劇場公開日 2018年10月6日

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LBJ ケネディの意志を継いだ男のレビュー・感想・評価

全25件中、21~25件目を表示

4.5ジョンソンなんて日本人じゃ知らないよね、、、

2018年10月10日
Androidアプリから投稿

政治ものとしてはかなり面白い
反面アメリカの政治って特殊でシステムを理解していないと何言ってんの?となるかもしれない。
一番大事なポイントは両院合同での演説
太古からやはり演説って大事だなと思う
いいできでした。

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なかわんくま

5.0政治家の言葉

2018年10月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

原題「LBJ」より、邦題の「LBJ ケネディの意志を継いだ男」
の方が映画の内容を良く表しています。

難しい映画です。
登場人物は多く、政治用語が多く、説明はなく、日本とは全く
異なる政治なので、理解することも感情移入することも共感する
こともできないでしょう。

「日本が全て」と思っている人には、理解できませんし、得るもの
もありません。

1960年代の日本とは異なる米国の政治に興味があり、知識も
ある人だけが楽しめる映画です。

この映画は、日本と異なる米国の政治に触れてみるのには良い
きっかけとなると思います。

米国では、党首もいなければ、派閥もなく、自由投票で、政党によって、
法案に賛成するか、反対するかを決められることはありません。
政治家は、言葉を使い、ありとあらゆる手段を駆使して政治家を説得し、
票数を読みながら、多数派工作を行うから政治が面白いということです。
米国の三権分立は、機能していて、立法のトップは、大統領ではなく、
民主党と共和党の上院議会及び下院議会の院内総務です。

日本は政党に所属する国会議員は、党首と派閥の長とで、秘室で決められた
政党の決議によって、法案に賛成するか、反対するかは決まっています。
日本では、法案を巡り、票数を読むことや多数派工作はありません。
日本では、与党の提出した法案は議論もされず、委員会で強行採決され、
本会議で可決され、成立し、施行され、行政は法案を実行し、裁判所は、
法により判断します。
日本の三権分立は、曖昧であるだけでなく、機能していません。

LBJが言葉を使い、政治家を説得するシーンとセリフと演説するシーンと
セリフに注目すると良いです。

1865年、リンカーン大統領は、米国憲法修正第13条を追加し、
黒人奴隷解放をしましたが、黒人差別は残りました。

1937年、LBJは、テキサス州下院議員に当選しました。
1948年、LBJは、テキサス州上院議員に当選しました。
1953年、LBJは、民主党の上院院内総務になりました。
1960年、LBJは、民主党大会でジョン・F・ケネディに負けて、
民主党の大統領候補にはなれませんでした。
LBJは、ジョン・F・ケネディ大統領候補の副大統領候補として、
大統領選挙に勝利しました。
1961年、ジョン・F・ケネディは大統領に、LBJは副大統領に
なりました。
1963年、ジョン・F・ケネディ大統領は暗殺され、LBJは大統領に
なりました。
1964年、LBJは、議会で可決された公民権法に署名し、黒人差別を
無くしました。

2009年、黒人初のオバマ大統領が就任しました。

ジョン・F・ケネディは、民主党の米国大統領です。

ロバート・F・ケネディは、民主党の司法長官です。

リチャード・ラッセルは、1933年に初当選した、実力者の民主党の
ジョージア州上院議員です。

ラルフ・ヤーボローは、1958年に初当選した、新人の民主党の
テキサス州上院議員です。

リチャード・ラッセルもラルフ・ヤーボローも南部の州を代表する
上院議員で、同じ民主党ですが、政治姿勢は全く異なります。

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ノリック007

4.5めちゃ勉強になる感動作

2018年10月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

名古屋ではセンチュリーシネマ単館での地味な上映で、私自身さほど期待して観たわけではないが、ロブ・ライナーの代表作に名を連ねるべき秀作であった。

「スリー・ビルボード」で好感をもって迎えられたウッディ・ハレルソンが第36代米大統領リンドン・B・ジョンソンを演じた。ジョンソンと言えば反ベトナム戦争映画でしばしば槍玉として登場してきたものの、正直よく知らなかった。

ジョン・F・ケネディの副大統領だった彼は、ケネディ暗殺にともない大統領に昇格した。そして何と南部出身の彼が公民権法を成立させた!

勉強になるし、熱くなれるし、オススメの感動作だ。

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エロくそチキン

4.5ウッディ・ハレルソン

2018年10月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

145本目。
この人の演技に尽きるじゃないかな。
うまいし、好き。
ずっーと気になってた役者さんだしね。
ジェフリー・ドノバンが出てたのも嬉しかったな。
まさか今度はケネディ大統領。
J・エドガーでケネディ弟を確か演じてなかっかな?
バーンノーティスが好きだったから続編やってくれないかな。

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ひで

3.5JFKの後釜という苦悩

2018年9月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

切り取る角度を変えると、歴史の違う表情が見えてくる
という歴史の見方の面白さを感じた作品

まず、LBJ という名前になじみがないんだけれども
それは、リンドン・B・ジョンソン元大統領のこと

彼は、上院議員の院内総務(一番力のある人)を務めていて、大統領選挙に立候補するもJFKに負けてしまう

ケネディとは、全く正反対の意見をもつLBJ だけど、ケネディは力のある彼を副大統領に指名する。

ケネディは、敵は外よりも、近くに置いた方がいいと考えたからだ

とはいえ、世間が注目するのはJFKで、LBJの意見が反映される機会などない

ところが、間もなくJFKが暗殺されてしまう

アメリカでは「ベトナム戦争を長引かせた大統領」という評価をうけたLBJだったけれど、果たして本当にそうだったのか…
と、この映画では問いかける

大統領に就任したJFKが推し進めていたのは、黒人の権利を認める公民権であり、国民は
「アメリカに差別のない新しい時代がやってくる」と期待していた

しかし、その、イケメンでスマートなケネディ大統領は暗殺されてしまい、アメリカに「ケネディロス」の波が押し寄せる

そのケネディの代わりに「正しく法律にのっとって」大統領に就任したのは、南部の田舎町からやってきた保守的なおっさんのLBJだった

それまで、LBJは公民権に反対だったけれど、急遽、大統領に就任したことで、反対を貫き通すか、賛成するかの選択を迫られる

このLBJは、田舎から出てきたおっさん丸出しの古いタイプの政治家で、言うことも下ネタ満載だけれど、
どこか憎めないタイプ

彼は彼なりに、考え方は正反対だけれど、国民から絶大な支持を集めるケネディについて、彼が愛される理由を考え、自分も愛される人間になろうと努力していた

そんな彼の裏側の姿がここでは描かれているから、憎めないんだろうと思った

「もしも、JFKが生きていたら、もっと違う世の中になっていた」というのは、よく語られることだけど
「もし、この時ジョンソンが違う選択をしていたら」というのは、あまり聞いたことがない

今、多様性が叫ばれる時代だからこそ、この時のジョンソンの選択について、再考察するべきなのでは…
と考えさせられる作品になっている

勉強不足な私としては、ケネディの次はニクソンだとばかり思っていて
このジョンソン大統領の印象がなく
それだけでも、とても勉強になった映画だった

加えて、そのジョンソンを通して、JFKの偉大さを改めて感じる映画だった

政治とは、権力闘争で勝ち抜くためのものなのか、それとも、国民のためのものなのかを考えさせられる作品

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とえ