閃光少女
劇場公開日:2018年8月18日
解説
中国民族音楽を学ぶ少女の奮闘を描いた青春音楽ドラマ。高校の伝統音楽部に所属する少女ジンは、西洋音楽部のリーダー的存在であるイケメンのワン先輩の気をひくため、部活仲間のヨウとともに、学校で除け者扱いされているコスプレ集団と協力してバンドを結成する。はじめのうちはやる気のないメンバーたちだったが、バンド活動を通して少しずつ自分たちを見つめ直すと同時に、伝統楽器の素晴らしさを再認識する。ジンとヨウは、容姿ではなく心や強い意志が自分たちを輝かせるということを周囲の人々に証明していく。日本の人気歌手・中島美嘉が中国語楽曲を提供。低予算映画の活性化と若手育成を目指す上海国際映画祭メディア大賞で最優秀作品賞をはじめ主要部門を総なめにした。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2018/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2018」(18年7月14日~8月24日)上映作品。
2017年製作/103分/G/中国・香港合作
原題:閃光少女 Our Shining Days
配給:武蔵野エンタテインメント
スタッフ・キャスト
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日本が培ってきたマンガ原作の学園ラブコメが、中国に渡った。中国映画の伝統とかとはまったく別のところから生まれた、若者向けのライトなエンターテインメントである。
音楽学校の伝統音楽科に通う風変わりなヒロインが、意中の先輩を射止めるために伝統音楽バンドを結成するのだが、いつしか学校を二分する伝統音楽科VS西洋音楽科のバトルに発展していく。
いかにもマンガやアニメでありそうな設定で、作品のノリも確実に日本のマンガ原作のラブコメ映画の影響が色濃く感じられる。オタク文化やコスプレ文化も大々的にフィーチャーされているのだが、実際のところ、クオリティとしては日本の同ジャンルと比べてもかなりの高水準だと感じた。
これを日本映画としては光栄だと取るべきか、追いつき追い越されることに焦るべきかはよくわからない。が、海を渡って発展するほどの一ジャンルとなったことがなんだか感慨深いし、ボーダレス化することでどんどん面白い表現が生まれて欲しいと思う。
2022年9月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
メンバーの中でも千指様が最高!カッコいい。シーンで言えば、視察団がやってきたときの鉄の門を境にした西洋音楽部vs伝統音楽部。「熊蜂の飛行」なんてかなり難しいのに両者とも天晴れ。でも音楽は戦いの道具ではないという展開で大団円に収まっている。
女子十二楽坊が登場した2003年は衝撃的でぶったまげてしまった記憶があるけど、このドラマの中のような伝統音楽を重んじる音楽院があってこそ生まれたのだろう。中国人による西洋音楽なんて聴きたくない!こうした古楽器を使った演奏をもっと聴きたい!ちなみにCD買いました。
鐘が必要だとか言ってたけど、それよりもギターやベースを入れた理由を知りたい。それこそロックやジャズと民族音楽の融合なのになぁ・・・
見終わってから女子十二楽坊の動画を楽しんだのは言うまでもない。
した学園コメディ。
新しい中国90后世代の生き方、考え方が少し伝わってきたような。
中島美嘉が中国語で歌っているのも気づかないほどでいいね。昔懐かしいサウンドトラックがあれば買うんだけどな。。。
2018年9月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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アニメ・マンガ・ゲーム・コスプレ・オタク、日本発文化が中国文化圏できちんと受容、消化されて、素晴らしい形式でアウトプットされてきた。
演奏に中国の伝統楽器が用いられ、西洋音楽との合奏もあって、文化の融合も半端ない。
役柄・展開はステレオタイプを使いつつも、面白い要素も入ってくる。出てくる女の子がみんな見た目も性格も可愛い。
もう、ほとんど文句なし。一つケチを付けるとするとラストの演奏が、そこまでの演奏ほど良くなかった。