ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのレビュー・感想・評価
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中だるみが・・・
好きな監督なので、全部の作品は観ていますが、それでも今作は長い!と感じてしまった。
MG-TDやカルマンギアといったオープンカーの良さ、ナローポルシェの格好良さ、再現された昔の街並み等々、印象に残る名シーンは多いのだけれど、デカプリオの西部劇撮影の下りで集中力が切れてしまった。
その代わり、デカプリオの相棒であるブラピが最高に格好よくて、ブラピのシーンはどれも引き締まっていて飽きさせない。
最後は、いつもの調子でまとめるわけですが、ちょっと長すぎたという印象を受けた。
よく言われることだが、マンソンファミリーやシャロンテート事件のことは予備知識で持っていないと、さらに、はぁという印象を受けること必至でしょう。
自分は好きだ‼️
面白ければストーリーなんていらない
タラの個人的趣味全開の作品だが切れ味に欠けた
映画全体、タイトルからエンドロールまで1960年代後半の空気でパックしたよ!こういうの作りたかったんだ!というタラ監督の声が聞こえてきそうな作品。その意図には成功している。当時のアメリカのテレビ、映画を同時代で体験してるアメリカ国民には細い描写や流れる音楽が心に沁みるかもしれない。ただ、自分は日本の70年代生まれなので、時代の雰囲気づくりに成功してるんだろうな、くらいにしか分からん。シャロンテート事件についてウィキで読んでから観たから作品理解の点でまだ救われた。パルプフィクション、レザボアドッグスのような、セリフのかけあい、展開の小気味良さと観客をびっくりさせるサプライズの連続はもうタラ監督には期待できないのかも。ラストシーンのサプライズが、「やっと」見せつけられ歓喜したけど、映画の長さからしたら全体的に物足りないストーリー。ディカプリオ、ブラピ、ワンちゃんはいい演技してるよ。タラ監督、あと1作品しか作らないみたい。最終作品はどうなることやら。期待は半分程度にしておこう。今作品に期待しすぎた。
タランティーノ総決算にして鎮魂歌
ずっと楽しみにしていたワンハリ。公開2日目に観てきました。レイトながら、客の入りは8割。長尺の映画ながら途中離席する人はゼロ。タランティーノ作品は殆ど見たものの、実はスクリーンでの鑑賞は初めてでした。
始まってまもなく1969年のハリウッドの世界に没入させられます。古き良きアメリカの街並み、ディカプリオ×ブラピの軽妙な掛け合い。ノリノリのBGMにフェチの凝縮されたカメラワーク。随所に溢れる過去作品へのオマージュ。
もうこれだけで多幸感に溢れていて、なんとゴージャスな映画なんだろうと感心してしまうほどでした。
特に注目して欲しいのがタランティーノならではの"フード描写"。
マカロニサラダ、カクテル、タバコにドラック、果てはドックフードに至るまで、どれもたまらなく魅力的に映るんですよね。ストーリーに直接関係ないこれらの描写は一度見たら脳裏にこびりつくかと思います。
現実には避けられなかった悲劇的な事件。それまでのアメリカの"空気"を一変させてしまったあの事件へのカウンターであり、タランティーノのこれまでの全ての仕事の総決算でもあるという。非常に高度にバランスのとれた映画でした。
ある意味、タランティーノによるニューシネマパラダイスと言っても過言ではないと思います。
だから映画的快楽に溢れていながらも、どこか懐かしく、後味が苦い。そんな深みのある作品に仕上がっています。
活気溢れる当時のハリウッドを、映画というマジックで永遠の物にしようとしたタランティーノ。
その思いを考えると、クライマックスのシーンには涙を禁じ得ませんでした。
あ〜あ、やっぱりタランティーノ
タランティーノ文学
うん、タランティーノだな、と。いまかかってるどの映画より魅力的で面白いと思うのだけど、個人的にそれほど興奮しないのは、どうしても不器用な映画に見えてしまう。ディテールの面白さはあるけど、縦にぐいぐい押していかない、という。しかしいまやその不器用さも武器みたいな感じなのでもう何も思わずタランティーノだな、と。
しかしタランティーノでなくてはなし得ない豪華さ。この小さな話にふんだんに予算をかけて、と、そのカリスマ性には脱帽する。年取ったイケメン俳優のダサかっこよさ、まさかのどんでん返しというかちゃぶ台返しというか、あろうことかのファンタジー。逆にシャロンテートやると聞いてこれを見せられると、やはり語り口の巧さ、というか、文学的だな、と思ったりする。
ブラピのワイルドさ、レオの癖あるの演技が満載
どうしてこんなに面白いんだろう?
タランティーノxディカプリオxブラッド・ピット!個人的には今年最大のビッグイベント。気合いを入れてIMAXで観賞した。
主役から遠ざかり悪役しか回ってこなくなった落ち目の俳優リック・ダルトンを演じたディカプリオ。自虐的な佇まいが可笑しくて自己中だが憎めない。
そしてリックの付き人兼スタントマンのクリス・ブースを演じたブラッド・ピット。やたらカッコよくて強い。ブルース・リーとのタイマンが見もの。
とにかく1969年のハリウッドの空気が濃厚。当時の映画界、音楽界のスターたち(そっくりさんやなりきりさんたち)が次々と登場するので楽しくて仕方がない。随所にこぼれ落ちた映画愛も愛おしい。
音楽はディープ・パープル、ポール・リヴィア&ザ・レイダーズ、ジュディ・コリンズと続き、もうイントロ当て状態。テンションが上がります。
クライマックスはリックの家の隣に越してきたロマン・ポランスキーの妻シャロン・テートの事件になるかと思いきや、そこはひねりを効かせた展開に…
いわゆる「あるある」の楽しさが満載。今年のベストの一本であり、何より愛すべき作品だ。
ディカプリオよもう泣くな!
10本撮ったらもう映画をヤメると宣言なさっているタランティーノ巨匠の9作目である。公開までまあ楽しみでしょうがなかった。ブラピが落ちぶれ行く俳優・ディカプリオの付き人で1969年のハリウッドが舞台。そして重要な女優役を大好きなマーゴット・ロビーが演じるのだ。2時間41分というこれほど意味なく長尺な映画を許されるのは巨匠ならではであろう。普通なら1分でまとめるべきシーンを巨匠は5分かけてノーカットで見せるのだが、これぞタランティーノで私とすれば映画の枠をもう逸脱してず〜っと見ていたいのだ。特に無駄な長尺で秀逸なのが8歳の子役の少女と二日酔いで現場に臨んだディカプリオが休憩時間にお互い読んでいる本について会話を交わすシーン。私は女優ではない「役者」だと少女は言う。その真摯な態度をくたびれたアル中俳優はそのままに尊重して受け入れるのだ。そして「グリーン・ホーネット」のカトー役で登場するブルースリーとブラピが決闘するシーンは文句なく楽しいし、歴史を覆すと宣伝されているラスト13分はタランティーノの変態ぶりがお待たせしましたとばかりに炸裂してたまらない。
ラストはほんとにすごいじゃないか
シャロン・テート事件を知ってるだけに、最後はズシンとくるのかなと覚悟していた。そして、ラストが始まった。
こう来るのか。
あれがこれにつながるのか。
ブラピ、すげーカッコいい。
と思っていると、最高に興奮するシーンが連発され、そのたびに劇場内もどよめいて、最高潮のままエンディングへ。
タランティーノの最高傑作間違いなし。
選局も曲の使い方もさすがだね、見ていて思わずノリノリで体が動いてしまう。当然、映像もスタイリッシュだし、笑いのセンスも最高。笑わせられてしまうんじゃなくて、笑ってしまうんだよね。
ブラピの表情、仕草はあらゆるシーンで決まってる。ブルースリーがかませ犬にされてかわいそうだったけど、しょうがないね。ブラピはカッコいいから。
レオ様に引けを取らなかったあの子役はすごいね。演技力といい、堂々とした佇まいといい、美貌といい、次回作が楽しみ。
この映画は、周りに勧めて回らないと。
タラちゃん、終わったのか?
ディカプリオとブラピ共演でタラちゃん監督作。劇場予告時点で、さほどクル感じの映像無し、嫌な予感した....
案の定、つまらない作品だった。時代設定は良いし、出てくる往年スターの扱いも楽しい(但し少し小馬鹿にし過ぎ)が、なんだこの間延び感と退屈なセリフのオンパレードは。怒涛のPG12映像は本当終わり間際。160分以上に渡るアクビ連発の作品だった。挙げ句の果てにゃ歴史的事実をひん曲げて、どなたかのレビューで『メルヘン』と表現してたが、私的には単なる虚栄の糞展開作品。何の為に認知度高いシャロンテート名を持ってきてんのかと。そうくるなら、ディカプリオやブラピ演じた役柄同様に、最初から名前含めて空想の女優にしとけよ。良い意味で騙されたとか、メルヘンだあなどと全く俺には無い。戯言だ。
総じて言うと、タランティーノはもう終わったのか的作品だし、撮るならもっとちゃんとした映画を作れよと言いたい。こんな贅沢な俳優陣(演技力は各自さすが)で、予想はしてたがB級も行かないC級映画は無いだろ。
意外と笑える
久々のタランティーノ!久々のディカプリオ!
とっても楽しみにしてた!
前情報なしで観たい!と思って何も入れず観に行った!
ポランスキーの事は知ってる。シャロン・テート事件もかろうじて知ってたから良かった。
ここは情報として頭に入れといた方が良かった。
最後の最後のラストその方が感慨深い。
リックとクリフのコンビが非常に良い!
なんだか愛しい。うじうじリックもその後踏ん張るリックも、お世話上手なクリフも破天荒なクリフもとてもいい!
シャロン・テート演じるマーゴットも可愛くて胸が苦しくなる。
ところどころにえっ?笑っていい?と困惑する面白さがある。で、やっぱり音楽がいいね。
事件をもう一度叩き込んでもう一度観るとまた深いのだろうからもう一度観たい。
懐かしさを感じる映画🎥
タランティーノ監督の最高傑作!!
んん…困った
ブラピ強し、レオうまし。
最後はやっぱりバイオレンス。タランティーノらしいといえばそれまでだが、これと中盤のヒッピー退治があって引き締まったという感じ。その立役者がブラピであり、まさかLeeより強いとは。
一方のレオは、映画の役を演じながら、さらに劇中の作品の役を演じきるというさすがのうまさ。自身の置かれた状況に感傷に浸りながらも、ここぞという場面では役者魂炸裂。見ていて気持ちいい。
特にアル・パチーノとの掛け合いは必見。
全体で見るとなかなかつかみ所はないのは否めないが、全体構成や流れはさておき、主役の二人だけでなく、脇を固める女優人も華があり、当時を知る層は郷愁を覚えるだろうし、そうでない層でも場面場面で楽しむ娯楽映画と思えば結構楽しめるのでは。
二大俳優の渋さに一点。
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