「リスベットである必然性が薄れた・・」蜘蛛の巣を払う女 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
リスベットである必然性が薄れた・・
このシリーズは北欧の風土的な重々しさ、陰湿な異常性犯罪に絡ませて非行少女風の主人公の醸し出す危うさ、サスペンスが持ち味だが4作目となると灰汁も抜けリスベットも年増になってしまい「ドラゴンタトゥーの女」を見たときほどの異端なものからくる衝撃は薄れてしまった。ハイテク応用も格段に進化しているがカーコンピュータの乗っ取りなどこれ見よがしに多用するのはいかがなものか、度派手なアクションの連続でそれなりに楽しめたが既視感があり残るものが少ない。
クレア・フォイは多才だがリスベットと「ファーストマン」の芯の強い妻役と連作してしまうと何か引っかかるものがある。
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