「これはアポロ・アドニス・イワン・ヴィクター・ロッキーの物語である」クリード 炎の宿敵 豆さんの映画レビュー(感想・評価)
これはアポロ・アドニス・イワン・ヴィクター・ロッキーの物語である
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タイトルはクリード。でもこれはドラゴ親子の物語でもありロッキーの人生でもある。そんなん持ってこられたら泣くしかない。
アポロの死から続く因縁、受け継いでしまった執念の戦い。でも単純に「善と悪」って描いていないところが素晴らしい。時折見せるヴィクター(ドラゴ息子)の表情が彼の生きてきた人生全てを物語っているようでとても切なくなる。
クリードは1度負けてしまうが(ルール上は勝ってる)リベンジの為立ち上がる。
その間には偉大な父親(アポロ)の重責やチャンピオンになってのしかかる重責などに押し潰されそうになりながらも立ち上がっていく。
その際の砂漠地でのトレーニングでロッキーが運転する車を追いかけるようにクリードが走るシーンがある(音楽も相まって凄くかっこいいシーンだった) 体力の限界がきて倒れてしまうんですが取り憑かれたように立ち上がる。
その時のアドニス・クリードの顔が父親アポロ・クリードに見えたんです!目の錯覚かもしれません。作品にのめり込みすぎてそう見えただけなのかもしれない。または映像に細工があったか…
えっ!?アポロ!?と…その瞬間涙が溢れ出ました。
ラスト、ロッキーでさえ出来なかったタオルをリングに投げる行為。これをイワン・ドラゴが息子のため、自分のため、やった。泣かずにはいられませんでした。
最後に…
クリードがリングに上がる入場シーンは鳥肌が立つほどかっこよかったです!
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