「ヨハンヨハンソンに捧ぐ」ボーダーライン ソルジャーズ・デイ Kjさんの映画レビュー(感想・評価)
ヨハンヨハンソンに捧ぐ
亡くなったとは知らなかった。重厚な音が重苦しい展開によく合う。2人のおっさんがハードボイルドに絵になる。前作は社会問題を底流に倫理観も問うようなテーマ性を含んでいたが、今回はエンターテイメント要素多め。絵作りも軽め。社会問題を通底させてはいるが、そちらは焦点が霞む。手話のくだりなどはキャラ設定のための道具のように思える。展開も多少無理がある所が散見される。アフリカだと何してもいいわけではないし、メキシコ警察の扱いも雑すぎる。
おっさんワールドに酔えるか否か。個人的には好み。おっさんと言えば対極にある少女の存在。伝統的構図。イザベラの存在感はベテラン俳優に引けをとらない好印象。ショートカットは尚更よし。
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