ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのレビュー・感想・評価
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161分は長過ぎと尻込みしたけど…
前半導入部分がグダグダで、とっ散らかった散漫な群像劇かと失望しましたが、さすがタランティーノ監督、結局最後まで飽きずに楽しませていただきました。
スティーブ マックィーンの「ブリット」が公開され大ヒット。カルト集団マンソンファミリーによるシャロンテート殺人事件。東海岸ではウッドストック。そして後年「スピリットが失われた」と、イーグルスが唄った1969年。そんな1969年のハリウッドのお話です。
全編フィクションとの事ですが、ノンフィクションみたいな箇所もいくつかあり、寡黙で謙虚イメージのブルース リーが実は横柄で大言壮語、ブラピにボコられるシーンはいかにもありそうで笑えました。
言葉の壁もありますが、当時の時代背景をもう少し学んでから見ると数倍楽しめそうな作品でした。
エンターテイメントの裏側
1969年のハリウッドの映画役者の生き様、苦悩と時代背景もドキュメントと思うばかりの表現がウィットに富んだ内容で楽しい160分でした。印象に残ったのは、燃費が悪いデカイ排気量のアメ車のエンジン音、排ガス。
当時の喫煙が当たり前な史実の再現で無理した喫煙シーンは大変だったろうと感じました。
最近のエンターテイメントには喫煙シーンもはばかれる中で久々のシーンでした。
50年も経つと大きく変わってしまうのですね!
面白かったです。
ストーリーはないです。群像劇です。
私はシャロン事件を知らなかったです。
普通なら飽きてしまって30分ぐらいで見ていられなくなるような話をタランティーノがとるとこんなにうまく映画にしてしまう。それは俳優の魅力、キャメラワークそして音楽の使い方から来ているのだろう。とはいうものの脚本は全くクソでもなくところどころに面白もいエピソード持ってきてやってそれなりに飽きないような工夫がされている。またはシャロンテート事件の伏線が早くから張られており事件を知ってる人だったらばそこんところがどうなるんだろうというサスペンス効果を生んでさらに飽きずに見ることができたであろう。カメラワークで特徴的なのがクレーン撮影だー。何度もクレーンで上のほうに上がっていってて上から俯瞰で見下ろすというシーンがある。これは一体どういう意味があるんだろうと思って見ているといちばん最後のところがそーゆーカメラワークになっている。そうかこれはきっと 。 。 。という意味だったんだなぁとそこでなんとなく感じられたのでよかった。また途中にカメラがフェンスのほうにぐっと近づいていき乗り越えていくかと思ったら手前で止まるというシーンがある。このカメラワークが伏線になってラストシーンのところで上手く効果が出ている。
もう一度見ればもっといっぱい発見があるかもしれないがとにかくこの映画は長い。そしてあまりおもしろくない。だから私がこの映画をまた見直すのは数年先になることだろう。
タランティーノはいつも映画をフィルムで撮影する。それはデジタルで撮影するよりもフィルムで撮影する方が美しいからだ。フィルム撮影の美しさは特に複雑な自然光が当たった時の人肌に出る。また背景のボケ味が全然違う。よく注意して見ていただければ誰にでもわかることだと思う。映画監督よ、映画はフィルムで撮影してくれ。
親しみのレオ様、憧れのブラピ
ネタバレはなし。
子供の頃から20年以上に渡って、このスター二人の映画を観て親しんできた世代としては、同じスクリーンに写っているだけでテンションはマックス。しかし内容も期待を裏切らない良い作品だった。キャラクターを個性的にみせるのに十分すぎる程時間を割き、そしてそれがのめり込む最大の要因となっていた。
■「親しみ」のリック(レオ様)
リックは自己評価が高くて落ち目の自分が許せない、時々ヒステリックになる様が不器用で愛らしい。輝く未来を見出せず、常に不安に陥っている様がこの世知がない現代日本においても共感でき、親しみやすい存在となっている。
■「憧れ」のクリス(ブラピ)
一方クリスは落ち着き払ったナイスガイ、人生流れるがまま、まあ成るように成る、死ぬこと以外~傷、といった体で内外伴ったイケメン。このどっしり感がリックの親しみやすさとは反対に、自分もこうありたいと思えるような憧れの存在として描かれている。二人の対比が良く映える。
■お茶目美女シャロン(マーゴット・ロビー)
実在した人物、シャロン・テートをマーゴット・ロビーが、そのクールビューティーな外見とは裏腹にお茶目で愛らしさいっぱいに演じているのがまたいい。自分の出演映画を観る観客の反応を楽しむ姿とか個人的には劇中で一番可愛いと思ったシーン。
昔々あるところに…
びしびし伝わってくる当時の空気感。ぞわぞわしました。話は淡々と?不気味に進むんだけど、ディカプリオとブラピ、やっぱりすごい。(語彙力浅い…) 全く飽きなかったです。マーゴットは役にはまっていたし、ジュリアバターズ、可愛いではなく綺麗と言う言葉がぴったりだった。もっと有名になりそうな女優さん。 最後、意味がわかるまで30分かかってしまいました。そして、ルークペリーの遺作だったこと、見終わって思い出しました。
ネタバレ厳禁映画、ご注意下さい
最初に観たのと2回目以降に観たのとではストーリーの印象が全く別物になる映画ですので、ネタバレに気を付けて書ける範囲で…。
まずブラッド・ピット、終始一貫して格好いいです。
それ以上にレオナルド・ディカプリオ、演技派俳優の仲間いりという噂は本当でした(すでにオスカー獲ってますからね😅)、凄いです。
ただ、どこかの評論家が、タランティーノ作品の最高傑作、と宣伝していましたが、それは違う❗と断言できます(その評論家の方は過去の作品をきちんと観てないと思う)。
今作で取り上げた題材が、映画オタクのタランティーノ監督にとって“最も愛するもの”なだけに、どこか遠慮があったのか、淡々とした“愛の物語”になっているのかも。
ただ、これが他の監督のものなら、十分合格点ですし、要するに期待過剰だったのかもしれませんね。
賛否両論ありそうなラストについては、ご自身でぜひ確認してください。
あの事件は知っておいてな
タラ映画は長い。161分。それもなんてことのない日常描写とか長い会話だったり。だがそれが不思議なグルーヴを産み、奇妙な映画体験となる。今作もそう。
舞台となった時代へのQ監督からの愛。車のやや後ろの今はほとんど見ないアングルから映されるハリウッドと流れるロック。西部劇・TVショウ・イタリア映画etc…。
ディカプとブラピへの深い愛もビンビンに感じたな。
ラストについては言わぬが花ってことで(最高)
ジワジワ系タランティーノの最高峰。(一見さんにはお勧めはしにくいよ)
刺激が足らない。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』字幕版
*主演*
レオナルド・デカプリオ
ブラッド・ピット
*感想*
タランティーノ作品を見るのは久々で、さらにレオナルド・デカプリオとブラッド・ピットが競演するというので、公開までワクワクしてました。
僕はまだ若いので、昔のハリウッドの世界観についてこれなくて苦戦しましたが、当時のTVや西部劇などの映像がとてもリアルに思えましたし、作り方が上手いなって思いました。
落ち目な俳優リックとリックを支える相棒でもあるスタントマンのクリフが苦楽を共に過ごすのですが、全体的にダラダラ感があって、何度も眠たくなりました。(笑)
タランティーノだからなんかこう~刺激的な演出がたくさんあるのかなって思ってましたが、非常に少なかったのが残念。ラスト13分のシーンは思わず苦笑いしてしまいましたね。。(^^;
刺激的な演出やマーゴットロビーともっと絡んで欲しかったな。長い割にはイマイチでした。
でも、昔のハリウッドは文句なしです。タイムスリップしたかのような感じ。
総じて、内容的にはイマイチでした。ラスト以外は、タランティーノ監督らしくないかな、、
刺激が欲しかった~~ 残念!
タランティーノ監督はクセになる⁉️
『○○○○はくせになる』
『○○○○にご用心』
『○○○○は難しい』
パルプフィクションだろうが、ジャンゴだろうが、一度味わってしまうとクセになるのが、タランティーノ監督だと思います。
数年に一度の書き下ろし長篇の新作を心待ちに、発売日が発表されると居ても立っても居られなくて、発売日の朝は出勤前に開いているターミナル駅の書店に寄ってしまう。村上春樹さんの小説はいつもそんな風に手にして、読み始めた途端グイグイと物語の中に引き込まれていく。だけど何年も待ってたのに早く読み終わってしまうのがもどかしくて、後半は次の週末まで我慢する。
タランティーノ監督作品への想いも、限りなくそれに近いものがあります。冒頭の『 』は文芸評論家などによる村上春樹さんの評論本のタイトルですが、○○○○の中にタランティーノ監督の名前を入れてもそのまま通用するほど、どちらも中毒性は強力です。
というわけで、私の場合、リアルタイムで新作を味わえるそのことだけで、ほぼ無条件に肯定的に受け入れてしまいます。
これまでの作品同様、本作も優に2時間を超える長尺ですが、長篇小説と同じで、背景や人物イメージを我々受け手側に伝えるのに効果的なシーンしかありません。しかも説明的な場合も緊張感やユーモアが散りばめられていて面白いのだから堪らないですね。天才子役の女の子との会話のシーンも全体の中では僅かな時間なのに、描かれていることの滋味を思い出すだけで泣けてきます。ディカプリオ絡みのシーンを集めれば、劇中劇だけで映画1本味わった気になれるほどです。
ところで、タランティーノ監督の多才、多趣味、オタク振りは色々と語られているようですが、『薄汚れた足の裏』フェチってありましたっけ?
いろいろ楽しめた映画だった。
「ワンス・アポン・ア・タイム」というタイトルだけに、少し昔が舞台で、更に昔を振り返る場面がたくさんあった。レオ様とブラピのファンとしては同じ映画の中で二人を観れることがとてもうれしい。それだけでも観る価値がある。とても長い映画だけれど、リック(レオ)とクリフ(ブラピ)のよい関係が映画の進む流れに沿って、徐々に描かれていくことや、ほんの少しの格闘シーン、ほんの少しの笑えるシーン等々、いろんな要素が詰まっていて飽きずに観ていられた。レオ様はかつての人気俳優から少し落ち目になった俳優役で、泣かせるシーンがいくつかあった。女の子とのシーンが良かった。ブラピはスタントマン役だけれど、スタントをしているシーンはほぼなくて、謎が多く、かっこよさを全面に出していない役。でもかっこよさを隠しきれていない。ずっと平和な流れだけれど、最後はちょっとびっくりな流れに変わる。なかなかいい映画と思いました。
最高のタランティーノ作
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のジャパンプレミアに参加
2019年8月26日
1969年ハリウッドが永遠に変わった年。
あの頃のハリウッドが目の前に...
渦巻く陰謀と運命がゆっくりと絡み合う...
カルト集団マンソンファミリーが起こしたシャロンテート殺人事件を軸に描き笑いに溢れ興奮止まらない
タランティーノ作品の中で最も印象強い物語...
全てのシーン、全てのショットに監督の天才を感じ、古き良きハリウッドに、ハリウッド映画愛の詰まった知ってれば知ってるほど面白い最高映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
タランティーノ監督らしさ全開で歴代作品の集大成とも言える今作本当に最高!
レオナルドディカプリオ、ブラッドピットの熱演はこの映画をより素晴らしくより特別なものに!
8月30日公開!!!!!
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