ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのレビュー・感想・評価
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歴史スペクタクル
WOWOWにて前情報なく視聴。
DVDで年に数回観たい。
ただ一度レビューを書いたが、アプリが落ちてしまい全て消えてしまったため軽めに。
テーマは「あの頃を楽しむ」かな、と。
『ALWAYZ 三丁目の夕日』のように、古き良きノスタルジックを楽しむと共に、自分は全く産まれもいない1960年代への想像を掻き立ててくれる作品。
調べてみると、車や装飾品はもとより、整髪料まで当時の物を使っているというこだわりが、あの頃のハリウッドの空気感まで再現している、と思わされる。
音楽が随所に流れ、しかもセンスが良く、雰囲気の再現というだけでも充分に楽しめる。
加えてメインの3人の魅力は素晴らしい。
リック・ダルトンは、情けない自分への不甲斐なさと哀愁漂う切なさを感じながらも乗り越えていく。クリフは冷静さの中の暴力性と狂気と色気が混じり、境遇へ同情する。シャロン・テートはとにかくキュート。
それぞれの微妙な立ち位置と関係性に段々と共感していくので、ラストでは大いなるカタルシスを得られた。
女性や先住民への差別的表現など敢えて出しているのは、あくまでも"当時"を再現しているからかな、と。
観て不快に感じる方もいるだろうが、それは人それぞれ。
一つの価値観の押しつけでない、それでこその映画であると思う。
とはいえそこは映画の本筋ではなく、自身の見せたいものを作り込み、表現していく「作品」として素晴らしい。
極上のB級映画、繰り返し観たい作品。
以下、印象的なセリフ。
「屋敷は存在の証」
「兄弟以上 妻未満の奴との終焉が近付いたら、酔い潰れるのが正しい儀式だ」
「完全に酔ったリックがマルゲリータを作り始めた」
ごめんなさい。私にはダメだけど。
一言「私の161分間を返して・・・!」。
映画サイトの評価も高く、ブラピのオスカー助演男優賞&美術賞受賞作。
だけど161分の尺の長さと、「監督:クエンティン・タランティーノ」の文字を見て嫌な予感。
△いまいちな点△
・「映画の中で映画を撮っている」シーンが多い前半。
「大脱走」のマックイーンの話など、1969年頃の映画ネタが盛り込まれているようで。
その辺あまり知らないので、さらっと見てしまう。
・スタントマンの話かと思いきや、その場面自体はさほどない。
あれ?と喉に小魚が入ってる状態が続くのがなあ。
・1時間毎ぐらいに話の方向が変わり。
それはいいのだけど、ダラーんとしてる感じ。もうちょっと縮められなかったのか?。
・クライマックスシーンは、「なんじゃこりゃー」状態。タランティーノ節全開
PG12なのもうなづける。強烈すぎ。
◎それなりに、よかった点◎
・「役者とそのスタントマン」を越えた、二人の絆を感じさせるところはいい。
この作品、実際にあった事件が下敷きにあったようで(ネタバレなので書かない)。
関連作品で出てきてやっと、「それでこれか」って分かりました。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「お前ら現実だよな」。
1960年後半アメリカの予習はあった方がよいですね!
シャロンテートの事件が描かれていると聞いて、あのタランティーノ監督がどのように描写するのか気になっていた作品。
しかも、あのブラッドピットとディカプリオの2大スターの共演。
さらにさらに今をときめく美女のマーゴットロビーや言わずと知れた名優アルパチーノやら、そうそうたるメンバーが出演されていました。
アカデミー賞でもブラッドピットの助演男優賞受賞と美術賞受賞されてましたね。
もう楽しみでしょうがない!
1969年が舞台という事で、当時のアメリカはヒッピーが多く、独自のコミューンがあり自由に生きる事を求めていたようで、ダンスしたり、ドラックを利用したりしていたようですね。
また、特徴的な考え方として反社会だったようで、警察に対してアレルギーがすごい場面もありましたね。
当時の有名人としては、カシアスグレイ(モハメドアリ)やドアーズのジムモリソンなどなど。
あとは今回の話しの肝でもあるロマンポランスキー監督とシャロンテートなど。
やはり、この時代の予備知識とシャロンテート事件は予習した方が良いかと思います。
タランティーノ監督らしく、なんでもないような会話や仕草も多く、その分時間も長いです。
ただ、クライマックスに向けてどのようになっていくのか楽しみであっという間に終わってしまいました。
現実のシャロンテート事件は悲惨な事件だったのですが、映画の中でタランティーノ映画らしいラストでした。
せめて映画の中ではタランティーノらしいハッピーエンドだったのかと思います。
最後のブラッドピットのB級映画のB級演技が素晴らしかったのでアカデミーとれたのかなぁと、思ったり、思わなかったり。
正直なところ、もっと他の映画で受賞してもよいようなとも思いました。
あの体つきは素晴らしかったですけどね。
(もちろん今回の演技も素晴らしいです)
ディカプリオは流石ですね。
子役に暴力をふるった演技はディカプリオらしい怖い演技で素晴らしかったです。
オススメするには多少の説明も必要かなと思いますが、面白い作品でした。
また次回もタランティーノ監督の作品を心待ちにしています。
映画界のレジェンドであるブルースリーへの冒涜
フィクションで済まされる話ではない。
リーの娘からの抗議に何と答えたかで分かる。
事実だと答えているのである。
映画界の先輩への敬意も何もない。
ではタラ何とかいう三流映像作家の言うことは事実なのか。
リーと共演したダン・イノサントは「僕の意見としては、ブルースは決して気取った奴ではありませんでした。
撮影現場では、見せびらかすようなことはしませんでした。
ブルース・リーは、モハメド・アリを軽蔑するようなことは決して口にしませんでした。
なぜなら、モハメド・アリの業績を尊敬していたからです」と語っている。
アリはリーと戦いたいと言っていたし、猪木も階級が同じなら戦いたいと発言している。
プロ格闘家から認められた存在。
それがブルースリーだ。
名コンビ
劇場でも見たけどテレビ放送で見直し。
ハリウッドのあの頃の作品はあまり知らないのですが、知ってたら更に楽しめるあるあるネタやあれあれネタのオンパレードをあのセンスで見せられ興味がワクワク。
シャロン・テート事件関連の他作品を見た事で頭が整理されて初回よりも楽しんで見れました。正直初回は簡単な予習だけだったので頭がちょっと疲れた…笑
ディカプリオ好きとしては色々な表情が見れて最高でした。
アル中でメンタルも不安定、横柄な態度も全盛期を過ぎた哀愁とあいまって良い味すぎた〜何よりよく泣く!泣きのシーンとキメる時のカッコ良さのギャップも良いし、レオ様の成り上がり野郎は見ていてほんと最高に面白い!
そこに正反対に安定したメンタル(でもこの人も1人じゃダメだな)のブラピが並んでいるところが本当に良いコンビすぎてそれだけで満足です。
…ブラピのあのよく分かんないけど突然何かしでかしそうな雰囲気は存在感抜群でしたね、あれのがよっぽどヒッピーより怖いわ!笑
出てくる俳優さん男女諸共魅力的で映像もカッコ良くてエンタメしたぞ〜って鑑賞後が中々清々しい。
劇場で買ったパンフレットも充実の内容で色々と満足感が高い映画でした!
豪華で長い
なかなか楽しめた
アメリカンニューシネマ時代の余りにも個性的な制裁の美学
残虐極まりないシャロン・テート事件はハリウッド映画の大きな変化の時代で、ニューシネマの台頭が新しい未来を予想させていた。そんなハリウッド映画人に衝撃を与えた出来事を、タランティーノが独自の映画愛で制裁する。これまで貫いた映画スタイルを更に昇華させ、暴力の正当性を架空の映画の世界で立証している。それはひとえにタランティーノなりの熱い映画愛が存在する凄みを感じさせる。ハリウッド映画黄金期を支えた監督たちが高齢化して寡作になり、若い映画人の自由で個性的な表現が主流となるオーバーラップの時代。そこで取り残される俳優を、その後のハリウッド映画を代表するデカプリオとピットが演じる妙。泣き喚き、ひとり罵倒しひとり酔いしれるデカプリオのミニシェークスピア劇が楽しい。ピーター・イエーツの「ドレッサー」のシェークスピア俳優とバトラーの関係を彷彿とさせるふたりの共演が見事に嵌る。ピットは枯れ始めの味がいい。スパーン映画牧場場面は、タランティーノのヒッチコックばりの緊迫感充満の演出とピットの渋さで映画美学を極める。
更にラスト、自己紹介して談笑する登場人物を静かに追うクレーンショットのやさしさが堪らない。タランティーノの時を越えた映画愛が成就した美しい結末だ。
ディカプリオ様!
2大スターに釘付け
ディカプリオとブラピという贅沢すぎるキャスティング、にしては途中くらいまで平々凡々なストーリーで眠くなってしまった。ブラピとウルフオブストリートで共演していたマーゴットなので隣人と何かあるのかなーと思っていたが何もなく、そのまま、、、
その時代のことをあまり理解していなかったため、よく分からないまま、ラストシーンへ。
衝撃的な展開ではあったが、それで、、、といった感じで終わった。
不完全燃焼であったため、ネットでこの映画について調べたらシャロンテート事件のことだったと知り、一気に感想が変わった。2人の友情にも心は惹かれたが、シャロンテート事件の事をタランティーノは風化させたくなかったのかもしれない。
うーん、だけんなん?
ブルース・ダーンが出てる・・。
ブルース・ダーンが出ていますが、最初わからなかった・・・。ブルースつながりだと、ブルース・リー役の俳優さんは「死亡遊戯」に出ていたニセモノ群より似ていましたね。それから、マックィーン役の人は完全に成りきってましたね!「ル・マン」のころの雰囲気で!
日本人には・・・?!
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