「なんじゃこりゃ!の衝撃で気絶しそうになるSF超珍作」スカイライン 奪還 ぐうたらさんの映画レビュー(感想・評価)
なんじゃこりゃ!の衝撃で気絶しそうになるSF超珍作
甘く見ていたらブッ飛ばされた。低予算SFとして注目された『スカイライン』の続編と言うだけでも相当な狂気の沙汰なのに、それだけに飽き足らず、この映画は中盤から全く予想しなかった展開へと転じていく。その部分を許容できるか否かによって評価は大きく割れるだろう。
ある意味、全く別の映画を無理やり接合したかのようなサプライズが、この映画には地雷のように埋め込まれている。では前作との整合性は全くないのかと問われると、それは一応ある、と答えるべきだろう。監督のリアム・オドネルは、前作のプロデューサーであり脚本家。従来の設定は受け継ぎつつも、しかし未見だからといって何か不都合になることもない。VFXはチープなようでいて、その実、なかなか堅実でユニークな仕上がり。一昔前の東京ファンタスティック映画祭でミッドナイト上映すれば大盛り上がりになっただろうが、シラフでどれだけ耐えられるかは、ひとえにあなた次第だ。
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