ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのレビュー・感想・評価
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主役は犬? 終わったとき→コレだけ?
二大スターと名監督、そしてハリウッド史実に基づいた映画、期待するなという方が無理。
見終わったが、夫婦で顔を見あってしまった。・・・ア然、右前方にいた夫婦も同じ、というより劇場内がそのような雰囲気。
テンポが悪い進行だが、シャロンテート事件がいつ起きるか? 期待をもって見ていた。そして結末。
金返せ・・!
映画通の玄人向け
時間があっという間です。
3時間近くの上映と史実が暗いのでどうなるのか不安と楽しみがありましたが、タランティーノ映画らしい映画達への心がこもってました。
時代背景とはいえ、ポランスキーやブルース・リーなど実在する人物を使う必要があったのか疑問に思ってます。ポランスキーのインタビュー自伝映画でかなりのショックを受けていると話してますし。
あとは、古い映画を少しでも知らないと寝てしまう恐れがあります。映画が好きな人は楽しめて、あまり観ない人にはつまらないかもしれません。
それと、1969年当時に若かった人に話を聞いたりしたら、多くの方が事件を知ってましたが、シャロンの映画を知らなくてなかなか興味深いです。私も知らないですが。
人に薦めるのは悩みますが、タランティーノや映画好きなら観ても良いと思います
タメにタメた その後に
クエンティン・タランティーノの9作目で、60年代後半のハリウッドを舞台に峠を過ぎた俳優(デカプリオ)と付き人(ブラピ)の日々の話。
主役の二人とロマン・ポランスキーの妻シャロン・テートと狂信的な集団マンソン・ファミリーを平行して描写し、'69年8月9日に実際に起こった事件予感させるように話が進む。
タランティーノの描写には冗長だなと思ってしまうことがあるんだけど、複数のエピソードが集束され、8月9日に向かってどんどん空気が圧縮されるような感じにヒリヒリする。
ブラピに銃が突き付けられるのを切っ掛けに極限まで圧縮された空気が、弾け飛ぶような怒涛のバイオレンスシーンでは「イャッッホォォォオオォオウ!」となりました。
予習必須です!
ストーリー性がさほど無いように感じたにもかかわらず3時間近く飽きずに観られ、エンドロールで「エッ、もう終わり⁈」って感じたので私の負けです!でもテレビで(この前まで頭ツンツンのツッパリを演じてた)伊藤健太郎さんが「予習してから観た方がより楽しめる作品です!」って朝のZIPで解説してたので真面目に予習して臨み大正解でした。評価の高いみなさんはおそらく予習をしっかりしたよい子たちなんでしょう。カルト集団『チャールズ・マンソン』および『シャロン・テート事件』を知らないで観てしまうと???になってしまうでしょうネ!映画全体のテイストとして古き良き(?)ハリウッド映画の空気感満載なんだろうなって感じます。(まだ小さかった頃なので想像の域は超えませんが)
『グリーン・ホーネット』の加藤(ブルース・リー)は面白いですね。当時学校に手作りヌンチャクを持ってきて先生に没収される悪ガキが学年に何人かいたのを懐かしく思い出しました。それにしても50代のブラピ、より味が出てきてカッコ良すぎでしたし、今までにないダメダメ レオ様も素晴らしかったです。脇にアル・パチーノやダコタ・ファニングやらメジャーところがさりげなく出てて贅沢なこと!でも特筆すべきはレオ様と絡む子役のジュリア・バターズがメチャメチャ可愛いこと、ヤラレちゃいます、最高でした。
一体俺は何を見せられていたんだ?
タランティーノ最高!
予習必須ワード「シャロン・テート事件」
実際に起きた事件を縦糸、どこかにいそうな男2人を横糸に語られる御伽噺。
ハリウッド落ちこぼれ兄弟へ向けられた愛が本当に素晴らしい。タランティーノって優しい人なんだね…。
それはそれとして、終盤に訪れる容赦なき一転攻勢も素晴らしい。
140分間で積もり積もった「どうしようもなさ」が見事に霧散します。タランティーノって容赦のない人なんだね…。
ただね、そこに至るまでが余りにタルい。
シャロン・テートやハリウッドの近代史についてはもろちん、何より例のヒッピーファミリーについての基礎知識がなければ
中盤数十分、退屈で意味不明なシーンを延々と観続けるハメになるでしょう。私がそうだったから分かる。眠かった…。
野郎の友情もハリウッド愛も素晴らしい。でもやっぱり、タルかったのも事実なんだよなぁ。
とにかく予習必須です。
(追記)
9/14、2回目鑑賞。
★3.5から4.5に評価を修正させていただきます。
物語のバックグラウンドを理解した上で観ると、格段に面白いですね。
あぁ^~ブラピ格好ええんじゃぁ^~ディカプリオ可愛いんじゃぁ^〜
ブラピ、かっこいい~!
強力な睡魔と戦いながら
強力な睡魔と戦いながらの観賞
コレ普通の人なら寝るでしょう
結局 タラ監督が好きな理由はラストのハチャメチャなので
もはや大監督?になったので なんか以前の必死さとか 毒とか 変態性とかが感じられない
余裕しゃくしゃく て感じで 悪く言えば鼻につく
ラストは観客サービスだとすると
結局 タラ監督の作りたい映画と こちらが観たい映画が違うてことなんでしょうかね
なんか残念!
でもタラ監督が観たい映画て 本当にコレなんかなぁ
もし違うなら 大監督だから今回は作りたい映画でいいから
次は以前みたいに自分が観たい映画作って欲しいなぁ
世界再現。
これぞ映画体験!
私には作品内で出てくる固有名詞、その背景の全てが分かるわけではなかった。
おそらく、4分の1も理解できていないだろう。
でも、この作品は私を楽しく、幸せな気分にさせてくれた。
それは、この作品が上手く60年代末期の無邪気さを生き生きと描いており、私もその時代にタイムスリップしたように感じさせてくれたからではないかと思う。
作品内でも触れられているように、60年代はベトナム戦争の停滞、カウンターカルチャー台頭の時代ではあったが、まだ皆がより良い明日を純粋に信じられる時代だった。
前途洋々のシャロンはもちろん、ヒッピー達だって純粋さからの生き様だった。
いや、私はその時代に生まれてすらいない。
だから、本当は知らない。
でも、多分そうだったというよく分からない確信がある。
そう思わせてくれるほどに、この作品は60年代末のハリウッドを追体験をさせてくれる。
監督自身がインタビューで答えているように、今はデカプリオだから、ブラピだから、タランティーノだからといって映画館に客が波を打って押し寄せる時代ではない。
だからこの映画のように、全てを理解をできなくても、登場人物たちが確かに存在していたように感じさせ、観客をその舞台に放り込んでくれる映画体験こそが、映画を観る理由なんだと強く感じさせてくれた。
60年代のアメリカを見事に再現!
どうして1秒も眠気が来ないのか
極上のハリウッド・ドリーム!!
レオ×ブラピ×タランティーノのタッグはやはり最強だった!
まさに1969年にタイムスリップした気分で最高に面白い「おとぎ話」でした!
主人公はレオナルド・ディカプリオ演じる落ち目の俳優リック・ダルトン。
そしてブラッド・ピット演じるリックのスタントマン(兼奥さんw)であるクリフ・ブースの二人。
そして、マーゴット・ロビー演じるこの映画のキーパーソンであるシャロン・テートの三人の視点で当時のハリウッド業界を描く群像劇であります。
まず、この映画は語りたい事がたくさんあり過ぎて、どこから話して良いのか迷ってしまいます!(笑)
しかし、タランティーノから「ネタバレ禁止令」が出されているのでいくつか絞ります。
①ディカプリオとリック・ダルトン
今回はディカプリオとブラッド・ピットというハリウッドスター二人が共演するというだけでも凄いことですが、どちらもキャラクターに見事にはまっていました!
ディカプリオは落ち目のスター俳優という役柄ですが、考えてみたらディカプリオ自身も最近は映画に出演していなかったので自身も少し落ちぶれ気味だった可能性も(笑)
そんなところも、落ち目のリックにはまっていたポイントなのかなとも思います。
リックのキャラクターは実力はあるものの(観た感じそう思えた)、ちょっとした事で気が沈んでしまう繊細な人物で、その感情的になったり繊細な演技がまた素晴らしい!
②ブラッド・ピットとクリフ・ブース
彼演じるクリフ・ブースはリックの専属スタントマンでありながら雑用を難なくやったりする相棒であり親友でありますが、リックを支える姿はどこか献身的に支える奥さんのようでした(笑)
もうこの映画のヒロインはクリフと言っても良いんじゃないの?(笑)
普段は穏やかだけど、スタントマンの性なのかどこか危うい部分も兼ね備えていたりと色々と個性がある人物で、それをブラピが熱演していました!
忘れていたけど、ブラピは筋肉質ですね!服脱いだときの鍛えっぷりはヤバいです。
あと個人的に犬との絆も良かったです。
③マーゴット・ロビー含めたキャスト陣
実在してた人物の再現度も凄まじいです。
マーゴット・ロビーのシャロン・テート似すぎです!
スティーブ・マックイーンも凄く似てました!
また、デス・プルーフでキチガイなスタントマンを演じたカート・ラッセルがスタントマンの長というのも面白いし、アル・パチーノも出番は少ないですが凄く楽しそうでした!
④69年当時のハリウッドの再現度
これは本当に素晴らしかったです!
タランティーノの映画は他の作品でも撮影のセット等をこだわって作り込んでいますが、先ほども話したように本当にタイムスリップしたかのような再現度です。
そして、映画の撮影スタジオのセット!
このワンハリの話の中で撮影される作品のセットという形ではありますが、何ですかあの作り込みは!!
当時のハリウッド映画の裏側がこんな風になってたのかと言わんばかりのこだわりで、まさしくお金がかかった映画のセットと言わんばかりの作り込みでした!
また、都市の風景にもこだわりがあって、当時のアメ車がこれでもかと言うくらい至るところに走ってたり停まってたりしてました。
これだけ作り込んでいながらよく製作費100億円以内に落とし込めたものです。
その他にも、スティーブ・マックイーンの「大脱走」を含めた映画の小ネタがちらほら出てくるので知ってる作品があればピンと来るものがあります。
これだけ好きだった点を上げながら唯一好きじゃなかったところをあげるとしたら、終盤に入る前のある重要な展開における場面の切り替えが少しあっさりし過ぎてたのでもう少し長く余韻を持たせて欲しかったくらいですかね。
今回も会話のシーンもありますが、ハリウッド映画における俳優やスタントマン、撮影の裏側といった映画マニアとしては興味深いネタが満載なので全然ダレなかったです。
そして、今回は比較的映像で魅せる演出が多かったり血みどろな暴力シーンもそんなに無いので、他のタランティーノ作品と比べても観やすいと思います。
ただこの映画は多くの人が言ってる通り、シャロン・テートの事件とマンソン・ファミリーの事を予習してないと置いてきぼりになってしまいそうなので、観る際はこれらを頭に入れて観た方が確実に楽しめます。
またこの映画は映画業界の裏側に対していかに興味があるか、そして60年代の映画や俳優の事を知ってるかで好き嫌いが分かれると思います。
ですが、個人的に近年のタランティーノの作品の中では一番好きな映画かも知れません!
愛が溢れまくり
1968〜1969年の、タランティーノが愛するハリウッドへの想いが溢れた、厨二病作品。
前半は、西部劇が過去のものとなった、往年の中堅西部劇スターの凋落ぶりを描く。
これは、ジャンルを変えれば今にも通じることで、全ての映画へのタランティーノの愛が溢れて漏れまくったターム。
後半は、カルト宗教の殺人事件ファイルを読んでると、必ずぶち当たる例の「チャールズ・マンソン」が率いるヒッピー軍団による、「シャロン・テート殺人事件」が絡んでくる。
そして、ラストは良識派が眉をひそめるんじゃないかというくらいの、凄まじい暴力。
「絶対マンソンを許さない」という、 タランティーノの想いが爆発していて、正直大爆笑と感動が一緒にやってきましたよ。
主役の二人は、実在しないフィクションだけれど、周りは実在した人物や作品を取り入れていて。
『ミセス・ロビンソン』『サークル・ゲーム』『トリート・ハー・ライト』、そして『バットマン主題歌』など、リアルタイムでは知らない私でも知ってる、名曲の数々が流れ。
映画『大脱走』のシーンが使われていたり、ブルース・リーがシャロン・テートにカンフーを教えていたりと、タイムワープさせてくれた気分になりました。
映画好きにはたまらない!
一般娯楽作品を求めて行った人には「よくわからない長ったらしい独りよがり」となる、正調タランティーノ作品でありました。
もちろん私には大傑作(でも人には勧めにくい)。
あと、ブラッド・ピッド最高!
犬最高!
温かな眼差し
往時のハリウッドへの愛が全体を貫く大きなテーマで、潜在的に進行するシナリオにドリブンされるというよりは雰囲気重視。
そうした雰囲気を構成するディティールを隅々まで楽しむには、同時代を近くで体験してきたり、呆れるほどの知識を持っている必要があるだろう。
それはきっと、たとえば日本人がシャボン玉ホリデーの物語やトキワ荘の物語、あるいはドラクエ誕生譚などを見聞きしたとき、飛び交う固有名詞や当時の風景、音楽などを懐かしみ楽しむようなもの。自分が楽しんだところなど、ほんの表面的なところなのだろう。
「映画史を変える13分」は、巧いミスリード。豆鉄砲を食らったのちに、そうして終わらせたかった監督の想いに温かい気持ちになれる。
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