「久しぶりに邦画でこんな激しいガンアクション作品を観た。しかしビミョーな作品。」ザ・ファブル 中村大輔さんの映画レビュー(感想・評価)
久しぶりに邦画でこんな激しいガンアクション作品を観た。しかしビミョーな作品。
ムダがなく、相手を必ず仕留めることができる高い戦闘能力と射撃スキルを持つ伝説の殺し屋ファブルはある日
殺しの仕事をしすぎたため、ボスから一年間殺しを禁じられ佐藤明という偽名を使い一般人として普通に暮らすことを命じられる。もしも命令に逆らえばボスから殺されるという緊張感のなか、美味しいものを食べたり
バイトをはじめてみたりと普通の暮らしを満喫していた佐藤だったが、バイト先の同僚ミサキが裏社会の人間に目をつけられ拉致されてしまう。佐藤はミサキへ恩を返すため誰も殺さず救出することを決意するがそこには100人以上の敵とファブルに憧れる殺し屋が待ち構えていた…。
アニメ化も決定された南勝久原作の大人気コミックを
岡田准一主演で映画化。時折挟まれるコメディ要素と
岡田准一× アラン・フィグラルツ考案のド迫力アクションが本作を盛り上げる。G指定(全年齢鑑賞可)だが
ほんとにG指定なのか?というほど銃撃戦の際の血飛沫がかなり激しいため血が苦手な人は注意。(僕としてはむしろこのくらいじゃないと足りないのだが。)個人的には福士蒼汰の狂気を感じる演技が見事なのだが本作は全体的にアクションに振り切ってしまったためストーリーがビミョー。しかしこの問題は「〜殺さない殺し屋」で解消されているため、個人的に本作はプロローグというポジションで観た。本作は☆4ではないかな…☆3.8という感じ。面白いよ。面白いんだけどなにかが足りない。このなんとも言えない感じを埋めてくれた「〜殺さない殺し屋」には感謝。
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