蜘蛛の巣を払う女のレビュー・感想・評価
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リスペット
は不死身なのかと思いました。
あの規模の爆発にもかかわらず、浴槽に入って助かる❓
毒の注射打たれながら、アントフェタミンを吸うと直ぐに復活、全速力で走りアクションしまくり❓
黒いビニールに密閉されてしまっても直ぐに窒息しそうなものなのにしぶとくしまいには、破って出る❓
蜘蛛の毒、他にも色々あるでしょうに、固執しすぎ。ちょっと笑ってしまいました。
橋のところで、橋を高く上げたので向こうに渡る時どうするのか、と心配してましたが、いつの間にか、渡ってました。
どんな橋なのでしょう❓
カミラが姉❓リスペットに、
「醜い格好して。」とか言ってましたけと、
あのカミラの眉毛、全身赤づくめの服、
いいと思っているのでしょうか❓
終わり頃、
パソコンで敵を見つけたら、外から敵に命中させていた場面がハラハラしました。敵からすれは、どこから弾が飛んで来るのが見当がつかないからです。壁からも弾が飛んで来てましたし。
北欧の雪景色が大変綺麗でした。
世界中の防衛システムにリモートアクセス出来るファイヤーフォールとい...
世界中の防衛システムにリモートアクセス出来るファイヤーフォールというプログラム(コピー不可、ファイル移動のみ可能)を開発したが、NSA(アメリカ国家安全保障局)に騙しとられたので奪い返して欲しいと開発者バルデルから依頼を受けたリスベット。NSAのニーダムという男のアカウントを使って盗み出す事に成功。が、直後に謎の組織から強奪された。
リスベットに指名手配がかかり、ニーダム、ストックホルム公安、ロシアの犯罪組織スパイダーズが、ファイヤフォールとそれを起動させる事が出来る唯一の少年アウグスト(開発者の息子)を奪い合う。
手に汗握るハードアクションという感じで、キモい場面はなく王道のスパイものよう。
後半はチームプレイで、最新機器のモーションセンサーで敵を次々と倒していくところが爽快。
圧縮袋に閉じ込められたリスベットがブドーヨーカンの如く脱出して、妹を追い詰めると、世の中のクズ野郎には制裁をくだしているのに、なぜ自分の妹を助けないのか(父からの性的虐待)と恨み言をいって飛び降り自殺。(生きてるかも?)組織を壊滅させ自分の生家を焼き払ってエンド。
リモート接続→シートベルト着用→エアバッグ強制のシーンとかリスベットの特性を活かしてる場面が良かった。
「金田一少年の事件簿」のブックカバーがついた「ゴルゴ13」。前任者があまりにもハマり役すぎた…。
ハリウッド版「ミレニアム」シリーズの第2作。
舞台は前作から3年後。個人の端末から全世界の核兵器を操ることも可能になるシステム「ファイヤーフォール」を盗み出すことを依頼されたリスベットだが、彼女の前に蜘蛛の巣のタトゥーを入れた組織が立ち塞がる。
前作『ドラゴン・タトゥーの女』の監督を務めたデヴィッド・フィンチャーだが、本作では降板しており、代わりに製作総指揮を担当している。
一応『ドラゴン・タトゥーの女』の続編ということでいいのだと思うが、何やら複雑なことになっているハリウッド版「ミレニアム」。
ややこしいポイントその①:監督が違う。
非常に作家性の強いデヴィッド・フィンチャーが前作の監督を務めていたので、どうしても彼以外の監督が作った本作を観ると「なんか違うな〜」、という感じがしてしまう。決して本作の監督フェデ・アルバレスがダメっ!という訳ではないが…。
とはいえ、シリーズの続編を別の監督が担当することはよくあることなので、ここは許容範囲内。
ややこしいポイントその②:キャストが違う。
ここが一番の問題点。シリーズの途中で役者が変わることはままあるが、メインキャストの2人、ルーニー・マーラとダニエル・クレイグが変わったのは飲み込みづらい。はっきり言って前作の魅力の8割は演者の素晴らしさだった。そこが変更されるというのはちょっと…。
しかも、役者陣は前作よりも明らかにパワーダウンしている。ギャラの問題か?
特に、前作で一躍名を挙げたルーニー・マーラが凄すぎた。あの役者人生の全てを賭けたかのようなリスベットを観た後では、クレア・フォイのリスベットでは満足できない。
ややこしいポイントその③:そもそもこれ「2」じゃない。
原作の「ミレニアム」シリーズは今のところ6巻まで刊行されており、実は「蜘蛛の巣を払う女」は第4巻。
というのもハリウッド版が製作される前に、本国スウェーデンで『1』〜『3』は映画されており、1作目の『ドラゴン・タトゥーの女』の続編を作るにあたり、映像化されている「2」「3」はすっ飛ばしてまだ映像化されていない「4」を映画化しましょう、という流れになったとしても不思議ではない。原作を読んでおらず、ハリウッド版しか観ていない自分のような観客には不親切だが。
そのため、『ドラゴン・タトゥー』の続きの筈なのに、なんかうまく繋がってない気がするぞ〜?という感じになっている。
ややこしいポイントその④:映画のジャンルが違う。
前作は謎に包まれた令嬢失踪事件を追うというミステリー映画だったが、本作は世界を核攻撃の危機から守るというとんでもないスケールのアクション・サスペンス映画になっている。映画の趣旨があまりに違いすぎてビックリしたのは自分だけではない筈。
久しぶりに発行された「金田一少年の事件簿」の新刊が、「ゴルゴ13」みたいになっていた、そんな感じ。
原作を読んでいないのではっきりしたことは言えないが、そもそも『ドラゴン・タトゥー』と『蜘蛛の巣』は原作者が違う。
「ミレニアム」シリーズは「1〜3」がスティーグ・ラーソンが書いた「正典」。「4〜6」がダヴィド・ラーゲンクランツが書いた「外典」、と呼ばれているらしい。『スター・ウォーズ』の『1〜6』と『7〜9』の関係に似ている。
これはシリーズの生みの親スティーグ・ラーソンが早逝してしまったため。
めちゃくちゃ売れている小説のため、ここで終わらせるのは惜しい!となった出版社が別の作家に続きを書かせたらしい。どこの国でも同じような事が行われているのね…。
『ドラゴン・タトゥー』は正典の作品であり、『蜘蛛の巣』は外典の作品である為、作品の趣きが大きく違うのだろう。
このような理由から、よくわからない感じになっているハリウッド版「ミレニアム」。
本作の興行は大コケみたいだし、続編はもう作られないかも…。
映画の出来はそんなに悪いものじゃない。キャラクターの魅力は無くなってしまったが、前作のシナリオがあまり好きではない自分としては、本作の方が楽しい、と感じるところも多かった。
まぁ、クライマックスでNSAのおっさんが無双し始めた時は笑っちゃったけど😅
あと、この世界のハッカーなんでも出来過ぎ問題。リスベット、なんなくNSAをハッキングしてたけど、そんな事可能なの?そこの掘り下げだけでも映画が一本作れそう。
もし、ルーニー・マーラがリスベット役だったなら、確実に前作よりも好きな作品になった筈。
映画におけるキャラクターと役者の結びつきについて、考えさせられたシリーズでした。…続編あるのかなぁ?
レビューを読んでみると原作ファンは今回の出来をお気に召さない方が多...
レビューを読んでみると原作ファンは今回の出来をお気に召さない方が多いみたいですね。
個人的にはかなり面白かったですが。前作とは確かに雰囲気やジャンルも変わっていましたが、
すんなり受け入れてしまいました。
皆さんも書いてますが前作は推理サスペンスで今回はアクションサスペンスって感じでしょうか。
ただ一般的なアクションよりもネットを使ったやり取りが凝っていて、力押しのアクションよりは
ずっと上質だったと思いました。
前作とはリスベットの女優が変わってしまったのが残念です。
シリーズ物を読んでいるわけではないので分からないのですが、あのスパイダーズって組織と
家族とリスベットの関係って最初からある設定のだろうか?前作にはかけらもそんな様子が
なかったように見受けられたので、取ってつけた感が拭えないかなと。そういう意味ではシリーズ設定を
考えないで見た方が見やすいかもしれませんね。
お姉さんとお父さんの書き込みがもう5分ほどあった方がしっくりきたかもしれないな。
スパイダーズの組織規模もなんかその辺のマフィアより小さそうな感じがするのも残念。
あとリスベットが強すぎるかな。格闘の経験者でもない限りあんなに戦えないでしょう?
じゃないと敵が間抜けに見えて嫌なんだよね。。。
思ったより好きになれました(^-^)
キャストが変わらなければもっと好きですが(笑)、爆発の時にバスタブに飛び込むスローモーションとか、凍った海(湖?)の上をバイクで突っ走るとか、追っ手が来たのかと思ったらバーガーが届いただけだったとか、好きなシーンはけっこうあります、今回の内容に関係ないシーンばかりですが(笑) 今後このメンバーだったとしてもまた観たいです(^-^)
PG12. ドラゴンタトゥーの女の続編
チェス姉妹
子供の頃のリスベット、カミラ
妻リンダDVする金持ちに私刑するリスベット
ちょっち幼くなった
双子妹は3年前に自殺
トカゲのペット。バイク
暗号
ファイヤーフォール
誰でも世界核戦争を起こせるセキュリティ侵害
NSAワシントン
PC奪われ爆発バスタブ最強説
バイクチェイス
スタッドレスタイヤなの氷湖疾走
スウェーデン公安警察
キャスト変ったので把握が大変
元軍人のNSA
犯人扱いされるリスベット
バルデル息子とセーフハウスに
蜘蛛のタトゥー
顔を削ぎ落とされ溶かされた?
スパイダーズ
毒殺者ロシア語
リスベット親父が絡んでる
注射された
撃たされた
子供攫われた
アンフェタミンで回復
ハッキングで追跡カーアクション
遠隔操作
橋跳ね上がるとは!
真っ赤な妹‼
スーパーカー
リスベット指名手配される
息子とチェス
過去はブラックホールに似ている
息子天才
ミッケと合流
パスワード教えてくれた
カミラサランデル=スパイダーズ
傷は接着剤からホッチキス
NSAを抱き込もう
携帯使ってハッキング
ブラックジャック持たせたのも意味あったのね
息子逆探知された
1時間20分弱で姉妹対峙
一瞬のすきをつきミッケと逃げたが息子が
ウォーチャイルド伝説のハッカー
チェスにGPS
勝手知ったる我が家
カミラガスマスク
罠だ
危機一髪
スタンスティック
捕まった
顧客の筈がまんまと利用されてた
ラバー圧縮きつい
16年間怨み
世界は燃え落ちるあなたのせいで
何が完了した?
捕捉、軍人の腕が
足開放骨折赤いには目が見えない
車人クラッシュ!
姉妹徒歩追跡
崖っぷち
何故助けに来なかったの?
私には戻れなかった
あなたは父を選んだ
データ削除
ミッケ表題の記事書く
見守るリスベット
記事消去
暗闇の中実家を焼くリスベット
タイトルなし
前作とはキャストも違うが、アクション色強めで、中々面白かった。白銀の世界に赤い衣装、黒のフェラーリ、デュカッティが良い。スマホやPCから、敵も味方も全てハッキングし放題。
生と死のダイブ
"ドラゴン・タトゥーの女" シリーズ第2作。
Amazon Prime Videoで鑑賞(レンタル)。
原作は未読です。
病的な痩せギスで、たくさんのピアスは自分を痛めつけているみたいで、壮絶な過去を背負って生きている。それがリスベットのイメージでしたが、クレア・フォイは合ってないなと思いました。優しくて穏やかな役の方が似合うよなぁ、と…。せめて、もっと痩せてたら良かったんだけど。
それはさておき、前作はミステリーの良作でしたが、本作はサスペンス・アクションとしてめちゃくちゃ良作だなと思いました。なのでミステリー要素は薄味でした。
封印していた過去と対峙し、リスベットが義賊的行動をしていた背後関係が明かされました。助けられなかった妹の代わりに災難に見舞われている女性を助けていたとは…
父親の犯罪組織を継いだカミラが絡んだプロトコル争奪の最終対決は、姉妹の実家へ。「007/スカイフォール」と「007/スペクター」を足して2で割ったような展開でした。
姉は生きるためにダイブ。
妹は命を断つためにダイブ。
最初と最後の対比が良かった!
※修正(2023/08/25)
過去はブラックホールに似てる
映画「蜘蛛の巣を払う女」(フェデ・アルバレス監督)から。
メモを振り返ったら、ある少年が何度も口にする
「お母さんのところに戻りたい」というフレーズが
何回か書かれていたので、少々気になったが、
核攻撃のシステムプログラムを開く暗号文
「馬は平原で静かに立つ」「今年は雪が早い」も気になった。
しかも主人公とは別に、この事件の鍵を握る少年の存在が、
どうしても頭から離れなかった。
例えば、プログラムの開け方を知っている、ただ1人の少年が、
目の前で母親を殺され、意気消沈していると思われたところ、
怯えることなく、冷静にこう答えた。
「お父さんは言った。過去はブラックホールに似てる。
近づきすぎると、取り込まれて消えてしまう」と。
そして、最後に「僕は消えたくない」とまで。
これには驚いたけれど、この例えが妙に引っかかった。
あまり過去ばかりにこだわっていると、自分というものを見失う。
だから、母絵が亡くなっても、悲しんでばかりではダメだ。
自分を失くしたくなければ、前を向いて歩け」
・・そんな教訓にもとれた例えであったからだ。
そのフレーズの意味は、物語全体を通して感じられたし、
16年前に別れた双子の姉妹が、過去となって存在する展開に、
過去に近づきすぎると危ないな・・と頷いた。
前作も見てみたい
前作を見ていなくても、内容は理解できるが見ていた方がより理解はしやすい。
物語の中心は姉妹の争い。特に考えることもなく見ているだけで楽しめるアクション映画。
原作ではスウェーデン社会における女性蔑視や差別?(父親の娘に対する虐待など?)みたいなことがテーマになっているみたいだが、本作ではそこはテーマとしては感じられない。
すごくよかった
アクションがいちいちリアルでかっこよくて面白かったのだが、コンディション調整に失敗してウトウトしてしまった。ウトウトしながらもとても面白かったので、次は1と続けて見たい。通話すると途端に発見されてしまうのが恐ろしい。
(追記)
スウェーデン版の三部作を見て、フィンチャー版を見て改めてDVDレンタルで見る。すると、スウェーデン版の三部作の後の話であった。スウェーデン版では姉の存在がなかったので後付けの設定なのだろうか。
疫病神とアメリカ人が連動して、建物の中をスキャンして超高性能の狙撃中で敵を射殺するのがめちゃくちゃかっこいい。
このシリーズは性的虐待や人身売買、武器の密売などが犯罪要素だったのだけど、世界中の核兵器を操るアプリを巡りだして、『ミッションインポッシブル』か『007』シリーズみたいになった。
ミレニアムらしさは健在
原作のファン。
ファンと言いつつ読了したのはだいぶ前なので内容は忘れつつあるが、キャストが一新しても「ミレニアムらしさ」は損なわれてはいなかったと感じる。
急逝した作者スティーグ・ラーソンの第二、第三作目をすっとばし、他の作家が代筆した四作目を映画化すると聞いた時は、時系列が混乱しリスベッドの「核」が抜け落ちるのではと心配したがそれは杞憂だった。
本国スウェーデン版より、ハリウッド版の前作【ドラゴン・タトゥーの女】の方が小説の世界観をよく表していたと思っていたので、一作目の暴力のなかの色気、フィルムノワールさが今回も踏襲されていたことが嬉しい。特にオープニング画面は今回も秀逸。
腕力では脆弱だからこそ、際立つリズベッドの魅力。元KGBでマフィアの父親のを持ち、天才ハッカーという特殊なスキルを持つパンクな出で立ちのバイセクシャルという強い個性が、同性をも惹きつける。
しかし何よりシビれるのは、彼女の決断力とその速さ。
知恵を駆使し、屈強な男たちに立ち向かう姿は、力でねじ伏せられている女性たちに勇気を持てと鼓舞しているよう。
DVで苦しむ女性や子供のニュースを見るたび、現実にリスベッドがいてくれたら…と思わずにはいられない。
本作では大分いろいろな要素が削ぎ落とされているし、一作目のルーニー・マーラの病的な美少女ぶりが目に焼き付いていてクレア・フォイの健康的な雰囲気にやや物足りなさを感じたが、ラストシーンの演技は良い。
普段は感情を表に出さないリスベッドが、唯一感情を露わにした相手、カミラ。不幸なすれ違いでは片づけられない生き方の違い。自分が棄てたのか棄てられたのか、葛藤しながら生きてきたであろう二人。
リスベッドは父親の下で暮らすぐらいなら死ぬ方がましという強い意志を持つが故に、カミラがまさか自分を待っているとは思わなかった。
他者への共感指数が弱いところがリスベッドの弱点でもあり、不幸を呼び込むところでもある。
もう一つ物足りないのはミカエルの存在感の無さ。小説では別々の場所で共闘していた二人が最後の最後でやっと顔を突き合わせるという非常にロマンチックな展開だったが、映画ではエレベーターのすれ違いという演出はあるものの中盤ですんなり落ち合ってしまうし、完全な脇役に回っていた。もし次回作があるなら、二人の絡みを丁寧に描いてほしい。
彼女が弱者の救世主たりえるのは、権力欲や物欲など世俗的な欲がないこと。
でもできれば「幸せになりたい」という欲は彼女に訪れてほしいし、それを与えてあげられるのはミカエルだけだと思う。
今のところ第四部でも絶妙な距離感の友人関係を結んでいる二人の関係がもどかしい。
しかし日本版のポスターにカミラの心の声がキャッチで使われていて、ちょっと配慮が足りないと感じた。最近キャッチでネタばれが多い気がする。
良作ミステリー「ミレニアム4」の映画化失敗
ミレニアム原作・二次原作を読了された方向けに書いています。
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バイクで氷海を渡るシーンは好きでした。舞台セットも現代芸術的。しかし、この要素はミステリー映画本筋と関係ありません。ネタバレな内容としては、アウグストが言葉を出す・リスベットの母が回想で掘り下げられない等、ストーリーへの化粧と剥脱が度を過ぎています。
Netflixで借りて、ポテチを摘みながら鑑賞する位が丁度いいでしょう。
「ミレニアム 4」以降は執筆権問題でドロップアウトした人も多いと聞きますが、今回の映画化はラーゲルクランツの実力によるミレニアムの再興の成果と勝手に思っていました。それを裏切られたことが、今では非常に悲しく思います。
パラレルワールドのお話かな、、、
原作1 2 3 4と読了してます。
あのお話を2時間映画におさめるのは、難しいと思うので、前作みたいに若干改変があるのは私の中で許容範囲でしたが、、、
今回のお話は、原作を読んでる側からしたら、改変に耐えられなかったです。
映画としては、二時間飽きずに観ることができたので、原作未読の方には面白いと思います!
ただ、私は原作の中のリスベットやミカエル、アウグストが好きなので、これが映画版です!と言われるとうーん、、、って感じ。
私の好きなリスベットは、ミカエルに、早く記事にしたいんでしょ、と嫌みったらしく言わないし、カミラに対して涙なんか流すわけない。
原作のエドがあんなに動き回って銃なんかぶっ放してたら、ちょっと笑っちゃいますね。
アウグストも、したいことや望みをあんなに簡単に口にしたりしない。
原作を読んだ方は、パラレルワールドのお話だと思って観に行くと楽しめるのかな、と思います。
Why did you help everyone but me? あれ?面白いよ!
アメリカでは盛大にコケてた「蜘蛛の巣を払う女」。前作があるが為なかなか評価が厳しい本作ですが意外と面白かったです。前作の「ドラゴン・タトゥーの女」が7年も前だったので、ほぼほぼ内容を覚えてなかったのが功を奏したのか十分に楽しめました。原作も未読なので変な先入観もなかったですしね。
色々とツッコミ所はあるものの、綺麗な北欧の風景と独特な映像、テンポの良いストーリー展開で飽きる事なく観ることができました。やっぱり映画にはテンポって大事ですよね。
主演のクレア・フォイは可愛い系なのであまり危険人物に見えないです。そこが難点と言えば難点かも。ファンの人から見ればこんなのリスベットじゃない!って言いたくなる気持ちも分からなくはないですが、観てるとこれはこれでありかも?っと思えてきます。今回は大味アクション映画なんですから、映画には合ってるキャスティングなのではないでしょうか?
「ドント・ブリーズ」が衝撃的だったフェデ・アルバレス監督もいい仕事してると思います。リスベットの部屋が襲われるシーンやバルデル教授が襲われるシーンはドキドキしました。白を基調とした風景の中、妹カミラの真っ赤なファッションとリスベットの黒の対比は印象に残るショットです。終盤何処からともなくライフルで撃たれる見せ方とか上手いですよね。でも何故伝説のハッカーが射撃も上手いのか?は突っ込んではいけない所でしょう。
そういえば前作をよく覚えてないのでなんですが、リスベットって後見人?からも暴行受けてませんでしたっけ?実父からも後見人からも暴行を受けるってドンだけ男運悪いん!?って記憶違いかもしれないからもう一度前作観てみようかな?
映像テクニックの教科書
開始からバイクチェイスまでにきっちりと新リスベット像をイントロデュース。
華麗なカメラワークと煩雑ながらも状況がハッキリわかるアクションとカーチェイス。
少し地味なキャストも確かな演技で作品として手堅いまとまり。
お話は「007スペクター」の様な家族の問題で目新しくはないがシリーズのムードをしっかり継承。
あとは出てくる男達が不甲斐なさすぎてme too臭が強め。ま、元々そうゆう物か。
見えない敵の倒し方は出色。
流石、フェデ アルバレス!
アクションスリラーです
ハッキングアクションスリラー映画として面白かった!
前作「ドラゴンタトゥーの女」は観ているが大分うろ覚え、原作も未読で鑑賞
前作との繋がりはほぼ無く、リスベットとミカエルの繋がりがあることくらいか
今作では、リスベットにあるプログラムをハッキングで盗み出すことが依頼される。それは各国の核兵器を遠隔でコントロール出来る恐ろしいプログラムであり、彼女はそれを巡る闇へと巻き込まれていく…それは図らずも彼女の過去も関わっていく…
前作を観ていなくても、冒頭で
・リスベットは何者でどういうことをしているのか
・ミカエルは何者なのか
あたりは描いてくれる親切設計になっているので安心
リスベットに関してはケレン味のきいた登場をしてくれる
彼女がプログラムを奪い取るあたりまでは静かな感じで進むが、家を襲撃された辺りから、ド派手な爆発と共にアクションスリラーへとシフトしていく。
バイクを氷上で駆け抜けるシーンやハッキングスキルを駆使しての逃亡・追跡劇は見ごたえ十分であり、腕力では勝てない男たちを彼女の頭脳プレイで出し抜いていく様は爽快だ。
ミカエルに会うために、直接会わないためとは言え、隣の建物のエレベーター同士で向かい合うなんてゆういかにも「映画」だなぁ~なんてシーンもあり、思わずニヤリ
今回はリスベットの過去が絡んでくるせいかミカエルとの関係性に踏み込む余地がないのは少々残念か
リスベットの過去については、前作や原作シリーズでどこまで語られているかは知らないが、父親が裏社会の大物という処や姉妹の存在は初登場なのだろうか?
姉妹の確執みたいなものはあまり残らなかったかなという印象
お互いが図らずも相対する関係のため、リスベットへの執着や吐露、リスベットの複雑な心境なども印象的ではなく、今回相対する必要性について少し物足りないか
ラスト、リスベットの過去を精算したようなカットになってもいたのでそこにたどり着くためのボスキャラだったかなという存在になっていた気がする。
核兵器を操るプログラムも確かに凄まじいものだが、何故アイツが狙ったのか?という疑問も残りつつ…
少々、「?」と思う点もありつつも、リスベットのハッキングスキルを活かしたスリリングな頭脳追走劇とアクションを楽しめる作品として満足でした!
リスベットの魅力で左右される作品かな
前作の「ドラゴン・タトゥーの女」はとてもエッジの効いた、ハードコアな作品で刺激的過ぎる所が多々あれど、あの世界観とアクの強いキャラクター、そしてストーリーの深さとアクションのバランスが良く、観る人の好みが分かれるが、好きな人には怖いもの見たさの刺激がたまらない作品です。
ルーニー・マーラ演じるリスベットがギラギラしながらも触れれば切れる抜身の刃の様な鋭さとポキリと折れてしまう様なか細さに天才的な頭脳とスタイリッシュな出で立ち。それでいて何処か純粋でクレイジーw、危なげながらも魅力に溢れたキャラクターで、前作を観ていれば自ずと期待をしてしまいます。
今回はキャストもスタッフも一新しての続編ですが、とにかく面白ければ問題無しなので、勿論期待をして鑑賞しました。
で、感想はと言うと…面白いのは面白いです。
ですが、どうしても前作と比べると…な感じですかね。
世界観も好きだし、映像も良い。スウェーデンのあの寒々しさと夜明けとも夕暮れとも区別のつかない天候も物語が何処に転ぶかを不安感を醸し出してる。
前作と比べて、アクション面もアツ盛りでオープニングはカッコいい。
ただ、前作のオープニングの「移民の歌」は鳥肌モノのカッコ良さだったので、比べれば劣るものも今回のもカッコ良くて好きは好きです。
じゃあ、何が問題なのかと言うと、やっぱりリスベットに尽きるかな。
リスベットの生い立ちで双子の妹と父親の話を描いているにも関わらず、リスベットが何処か人間くさい。素のリスベットとを描いていると言えなくはないですが、何処か魅力に欠けるんですよね〜。あの抜身の鋭さとギリギリのか細さを併せ持つリスベットの魅力がなんか薄い。
設計者で依頼者のバルデルの息子でアクセス解読のキーとなるアウガストを守る所なんて、何処か母性愛が感じられる。
今回のリスベット役のクレア・フォイはルーニー・マーラに比べると少し丸みがあって、優しさが見えるので、それはそれで魅力的なんですが、その分ハッチャケまくって、レッツゴークレイジー!とばかりにかっ飛ばして欲しかったかなとw
ミカエルとの友情と愛情と欲情の狭間も殆ど描かれてなくw、単にビジネスパートナーになってる。
あの、とりあえずいろんな意味でやっちゃえよ!と言うのが無いんですよね〜w
また、前回ほどアクの強いキャラも少なくて、ミカエルは普通の青年みたいになってるし、活躍は殆ど無い。
今回の敵となる妹のカミラも思った程の活躍とアクの強さも薄かったし。
み〜んな、大人になったと言うか、10代の頃の様なリピドーが迸るギラギラ感が無くなって、なんとなくマイルドかな〜w
ただ、あくまでも前作と比べてと言うだけで、普通にカッ飛んではいますけどね。
今回の監督のフェデ・アルバレスはあの「ドント・ブリーズ」の監督なだけに期待もしますし、もっとドント・ブリーズ並みに怖さとドキドキ感を盛り込めたのでは思います。
その分と言うか、前作よりもミステリー感が薄い分、ストーリーは分かりやすいし、変な捻りも無いので、入っても来やすい。
また、これでもかとハイテク戦が満載で、天才ハッカー、リスベットの面目躍如な活躍は面白いです。
ストーリーも世界観も面白いけど、この作品はやっぱり一にも二にもリスベットに左右される作品かなと思います。
リスベットの魅力は「羊達の沈黙」のハンニバル・レクター博士にも匹敵するぐらいに成り得ると思うからこそ、次回作でキャストを一新するかどうかは別として、改めてその意味と重要性を考えて欲しいかなと思います。
全29件中、1~20件目を表示