。
アニメのラストでヴァイオレットちゃんが
ハッとした表情をしたときに、ギルベルトだったのかな?
なんて妄想もしてましたが、映画を見ると、あれは全然ギルベルトではなかったですね。
どこかで生きているんじゃないかと信じていたけど
本当に生きていたなんて。
あんなに人をクズ見たく扱う兄が、ラストの方ではヴァイオレットちゃんの味方とも見える立ち位置に変わります。
生きていると知って、遠い町へ会いに行ったのに
拒絶されてしまいます。
『大馬鹿やろー!』と叫ぶシーン。
私もギルベルトへ大馬鹿やろー!ってなりました。
ヴァイオレットちゃんがどこまでもずっと思い続けてた気持ちをどうして受け止めてあげないんだよーばかー!ってなりました。
後半はもう怒涛の涙シーン続きで、映画館で声を殺すのに必死でした。
ずっと涙が止まりませんでした。
亡くなってすぐにお母さんお父さん弟に手紙を渡してねの約束、指切りをしたこと、目と鼻の先にまだ会えてないギルベルトがいるのに、その指切りの約束を優先しようとします。
どこまで良い子なのでしょうか。
あのとき少佐が言ってくれた、愛してるを、
今ならそれわかるのです的なニュアンスで伝えていましたね。
兄に背中を押されて、ヴァイオレットが乗っている
船を走って追いかける少佐!
まさかあそこで海にヴァイオレットちゃんが
飛び込むとは思わなくて、思わず声が出ました。
でも、ヴァイオレットちゃんがどれだけ少佐を思ってたかとか今までのヴァイオレットちゃんを見ていれば海くらい飛び込むだろうなと負に落ちます。
そのあと、愛してるってヴァイオレットちゃんの口からしっかり聞きたい気持ちになりました。
泣きじゃくってうまく話せないヴァイオレットのシーンは涙が出ましたが、ちょっとシーンが長くて、少佐の愛してるのくだりも長くて、一瞬冷めてしまいました。
街の人に愛された自動手記人形サービスの子がいたんだよと、切手まで作られている愛されたヴァイオレットちゃんは、少佐からの愛も、いろいろな人々からの愛も知ることが出来たのではないかなと思いました。
受付のお姉さんがおばあさんになって、博物館となった会社の建物を管理をし続けているところも、素敵だなぁとおもいました。
本当に素敵な作品でした。
見れてよかったです、ありがとうございました。
多分何度見ても泣いてしまう作品です。