「想像を観客に任せ過ぎている気がする」駅までの道をおしえて KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
想像を観客に任せ過ぎている気がする
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あまり低いレビューは書き込みたくないのだが、あくまで個人的な感想としては、非常に退屈だった。
原作を読んでいないため、この作品に触れるのは初めて。主人公のサヤカちゃんとルーの絆や友情が描かれてそこからストーリーが発展するのかなと思いきや、いうほどルーとの関係が丁寧に描写されていない。
断片的に仲良かった描写が合間に合間に映し出されるが、それだけではあまり感情移入ができない。
そしてサヤカちゃんは背中に火傷みたいなアザがあるためか友達から虐められてしまう。
それもまたその描写だけが描かれて、その後のことは全く描かれていない。
そしてナース含めサヤカちゃんの周りの大人たちが優しくない。
孤独を助長するようなシーンは多い割には、最終的に現在生きている者との繋がりがとても薄い。
ルーを通して身寄りのないフセさんと繋がり見送り、ルースと友達になって終わるのだが、サヤカちゃんにとって本当に大切な事はなんなのかイマイチわからずに終わってしまった。
もちろんぼくがまだまだ映画を観る力や、創造する力が未熟なのかもしれない。それにしても、断片的な描写が多く、観客に想像を任せ過ぎてる気がする。
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